まずは心と体を休める
人生に疲れたと感じたら、無理をせず休むことを最優先に。精神的なストレスや身体的な疲労は、疲れを感じさせる大きな原因の一つです。仕事を休んだり、家事を最小限に抑えたりして、1人でゆっくりと過ごせる日を作ることをおすすめします。くつろげる場所で好きな音楽を聴いたり、好きなケーキを食べたりなど、何にも追われない空間を意識して作り出すことも時には必要です。
また、休んでいる間は仕事のことや心配事などは一旦忘れましょう。自分の心と体がリラックスできれば精神的・身体的な疲労は緩和され、「よし、もう少し頑張ろう」と前向きな思考が生まれやすくなります。
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身近な人を頼る
家族や友人など身近な人を頼ってみるのも、対処法の一つです。悩みや苦しみを1人で抱え込もうとせず、思っていることを身近な人に打ち明けてみましょう。ひとりで抱え込んでいる状態では、視野が狭くなり正常な思考が働きません。そんなとき、信頼できる相手に相談すれば、客観的な立場から親身になってアドバイスしてもらえます。
また、仕事・子育て・家事を身近な人に任せるのもひとつの方法。負担が大きい仕事を同僚に頼んだり、子どもの世話を一時的に親や友人にお願いしたりすれば、心身の疲労軽減につながります。
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無理をせず手放してもいい
負担に感じていることがはっきりしているなら、無理をせず一度手放してみるのもおすすめです。例えば、仕事で苦手に感じていることを無理して続けているなら、思い切って職場にその旨を伝えて他の業務に変えてもらったり、苦手だけど克服したいと思っている場合はよりよい方法を教えてもらったりなど、今の状況を改善できる策は「無理して続ける」こと以外にも必ずあります。
また、毎日の家事をストレスに感じているなら、週に1日は家事を全くしない日を設けてみましょう。食事を外食で済ませれば、食材を準備する時間・作る時間・片付ける時間が省略できて、負担が軽減できます。しかし、無理をしている状況は、そうせざるを得ない理由があるはずです。自分にとって負担になっていることと完全に距離を置くことは難しいかもしれません。手放すのが困難であれば、一時的に距離を置き、リフレッシュする時間を設けることが大切です。
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人生に疲れたときは思考も変えてみて
人生に疲れたと感じたときは、自分の考え方を見直してみるといいかもしれません。精神的にも身体的にも疲れている…と思ったら、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。周囲の環境だけではなく、思考の環境も調整してみましょう。
理想を下げてみる
常に高い理想を掲げる完璧主義な人は、思い通りにいかないことが続いたような場合、自分で自分を追い込みんで疲れを感じやすい傾向があります。この場合は、100%の結果を常に求めてしまいがちな思考を改め、一度理想を下げてみましょう。
「うまくいかないこともある」「次に頑張ろう」と前向きに考えることが大切です。きっちりとやり遂げる姿勢は素晴らしいことですが、全てを完璧にこなす必要はなく、全てにおいて100%の結果を出せる人はいません。環境に左右されるなど、努力だけではどうにもならないこともあります。また、道徳やルールに忠実すぎる傾向があることも、完璧主義な人の特徴です。状況によっては、柔軟に対応した方がよい場合があることも受け入れる必要があります。
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自分を受け入れる
人生に疲れを感じやすい人の特徴の一つとして、自己否定感が高いことが挙げられます。自分のミスを責めたり欠点を嘆いたりするのではなく、自分を受け入れて自己肯定感を高めれば、人生に疲れを感じにくくなるはずです。この場合、好きなことや嫌いなことなど、一度自分自身をしっかりと見つめ直し、何をしているときに楽しみややりがいを感じるか、また苦手なことや長続きしないことは何か、など自分自身を分析してみるのです。自分の柱となっているものがわかってくると、世間の価値観や他人の評価に振り回されることなく、自分をサポートできるようになります。
また、自分と他人を比較せず、他人との違いを受け入れられるようになることも大切です。ほかの人ができるのに自分にはできない部分があったとしても、それを「個性」として受け入れれば、比較する必要はなくなり自己肯定感をより強められます。
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今ある幸せに目を向けてみる
人生に疲れを感じているときは、どのようなことに対しても、楽しさや嬉しさといった感情を抱きにくい状態です。そういうときは、今あること・もの・環境に目を向けてみましょう。
楽しい、嬉しい、おいしい、心地が良いなど、ポジティブにとらえられる種は意外と身近にあるものです。前向きに考える癖がついて心に余裕が生まれれば、失敗が続いたり疲れがたまったりしても、絶望感を抱くことは少なくなるはずです。今ある幸せを感じられることは、身の回りに数多く存在しています。ほんの些細なことでも、幸せを見つけられるよう意識してみることが大切です。毎日が幸せの連続で満たされていると感じられれば、ネガティブな感情も生まれにくくなります。
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人生に疲れたときのNG行動
人生に疲れたと感じているにもかかわらず、無理をしたり自分を責めたりするのは避けましょう。さらに自分を追い込むことになり体を壊したりする恐れがあります。