「恋は盲目」とは?
恋に落ちると、相手のことばかり考えてしまったり自分らしくない言動をしてしまったりしませんか?
「恋は盲目」はそんなときの様子を表す言葉です。日本では2022年に公開され、人気になった韓国ドラマの邦訳タイトルにも「恋は盲目」が用いられています。「恋は盲目」という言い回しは、日本語を使う人にとって馴染みが深い言葉なので、ドラマの内容がイメージしやすいのでしょう。
本記事では、そんな「恋は盲目」の意味や英語表現、「恋は盲目」になりやすい人の特徴、注意点を紹介します。
「恋は盲目」の意味
「恋は盲目」とは、「恋に落ちてしまうと、人は夢中になり理性や常識を失ってしまうこと」を言い表した表現です。「盲目」とは、「目が見えないこと」「他のものが目に入らなくなるほど、理性的な判断ができない状態」という意味を持っています。読み方は「もうもく」です。
「恋は盲目」の英語表現
「恋は盲目」を英語では、「Love is blind」といいます。「blind」には、以下の通りいくつかの意味があります。
(1)目の不自由な、目が見えない、視力のない
(2)見る目がない、目を使わない
(3)見境がない、行き当たりばったりで無計画な
(4)意識のない、(酒などで)酔った
(5)(街角などで)見通しが効かない、(道などが)行き止まりの
(6)分かりにくい、身元が不明の
(7)(実験などが対象者に)仮説や条件を伏せて行われる
(8)(肉眼に頼らず)計器だけによる
(9)留め具をはめると先端が広がって抜けなくなる形式
(10)製本過程において、本の表紙の文字や模様が空押しの
(11)パイの皮のみで焼かれた
(12)花が咲かない
など、さまざまな意味を持っています。「Love is blind」では、とくに(1)の意味で用いられているといえるでしょう。
参考:『ランダムハウス英和大辞典』(小学館)
「恋は盲目」になりやすい人の特徴を紹介
「恋は盲目」という言葉そのものにまつわる部分を見てきましたが、続いてはさらに具体的な部分に迫っていきましょう。「恋は盲目」とはどういうことなのでしょうか?
ここでは、実際に恋に盲目になりやすい人の特徴について紹介します。
1:熱中できる物事や趣味がない
人生における恋愛の優先順位が高い人は、必然的に恋は盲目状態に陥りやすいです。それはつまり、恋愛以外に熱中できるものやことがないということかもしれません。
2:気に入ったものはずっと好き
一度ハマった食べ物をずっと食べ続けたり、音楽を聴き続けたりするタイプの人は恋は盲目になりやすい傾向にあります。「好きだ!」と思ったら一直線になって、周りが見えなくなりがちです。
3:恋愛経験が少ない
極端に恋愛経験が少ないと、恋愛によるドキドキ感や相手との駆け引きによる気持ちのコントロールが難しく、視野が狭くなってしまいがち。恋愛の失敗経験もあまりないので、自分が恋愛に支配されているという状況に気付きにくい傾向にあります。
4:寂しがり
「ひとりでいることが寂しい、この気持ちを埋めたい」というとき、恋愛はその不安感を癒やす方法の一つになり得ます。恋愛で不安感を埋めようとすると、恋愛をしていないときは常に寂しさや不安を感じてしまうのです。それゆえ、恋愛にどっぷり浸かってしまいやすくなります。
5:世話好き
世話好きな人も、意外と恋愛に夢中状態になりやすいです。相手に尽くしたいという気持ちが強く、恋愛依存に陥りやすい傾向があります。相手に尽くしたりお世話をしたりすることで、「自分が必要とされている」という満たされた気持ちになるのかもしれません。
恋は盲目状況って危険? 注意点を紹介
恋愛を満喫することは決して悪いことではありません。しかし、恋は盲目状態になると危険な状況に陥ってしまう場合があります。そこで、ここでは注意点について見ていきましょう。
周りの意見を受け入れられなくなる
「恋は盲目」ということはつまり、相手以外が視界(思考)に入らなくなってしまうということ。相手ファーストになってしまうのです。
例えば、相手がひどいことを言ったり暴力を振るったりしているとしましょう。その様子に見かねて周りの人が「あの人はやめたほうが良いよ」などとアドバイスをしても、相手ファーストになっている身からすると「どうしてそんなこと言うの!」と受け入れ難いもの。
また、分かっているけれど離れられないというケースもあるでしょう。恋は盲目状態になることによって、周りの意見が受け入れられなくなり、場合によっては不健全な恋愛になってしまう可能性もあり得ます。
危ない「恋は盲目」にならないために
恋愛を堪能しつつ、健全な状態を保つためにはどうしたらよいのでしょうか?
例えば、恋愛以外に熱中できる趣味をつくることはおすすめです。また、相手に依存しすぎないために、依存先を分散させるのも有効な手段。言い換えると、友達をたくさんつくるということです。恋人がいなくても楽しいという環境に身を置くということが大切です。
他にも、自分に自信を持つのも大切なポイント。自分に自信がない人は、好きな相手が自分をないがしろにしても「自分に魅力がないからだ…」「嫌われたら終わりだ…」という思考になってしまいがち。
自分に自信を持つことで「私を大切にしない人なんてこちらからお断り!」と自分軸で動くことができるようになります。自分磨きをしてみたり、自身のよいところに目を向けたりしてみてください。
最後に
本記事では、「恋は盲目」について見てきました。みなさんは、恋は盲目状態になりやすいタイプですか? それは必ずしも悪いことではありませんが、場合によっては自分が傷ついてしまうこともあります。広い視野を忘れずに恋愛をしていきたいですね。
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