初詣で注意! 神社での参拝に避けたいファッションとは!?
お正月、近所の神社などに初詣をする方が多いと思いますが、そのときにちょっと気を配りたいのが、服装のマナー。どんな格好でもいい、というわけではないようです。今回は、美道家としてファンションのマナーにも精通している、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに伺いました。
「清潔」であることと、「T.P.P.P.O®を考慮する」ことが大事
「参拝時の服装できをつけたい最大のマナーは“清潔”であること。汚れやしわ、ほつれ、そして匂いはないか、という点に気をつけましょう。次に、参拝の目的です。神様や御先祖様へ感謝の気持ちを伝えるわけですから、相手へ敬意が伝わる服装を選ぶのがマナーと言えますね。マナーは、T.P.P.P.O®のポイントを考えることが大切です。
T(Time):どんな時、P(Place):どんな場所、P(Pearson):どんな人・相手、P(Position):立場、O(Occasion):どんな場合
これらに考慮と配慮をした服装で、参拝に参ると良いですね」(西出さん)
殺生を連想させるアニマル柄や毛皮は避ける、という説も!
「一般的に、アニマル柄などは“殺生”を連想させるという意味合いから、控えるほうが良いという説があります。マナーは、決まりごとではありませんが、それを見て不快な気持ちになる人がいるかもしれないというリスクがある場合には、避けることが無難と言えますね。
流行などでアニマル柄を来て参拝したいと思っても、それを見て不快な気持ちになる人もいるかもしれないと考える、そのあなたの思いやりの優しい気持ちに、神様はご利益を与えてくださると思います」(西出さん)
初詣に! 編集部がおすすめするファッション
清々しい気持ちで着こなしたいきれい色コーデ。カラーアイテム同士だけど色のトーンが同じなので、しっくりと馴染むのがポイント。きれいめなブラウスをトップスにインすれば、ニットパンツ×スニーカーとリラクシーな足元合わせもほっこりり見えない。
初詣はある程度きちんと感、清潔感を意識したいので、オフホワイトのボアコートで明るく。中はボタンを上まで留めた水玉ブラウスに、お参りまでの待ち時間を予想してウルトラライトダウンを重ね、防寒対策を。
マナーコンサルタント
西出ひろ子
参議院議員秘書を経て政治経済ジャーナリストの秘書を経験。その後 マナー講師として独立渡英し海外で起業した経験もあるため、グローバルな視点からマナーをわかりやすく解説している。その実績や成果は、テレビや雑誌などでもマナー界のカリスマとして多数紹介されており、「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)や「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日)などのドキュメンタリー番組でも紹介された。基本のマナーとそこに気くばりを加えたワンランク上のマナーを紹介した新刊、『さりげないのに品がある気くばり美人のきほん』が好評発売中!
『さりげないのに品がある気くばり美人のきほん』
西出ひろ子マナーサロンHP
イラスト/村澤綾香 構成/木戸恵子 再構成/Domani編集部
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