3連休になるハッピーマンデー制度
「土、日が休みで火曜日が祝日」という休みのパターンだと、「祝日があと1日前にずれてくれれば…」と思う人も多いと思います。このもどかしさを解消してくれたのが「ハッピーマンデー制度」です。この制度の実施により以下の祝日が月曜日に移動され、3連休となりました。
・成人の日(1月第2月曜)
・海の日(7月第3月曜)
・敬老の日(9月第3月曜)
・スポーツの日(10月第2月曜)
特に敬老の日周辺は「シルバーウィーク」とも呼ばれる大型連休になる可能性があります。敬老の日と秋分の日、さらに土日がうまく連なれば最大で5連休が見込めるのです。有給などをプラスすれば、1週間以上の連休にすることもできますね。9月の終わりは暑さも一段落してきて観光にぴったりな季節。カレンダーをしっかりチェックして、家族で遠出の計画など立ててもよいかもしれません。
2019年は天皇の即位による休日があった
2019年5月1日は祝日となりました。「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」により、御即位されたこの日が「祝日」になったためです。ここで注目したいのが、4月29日と5月3日はそれぞれ「昭和の日」と「憲法記念日」という国民の祝日だということ。つまり4月30日と5月2日はそれぞれ前後を祝日に挟まれるかたちになりました。したがって国民の祝日に関する法律が適用され、いつもは休日ではないふたつの平日も休日となったのです。これにより、2019年のゴールデンウィークはカレンダー上10連休という大連休になりました。
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日本の祝日一覧
現在日本の祝日がいくつあるかご存知ですか?実は、1年間に16もあるのです。せっかくの連休を有意義に過ごせるよう、1年の祝日スケジュールをきちんと確認しておいてはいかがでしょうか。メジャーな祝日から比較的新しく制定された祝日まですべて紹介します。

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上半期 昭和の日からの大型連休など
1~6月までの国民の祝日は9日あります。「国民の祝日に関する法律」に記載されている趣旨も紹介します。
・元日:1月1日/年のはじめを祝う。
・成人の日:1月の第2月曜日/おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます。
・建国記念の日:2月11日/日本の建国をしのび、国を愛する心を養う。
・天皇誕生日:2月23日/天皇の誕生日を祝う。
・春分の日:春分日/自然をたたえ、生物をいつくしむ。
・昭和の日:4月29日/激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
・憲法記念日:5月3日/日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
・みどりの日:5月4日/自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
・こどもの日:5月5日/こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
このうち春分の日は官報に暦要項(れきようこう)が掲載されたあとに正式決定されるため、日にちは確定していません。毎年大きなずれはありませんが、3月20日前後が一般的です。
また数ある連休の中でもやはり気になるのは、昭和の日から始まるゴールデンウィークです。うまく調整すれば1週間以上の連休にもできるので、例年家族旅行を計画する家族も多いのではないでしょうか。5月は気候もさわやかで、積極的にお出かけするにはぴったりな連休です。
出典:国民の祝日に関する法律(昭和23年7月20日 法律第178号)
下半期 新しい祝日の追加や改正も
次は、7〜12月の下半期の国民の祝日です。
・海の日:7月の第3月曜日/海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
・山の日:8月11日/山や自然に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
・敬老の日:9月の第3月曜日/多年にわたり社会につくしてきた老人を敬い、長寿を祝う。
・秋分の日:秋分日/祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
・スポーツの日:10月の第2月曜日/スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う。
・文化の日:11月3日/自由と平和を愛し、文化をすすめる。
・勤労感謝の日:11月23日/勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
このうち山の日は2016年に施行された比較的新しい祝日です。加えておなじみだった「体育の日」は、2020年より「スポーツの日」と改められました。
下半期の祝日は、シルバーウィークがどのような日程になるかが気になるところです。また10~11月は気候がよく、お出かけの気分も盛り上がります。観光やアウトドアレジャーを楽しむのにはぴったりですね。
出典:国民の祝日に関する法律(昭和23年7月20日 法律第178号)
出典:内閣府 国民の祝日について

和文化研究家
三浦康子
古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案しており、「行事育」提唱者としても注目されている。連載、レギュラー多数。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとっている。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)ほか多数。

お正月やひな祭り、お花見、お盆、お祭りなど、季節の行事を親子でいっしょに学べる絵本。由来やしきたり、遊び方や箸の持ち方、衣服のたたみ方など、行事を子育てに役立てるためのコツが満載。
2025年の国民の休日は?
国民の祝日に前後を挟まれた平日を休日とする「国民の休日」ですが、2025年には出現するのでしょうか? 敬老の日と秋分の日が飛び石になっている場合三連休になりますから、2025年のカレンダーで確認してみましょう。
「敬老の日」は9月の第3月曜日ですから2025年は9月15日です。「秋分の日」は23日ですので、残念ながら「国民の休日」ではありません。
次に「国民の休日」が出現する日を確認してみたところ、2026年は「敬老の日」が9月21日(月)、「秋分の日」が23日(水)で、間に挟まれた22日(火)が「国民の休日」になります。土日を合わせると5連休のシルバーウィークとなり、おでかけ需要が高まりそうです。
2025年の祝日と振替休日は?
2025年には、どれぐらい祝日や振替休日があるのでしょうか? 一覧で確認していきましょう。
1月
- 1月1日(水)元日
- 1月13日(月)成人の日
2月
- 2月11日(火)建国記念の日
- 2月23日(日)天皇誕生日
- 2月24日(月)天皇誕生日の振替休日
3月
- 3月20日(木)春分の日
4月
- 4月29日(火)昭和の日
5月
- 5月3日(土)憲法記念日
- 5月4日(日)みどりの日
- 5月5日(月)こどもの日
- 5月6日(火)みどりの日の振替休日
7月
- 7月21日(月)海の日
8月
- 8月11日(月)山の日
9月
- 9月15日(月)敬老の日
- 9月23日(火)秋分の日
10月
- 10月13日(月)スポーツの日
11月
- 11月3日(月)文化の日
- 11月23日(日)勤労感謝の日
- 11月24日(月)勤労感謝の日の振替休日
2025年は国民の休日がないことや、5月の憲法記念日が土曜日のためGWが例年より短い人も多く、長期連休を取るのはやや難しいかもしれません。祝日が日曜日にあたる日が3回あるため、振替休日が3日あります。3連休を上手く利用して、お休みを取得しても良いでしょう。
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