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2023.01.28

【フローリング掃除】手順や使用洗剤は?黒ずみの原因やきれいに保つコツも

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昨今では、住宅の床はフローリングが主流。多くの方がフローリングの掃除を行なっていることでしょう。フローリングは比較的掃除がしやすいですが、実はとても繊細なもの。適切な手順で適切な洗剤や用具を使うことが大事です。そこで今回はフローリングの掃除方法や注意点などについて解説します。

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フローリングとは?

フローリングとは、主に木材から作られ、表面に加工などが施された床板のことをいいます。そのフローリングの種類は大きく分けて2種類。「無垢材」と「合板(複合)」に分けられます。それぞれの特徴をみていきましょう。

真っ白な壁と大きな窓、フローリング

「無垢材」

「無垢材」フローリングは、天然の木を使った一枚板のことをいいます。木ならではの温かみや風合いが魅力。加えて無垢材は、湿度が高いときは湿気を吸い取り、乾燥している場合は湿気を放出する調湿機能があります。しかしその分、温度や湿度の影響を受けやすく、木材が割れたり、反ったり、傷つきやすくなるというデメリットも。そのため、お手入れには注意が必要だといわれています。

「合板(複合)」

「合板(複合)」のフローリングとは、複数の薄い木板を張り合わせたもののこと。表面には薄く切られた天然の木が使われています。傷や凹みにも強く、防音性に優れているのが特徴です。

また、表面にコーティング、加工されているものもあり、ワックスがけが不要なタイプも。バリエーションが豊富であることも合板(複合)フローリングの特徴としてあげられるでしょう。しかし、無垢材のように湿度を調節する機能はなく、寿命も無垢材フローリングより短くなります。使い方にもよりますが、10~20年で張り替えが必要になる場合が多いようです。

フローリングが黒ずむ原因は?

自宅のフローリングが黒くなっていることはありませんか? この黒ずみの原因は、食べ物などの油や皮脂による汚れ、もしくはカビの可能性があります。

・油や皮脂汚れ

料理をする際に飛び散った油や食べこぼし、裸足で歩くことによって足裏の皮脂がフローリングに付着すると、それが酸化して黒ずみになります。

・カビ

キッチンや洗面場、窓の周辺など、湿気が多い場所のフローリングの黒ずみは、カビである可能性も。フローリングに直接敷いたマットや布団、風通しが悪い場所などはカビが発生しやすくなります。

フローリング掃除の注意点

フローリングの掃除は絨毯やカーペットに比べると掃除がしやすいでしょう。しかし適切な洗剤や用具を使わないと、フローリングが傷ついたり、劣化する原因になりかねません。フローリング掃除をするうえでの注意点をチェックしていきましょう。

掃除機とぞうきんで掃除をしている人のイラスト

メラニンスポンジはNG

研磨作用で汚れを落とすメラニンスポンジで、フローリングを擦るのはNGです。フローリングのワックスが剥がれてしまったり、木材そのものに傷をつけてしまう可能性があるからです。

頻繁に水拭きするのはNG

フローリングは木材です。水気に弱く、頻繁に水拭きすると劣化や変色の原因になります。そのため水拭きする際は、しっかりと水を絞った雑巾などで、サッと短時間で拭きましょう。そして仕上げには乾拭きと換気を行い、十分にフローリングを乾燥させることがポイントです。

重曹やセスキ炭酸ソーダは使わない

住まいの掃除に使われる重曹やセスキ炭酸ソーダ。これらのアルカリ性の洗剤は、フローリング掃除には向きません。フローリングに塗られたツヤ出しやワックスなどのコーティング材を剥がしてしまうからです。また、木材に染み込み、傷つけてしまう可能性のある、酢やクエン酸など酸性のものもフローリング掃除には使わない方がベターでしょう。

カビとり洗剤もNG

フローリングにカビが発生してしまった場合、カビとり洗剤を使うことも避けましょう。塩素系漂白剤が入っているカビ取り洗剤を使用すると、フローリングの色が変色してしまうことも。フローリングにカビが生えた場合は、エタノールを水で薄めたものや、アルコールの除菌スプレーを薄めたものを吹きかけ、乾いた布で拭き取りますフローリングの隙間には爪楊枝を使うと便利です。板と板の隙間も忘れずに爪楊枝などで掻き出しましょう。

フローリング掃除の手順

フローリングを掃除する際のポイントは、掃除の手順です。フローリング掃除の注意点を踏まえたうえで、その手順をみていきましょう。

掃除機やモップで掃除をする人々のイラスト

1:ドライシートでホコリや髪の毛を取る

いきなりフローリングの床に掃除機をかけると、ホコリが舞い上がってしまいます。舞い上がったホコリは数時間落ちてきません。そのため、まずは掃除用ワイパーにドライシートを付けて、部屋全体のホコリや髪の毛を取りましょう。

2:残ったホコリを掃除機で取る

次に掃除機の登場です。ドライシートで取り除けなかったホコリや、髪の毛を吸い取ります。フローリングの目地に沿って掃除機をかけるようにしましょう。

4:落ちにくい汚れがある場合は水拭きをする

落ちにくい汚れがある場合は、水拭きをします。固く絞った雑巾でサッと拭きあげましょう。前述した通り、フローリングは水気に弱いもの。そのため水拭きは月に1回ぐらいでOK。頻繁に行わないようにしましょう。そして水拭きしたあとは、乾拭きをして完全に床を乾かしてください。

5:水拭きで取れない油汚れなどは中性洗剤を使う

フローリングがベタベタしたり、黒ずむのは、食べ物の油や足裏の皮脂が主な原因です。水拭きでも取れない汚れは、中性洗剤を使うとよいでしょう。バケツにぬるま湯を入れ、中性洗剤を数滴入れますそこに雑巾を浸け、固く絞ったものでフローリングの気になる汚れや、ベタつきを拭き取ってください。そして水拭きと同様、仕上げには乾拭きをして、しっかりと乾かすことが大切です。

フローリングを綺麗に保つには?

フローリングをきれいに保つポイントはワックスがけです。ワックスをかけると、汚れや傷がつきにくくなります。フローリングをきれいに保つために、1年に1回くらいを目安にワックスをかけるとよいでしょう。またワックスが不要なフローリングもあるため、ワックスをかける際は、まずフローリングの材質を確認してください。

商品名:リンレイ オールワックスシート

最後に

ホコリや汚れが蓄積していくと、フローリングを劣化させる原因になります。そのため、フローリングのホコリや汚れは、こまめに掃除しておくことが大切です。また、日中に舞い上がったホコリは、夜中に床に落ちてきているため、ホコリを取るのは朝一番がおすすめ。フローリングは適切な手順で掃除を行い、いつまでもきれいなフローリングを維持したいものですね。

フローリングを傷つけない方法も知りたい!

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