竹を割ったような性格の意味や使い方
竹を割ったような性格とは、裏表のない素直な性格のことを指します。竹を縦に割るとまっすぐに割れることから、このように呼ばれるようになりました。竹を割ったような性格は、裏で悪さができない特徴があるため人から信頼されることが多いです。
竹を割ったよう:《竹は一直線に割れるところから》気性のさっぱりしているさま(小学館 デジタル大辞泉より)
この言葉は、人の性格を表現したいときに使います。例えば、「あの人は竹を割ったような性格をしている」「彼女は竹を割ったような性格で好感が持てるな」といった使い方です。一般的にポジティブな意味で使われるので、褒め言葉として素直に受け取りましょう。
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類語や対義語は?英語表現を知ろう
次に、竹を割ったような性格の類語や対義語、英語表現を見ていきましょう。竹を割ったような性格は基本的にポジティブな意味合いです。言い換え表現や英語フレーズを覚えておけば、ビジネスの場面でも活躍するでしょう。
竹を割ったような性格の類語や対義語
竹を割ったような性格の類語には、「潔い性格」「清々しい性格」「サバサバした性格」「あっさりした性格」などがあります。小さなことにこだわらず、常に前向きな人柄のことです。 ただ、竹を割ったような性格と比喩される「竹」は、丈夫でありながらどこかしなやかさを兼ね備えた植物です。
そのため、竹を割ったような性格も、潔いだけではなく少し柔軟な意味合いが含まれています。 一方、類語である「潔い性格」「清々しい性格」「サバサバした性格」「あっさりした性格」は、柔らかさよりも芯が強い人を表すときに使用される言葉です。
竹を割ったような性格とは意味のニュアンスが少し異なることを理解しておきましょう。 また竹を割ったような性格の対義語には、「執念深い」があります。終わったことをいつまでも根に持つタイプでなかなか前に進めないのが特徴。なかには、仕返しをするタイミングを常に伺っている人もいるようです。
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竹を割ったような性格の英語表現
竹を割ったような性格を英語で言い換えられる表現は、まず「straightforward」です。「真っ直ぐ」「素直」の意味で、「自分の意思や意見を隠さずに伝える」という意味合いが含まれます。 「straightforward」にはネガティブな要素は含まれていないため、竹を割ったような性格と同じように使えます。海外でもよく使用される言葉なので、覚えておくと役立つでしょう。
・She is a straightforward person.
(彼女は竹を割ったような性格だね)
・Person in charge seems to be a straightforward person and everyone at work trusts him.
(取引先の担当者は裏表がない性格で、会社でも信頼されているようだ)
2つめは、「frank」です。日本語では「気さくな」という意味でそのままカタカナで使用されていますが、本来の意味は少し違います。本来の「frank」には、「気さくな」というより「正直な」「垂直な」の意味合いが含まれます。 包み隠さず発言するニュアンスがあるので、竹を割ったような性格と言い換えることが可能です。ビジネスでも使えるため、「straightforward」と一緒に覚えておきましょう。
・She is very frank.
(彼女は竹を割ったような性格だ)
・My boss is a frank person and everyone at work asks him for advice.
(上司は竹を割ったような性格でみんなが彼にアドバイスを求める)
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竹を割ったような性格に共通する特徴
ここからは、竹を割ったような性格の人に共通する特徴について解説します。自分に該当する項目があるのか確認してみましょう。
誰にでも平等に接する
竹を割ったような性格の人の共通点には、誰にでも平等に接するという態度があります。ビジネスでの出世など、自分が良い立場に立てるよう周りの人を踏み台にするなどということはありません。つまり損得勘定で人付き合いをしないので、誰にでも平等に接します。
また、相手が上司であっても自分の意見を素直に伝えられるので、会社の同僚や取引先から信頼を獲得しやすいのも大きな特徴です。誰にでも分け隔てなく接することは一見簡単なように思えますが、昇進や昇給の明暗が分かれる場面では誰にでもできることではありません。その一貫した態度が周囲の信頼度を高めるのです。