気が強い人の特徴って?
一般的に「気が強い」といわれる人は、職場やプライベートでも頼りになる存在です。しかし、ときにその強い態度が人を萎縮させてしまうことも。気が強い人のどのようなところが「威圧的」と感じられるのでしょうか。気が強い人の特徴をみながら考えてみましょう。
プライドが高い
プライドが高い人は、ささいなことでも「人に負けたくない」と思う傾向があります。他人に弱みを見せまいとするあまり、口調や態度が強くなりがちに。このような人にとって、相手に譲ったり一歩引いたりすることは負けたも同然です。仕事でもプライベートでも自分の正当性を主張するあまり、ときに相手を見下したような発言が出る場合も。
この気の強さがよい方向に発揮されれば、頼りがいのあるリーダーとして周囲をまとめていけるかもしれません。しかし、自分のプライドに固執する人はよい顔をされないことも多いものです。周囲からは「扱いにくく自己中心的な人」として認識されてしまうこともありえます。
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人や自分に厳しい
気が強い人は、他人に認められる自分でありたいと考えていることが多くあります。誰かに劣ることも許せないので、自分を磨く努力を惜しみません。すべきことには責任を持って取り組み、仕事を与えられれば最高の結果を残そうと奮起するでしょう。気が強い人の努力家なところ、向上心が高いところは周囲の人々から一目置かれます。職場では頼られ、プライベートでは相談を受けることも少なくないはずです。
しかし気が強い人は、自分に厳しいのと同様に他人に対して厳しくなりやすい面もあります。相手にも「自分と同等の頑張り」を期待するため、結果が出ない人に対して心ない発言をすることも。強い口調で「なぜできないの?」と言われれば、相手が萎縮してしまうのも無理はありません。
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発言がストレート
歯に衣着せないのも、気が強い人に多くみられる特徴です。自分の考えや主張に絶対の自信があるため、相手の立場や気持ちを考慮しせずに発言や行動をします。それによって傷つく人がいても「自分は正論を言っていて間違っていない」と考えるのかもしれません。
このような特徴は人間関係においては嫌がられることもありますが、仕事では有益ともいえます。どのような状況でも自信を持ってプレゼンテーションできるので、気が強い人は「仕事ができる人」と評価されやすいのです。周囲からの高評価はさらに大きな自信となり、気が強い人の自己評価を高めます。「自分は正しい」という認識がより一層強まれば、ますますストレートな発言になるかもしれません。
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気が強い人にもタイプがある
口調や態度の強さから、気が強い人には独特の威圧感があります。とはいえ、気が強い人すべてが「付き合いにくい」というわけではありません。人から好意的に受け止められる気が強い人と、そうでない人について紹介します。
好かれる気が強い人
安易に他人の意見に流されないのは、気が強い人の美点です。働いていると、同調圧力に屈して本心とは違う言動をしてしまうこともあります。しかし気の強い人は、どんな状況でも正しい意見を言うことにためらいがありません。努力や実績に裏打ちされた態度は堂々としており、その姿に憧れさえ感じる人もいるでしょう。
また、普段は口調がきついのに「ペットの話になるとデレデレする」「食べ物の話をするとすごくうれしそう」といった人は、人間味があってかわいいと感じますよね。きつい印象のある人に意外な一面が見えると、親近感が湧いてくるものです。近寄りがたい雰囲気が薄まって、周囲からは好意的に受け取られるはずです。
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嫌われる気が強い人
気が強い性格が自己中心主義として表れると、周囲から嫌われてしまいかねません。自分に自信がある人ほど、何でも思った通りにならないと気が済まないもの。このとき周囲の意見にも耳を貸せる人ならよいですが、自分の意見に固執しすぎる人は同僚や友人からの反発を招くでしょう。
また、気が強く負けず嫌いな人と一緒にいると気疲れする場合も。何かにつけて張り合われると「面倒だな」と感じ、付き合うのが嫌になってしまうかもしれません。気が強くても相手の立場になって考えられる人なら、そう簡単に嫌われないでしょう。気が強くて嫌われる人は、「気が強いから」というよりは自己中心的で周囲に気を遣えないからだといえます。
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気が強い人との上手な付き合い方
気が強い人は自己主張が強くきつい言動をしてしまうことも。苦手に感じる人は多いかもしれませんが、どのように付き合っていけばよいのでしょうか。気が強い人と接するとき注意したいポイントを紹介します。
相手を否定しない
気が強い人と付き合うときは、相手のプライドを傷つけないようにすることが大切です。反論したいことがあるときでも真っ向から否定するのは避けましょう。自分が正しいと思っていることを否定すると、相手はさらに口調や態度がきつくなるかもしれません。攻撃的な口調で責め立てられるおそれもあるので、まずは口を挟まずに相手の話をすべて聞くのがベターです。
そのうえで何か意見があれば、いったん肯定してから「ですが…」と続けましょう。否定しているわけではないという姿勢を見せれば、気が強い人も強く反論してこないはずです。また、些末な問題ならばいちいち相手にせず流してしまうという手段もあります。気を遣って自分が疲れてしまわないよう、当たり障りのない返事をしてやりすごしましょう。