手軽にできる頭皮マッサージ
髪の成長のために栄養を届けるのは血液です。頭皮の血流が悪くなると乾燥しやすくなり脱毛の原因となります。血流を活発にするためには頭皮マッサージを行い適度な刺激を与えることがおすすめです。ただし強い力で頻繁にやりすぎると頭皮に負担をかけ、かえって逆効果になるので注意しましょう。
How to
1. 手のひら全体を使って側頭部の筋肉の緊張をほぐします。大きく円を描くように動かし、優しくほぐしましょう。
2. 頭筋、後頭筋をほぐします。同じく大きく円を描くように大きく10回動かしましょう。
3. こめかみや首の後ろに指をあて、頭頂部に向かってらせん状にもみほぐします。上に向かって血を巡らせていくイメージで行うのがポイントです。
4. 側頭部(耳の上〜頭頂部)に指の腹を当てて、頭皮を上に持ち上げるように動かします。頭頂部に向かって指の位置を1㎝ずつ上にあげていきましょう。
5. 指の腹を、前頭部から側頭部にかけての髪の生え際に押し当て、小さな円を描いて筋肉を引き上げながら下から上にもみほぐしていきます。
6. 頭皮を指で押してみて気持ちいいと思えるツボを探しましょう。例えば、頭頂部のほぼ真ん中位にあるツボには自律神経を整える働きがあり、心身ともに正常に導く作用があるといわれています。
7. 1で行ったように手のひら全体を使って側頭部の筋肉(側頭筋)、頭筋、後頭筋を大きく円を描くように10回動かし、ほぐせば終了です。
▶ワンポイントアドバイス
頭皮マッサージは押せば良いというものではありません。1か所に付き、3秒程度軽く押しましょう。深呼吸しながら押すのがコツです。「自分が気持ちいいと思う強さ」を目安にしましょう。
分け目が目立つようになったら、体の中からケアを
医療法人大美会・南 真実子先生に「女性の薄毛」についてお話を伺いました。
薄毛対策には女性ホルモン「エストロゲン」が必須!
女性ホルモンであるエストロゲンが十分に分泌されていれば、テストステロンが毛髪に悪影響を及ぼすことはほとんどありません。しかし、加齢によりエストロゲンが徐々に減少してくると、テストステロンの働きが強くなってしまいます。早い方では30歳代後半からこの変化が見られます。
医療機関ではDHTを抑えるような薬や、血流を良くする薬を使用しFAGAを治療することがありますが、生活習慣を見直すことも大切です。
【NG】見直したい生活習慣
ストレス、過度なダイエット、睡眠不足など生活習慣の乱れはホルモンバランスの乱れを引き起こします。
過度な飲酒は栄養不足につながったり、喫煙は血流を悪くする可能性があるため避けましょう。
【GOOD】バランスの良い食事、質の良い睡眠
毛の成長にはビタミンやミネラル、アミノ酸、亜鉛などが重要であり、バランスのよい食事をするよう心がけましょう。
毛の成長に関係する成長ホルモンは深い眠りのときに多く分泌されます。質の良い睡眠は抜け毛防止にもつながります。寝る前のスマホはやめて、アロマなどでリラックスするなどして睡眠の質を上げられると良いでしょう。
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