忘れられない人がいる…
いま、忘れられない人はいますか? 納得のいかない別れ方をしてしまったり、別れた後に相手の存在の大きさを痛感したりすることは往々にしてあります。
仮に関係を修復できたとしても、うまくいくとは限りません。うまくいかないかもしれないと不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、このまま終わらせてしまっては後悔が残るかもしれません。そこで、本記事では本当によりを戻してもよいのか考えるうえでのポイントや、よりを戻す方法について、一緒に考えていきましょう。
そもそも「よりを戻す」とはどういうこと?
一般的に、別れたパートナーと関係を修復することを「よりを戻す」「復縁する」「元サヤ(元の鞘)に戻る」などと表現します。しかし、そもそも「よりを戻す」がなぜパートナーとの関係を修復するという意味を持つようになったのでしょうか?
「よりを戻す」の意味
実は、「よりを戻す」には、パートナーとの仲直り、関係修復というニュアンスのほかに、「より合わせたものをほどき、元の状態に戻す」という意味があるのです。「より」には、「縒り」という漢字を当てることができます。「糸を縒りにかける」と言ったりしますが、「糸などを何本かねじり合わせてひとつにまとめる」という意味が「縒」という漢字にはあるのです。
これらのニュアンスから、パートナー間のこじれてしまった問題や、感情を一旦解くという意味で「もう一度よりを戻した」というように使われるようになりました。
よりを戻したいときに考えるべきポイント
「よりを戻す」とネットで検索すると、「うまくいかない」や「できない」といったネガティブワードが目につきます。一時の寂しさでよりを戻そうと思っても、結局うまくいかなかったり、さらに自分が傷ついてしまったりすることも…。
そうならないために、まずは本当によりを戻してもよいのかどうか、自分の胸に手を当てて考えてみる時間を取りましょう。
ここでは、よりを戻しても後悔しないかどうか、考えるべきポイントを紹介します。
1:ただ寂しさを埋めるためだけではないか
別れた直後はとくに、「ひとり」であることが身に染みて、精神的につらい状況が続くこともあるかもしれません。しかし、「寂しい」という衝動で復縁を迫るのは要注意。寂しさを軸にした恋愛は、依存的になってしまう可能性があるからです。
2:別れた原因が解決されているか
よりを戻したところで、別れた原因が解決されていなければ、また同じ道を辿り、別れてしまうことでしょう。
たとえば、一方の転勤により、遠距離恋愛となって別れてしまったとします。遠距離恋愛に耐えられないからと別れたのに、遠距離を続けたままよりを戻すことは難しいのではないでしょうか。
3:将来性があるかどうか
よりを戻そうとしても、相手にそのつもりがなければよりを戻すことはできません。別れた原因が解決されているうえで、さらに双方が将来を見据えて現実的に話し合うことができなければ、よりを戻すことは難しいでしょう。
4:お互いの短所も受け入れられるか
一緒にいればいるほど、お互いのよい部分だけでなく嫌な部分も気になってきます。それが原因で別れてしまうカップルも多いことでしょう。とくに相手の短所が原因で分かれてしまった場合には、その短所を受け入れる覚悟がなければ復縁後も苦労することになりかねません。
別れたパートナーとよりを戻す方法について
よりを戻すかどうかは、まず冷静になって考える必要があります。そのうえで、「やっぱりよりを戻したい! 」と思うのならば、できる限りのことをやってみましょう。
ここでは、別れたパートナーとよりを戻す方法について紹介します。ただし、これから紹介する方法を実践しても必ず成功するとは限りません。真摯な気持ちで相手と向き合い、言葉を交わすことが大切ですので、ひとつの参考としてみてください。
1:誠実な姿勢を見せる
「なぜ、あなたと復縁したいのか」「今後どうしていくのか」など、誠実に思いを伝えましょう。このときに大切にしたいポイントが、ネガティブさを出さないということ。明るい未来を目指して前向きに伝えることがポイントです。
2:自分磨きをする
相手から注意されたことや、自分の短所を直す努力をしてみましょう。外見だけでなく、内面も磨き、以前とは違う成長した姿を見せれば、復縁に一歩近づけるはず。
3:お互いが冷静になれる時間を置く
別れてすぐは、感情的になっていたり客観視できなくなったりします。そんな状況で復縁しても、結局うまくいかずに別れてしまう可能性は否定できません。
本気でよりを戻したいと思っているならば、寂しさやはやく復縁したいという気持ちをぐっとおさえて、時間をおいてから関係修復をはかりましょう。自分がよりを戻したいと思っても、相手も必ずしもそうだとは限りません。むしろ、別れた直後はよい印象を抱いていない場合もあります。しつこい印象を与えないように、連絡を取ることも一度控えるのがおすすめです。
4:過去を引きずらない
一度別れてしまったこと、過去にあったトラブルなどをいつまでも引きずらないことも大切。もちろん、別れてしまった原因について話し合って解決することは必要です。しかし、いつまでも過去にこだわっていては前向きに復縁することは難しいでしょう。
よりを戻した後にふたりで前に進めるよう、ネガティブな過去とは決別して、気持ち新たに相手と向き合うことが重要です。
最後に
本記事では、「よりを戻す」をテーマにさまざまな方向から見てきました。そもそも別れたパートナーとよりを戻してもよいものか、悩むことでしょう。そんなときは、本記事を思い出して、冷静に自分のこころと向き合ってみてください。
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