【目次】
・なぜ?クレジットカードが使えない主な原因
・お店やネットショッピングで使えない原因
・クレジットカード自体に原因があることも
・クレジットカード決済時に困らないために
なぜ?クレジットカードが使えない主な原因
突然クレジットカードが使えなくなってしまった場合、その原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか?代表的な原因を紹介します。
有効期限が切れている
有効期限切れのクレジットカードを誤って使ってしまった場合、通常通りの決済ができません。有効期限はカードの表面に記載されているので、使えないときはまず確認しましょう。このとき注意したいのは、クレジットカードに記された有効期限が「月/年」という順で記載されていることです。例えば、有効期限が「2020年8月」までであれば「08/20」と記載されています。
有効期限が自動的に更新されるものであれば、自宅に新しいクレジットカードが郵送されているはずです。郵便物をチェックして、新しいカードが届いていれれば、期限切れのカードははさみで裁断して処分しましょう。届いていない場合、住所変更などの手続きを忘れていることが考えられます。カード会社に連絡して必要な手続きを行いましょう。
利用限度額を超えている
設定されている月々の利用限度額を超えて買い物をしている場合も、クレジットカードは使えなくなります。例えば、家具や家電の買い替え、旅費の支払いなど、大きい出費が重なると数十万円の限度額は簡単に超えてしまうものです。こうした一時的な出費で限度額を超えそうなときには、「一時増枠」という手続きをすることで、出費が多くなる月の利用限度額を増やしてもらえる可能性があります。
また、「リボ払い」や「分割払い」を頻繁に使っていることで、利用限度額に達しているケースもあります。
支払いの遅延がある
支払いが遅れている場合にも、クレジットカードは使えなくなります。例えば、引き落とし用の銀行口座の残高が10円足りなかっただけでも、引き落としはされず、遅延となってしまうのです。確実に引き落とされるよう、事前に引き落とし用口座の残高を確認しておきましょう。
遅延が起こると、カード会社から督促状や電話連絡が来ているはずです。郵便受けや着信履歴のチェックを行いましょう。再びクレジットカードを使えるようにするには、カード会社指定の口座に請求額分を振り込む必要があります。カード会社が入金を確認後、翌営業日から利用できるようになるのが一般的です。
不正利用の疑いがある
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不正にクレジットカードが使われていることが原因で使えないこともあります。
カード会社は顧客を守るため、不審な取引がないかチェックしています。そこで、いつもの利用とは違う不審な取引を発見すると、カード会社の判断でカードを使えなくすることがあるのです。例えば、国内での利用ばかりだったのに急に海外での利用が増えたときや、不正利用が多発している店舗で使用されたときは、カードが使えなくなる可能性があります。
一般的には契約者にカード会社から連絡が来ますが、店頭でカードが使えないことに気付くこともあるかもしれません。その場合、店からカード会社に連絡をして契約者本人の利用であることを確認することもあります。
お店やネットショッピングで使えない原因
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「昨日買い物をしたときには使えたのに、今日の買い物では使えない」「ネットショッピングをしようとしたら使えない」といったこともあります。特定の場所でクレジットカードが使えない場合、どのような原因があるのでしょうか?
カード情報の入力ミス
ネットショッピングでクレジットカードが使えない場合、カード情報の「入力ミス」が考えられます。クレジットカード番号・有効期限・名前・セキュリティコードなど、たくさんの情報を入力する必要があるため、間違いが起こりやすいのです。有効期限は表記が「月/年」になるためややこしいですし、セキュリティコードはカード会社ごとに桁数や表記場所が違うため注意が必要です。名前のローマ字表記で間違えてしまうこともあります。
また、期限切れのカード情報のままになっていることも考えられる原因です。通常、入力ミスや漏れにはアラートが出るものですが、見づらく気付かないこともあります。そのため、使えないという印象になるのです。
店側の端末が故障している
店舗での買い物でクレジットカードが使えない原因には、「決済端末の不具合」があげられます。例えば、通信状況が悪くなっていて、親機とのやり取りができないなど、極端に時間がかかりすぎると、時間切れで処理できないこともあります。この場合、決済端末が利用できないため、その店ではクレジットカードが使えません。
使いたいカードブランドが使えない店舗
使っているカードのブランドに、店舗側が加盟していないときも、クレジットカードでの支払いはできません。店舗によって、加盟しているカードブランドはさまざまだからです。使っているカードブランドが使用できるかどうか調べるには、レジ前や支払情報欄にクレジットカードブランドの掲載があるかを確認するか、スタッフに手持ちのカードが使えるかどうか尋ねましょう。
クレジットカード自体に原因があることも
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クレジットカードが使えないのは、カードそのものが原因ということもあります。破損しているため使えないというケースです。
磁気ストライプの破損
カード情報を読み取る磁気ストライプが破損している場合、店の決済端末やATMで使えないことがあります。携帯電話やスマートフォン・パソコン・テレビなど強い磁気を発するものと一緒にしておくことで、磁気不良を起こすことがあるのです。磁気ストライプが破損した場合、カードを交換してもらう必要があります。カード会社に連絡して新しいカードを発行してもらいましょう。
ICチップの破損
ICチップが内蔵されているクレジットカードの場合、ICチップの破損が原因でカードが使えなくなることもあります。折り曲げて傷つけたり、高温で変形したりすることが破損の原因になるといわれているため、無理な力がかかる場所に入れないことが大切です。ICチップの破損の場合も、磁気ストライプ同様、カード会社に連絡して交換してもらいましょう。
クレジットカード決済時に困らないために
突然クレジットカードが使えない状況になると、必要な買い物ができずに困ってしまうこともあります。レジ前で「どうしよう?」と慌てないためには、事前の対策が大切です。
カードの保管には注意する
磁気不良やICチップの破損は、カードの保管状態によって引き起こされることがあります。そのため、保管の仕方に注意が必要です。まずは、強い磁気を発するものの近くで保管しないようにしましょう。スマホケースやパソコンケースにも強めの磁石が使われているタイプがあるため、注意が必要です。
また、クレジットカードそのものも磁力を帯びているため、カード同士を重ねて保管しないようにしましょう。持ち歩くときには必ず財布に入れておくことも大切です。バッグの中でかたいものに当たったり、磁気の影響を受けたりすることを避けられます。
異なるブランドのカードをもう1枚持つ
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レジでの会計のタイミングで、クレジットカードが使えないことが判明することもあります。そのようなときに慌てないためには、違うブランドのサブカードを持つのも有効です。
カード会社のシステム障害で使えない場合でも、別ブランドのものを持っていれば安心です。店がメインカードの加盟店ではなかったとしても、サブカードで支払いができる可能性もあります。限度額やカードの破損といったことが原因であっても、2枚あれば慌てることなく対応できます。どのような状況でも、他ブランドのカードを持っていれば、カード決済できないリスクに最大限備えられます。
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