集中力には限界がある？
資格取得や昇進試験のための勉強をしているとき、なかなか集中できずに時間ばかりが過ぎていく… こんな経験はありませんか？ また、お子さんがなかなか勉強に集中しない、とお困りの人もいるでしょう。
人が深く集中できるのはおよそ15分だといわれています。子どもが集中力を保てるのは45分。文部科学省は、小学校の標準授業時間を45分と設定しています。 また、倍の90分は大学の授業時間。こうしてみると大人の集中力の限界は90分といえるでしょう。
勉強に集中できない原因とは？
勉強に集中したいのにできない、時間がないのに全然頭に入らない、焦ってしまうとますます集中できない…という負のループに陥りがち。なぜ集中できないのか、原因を考えてみましょう。
デスク周りが片付いていない
勉強しようと思って机に向かっても、漫画やゲーム、スマートフォン（以下、スマホ）などが目に入る位置にあれば、つい手に取ってしまいがちです。周りの目がなく、一人で取り組んでいると「ちょっとだけならいいかな」と、誘惑に負けて触っているうちに一時間経っていた！ なんてことにも。
睡眠不足や体調不良
睡眠不足の状態で勉強しようとしても、すぐに眠くなってしまいます。ウトウトしながらやっても、頭に入りません。また体のどこかに痛みがあったり、だるかったりするとその部分に注意が向いてしまうため、集中できなくなります。
計画性がない
あれもこれも、やることがいっぱい！ あっちに手を出していたら、こっちが気になる、何から手をつけていいかわからない… 。計画性なく取り組むと、結局あぶ蜂取らずということになってしまいます。
勉強に集中するための方法を紹介
ここからは、それを取り除き、「集中」するためにはどうしたらいいのか、おすすめの方法を紹介します。
デスク周りには余計なものを置かない
勉強に関係あるもの以外は、目に入る場所から遠ざけましょう。例えば、英語の「勉強」をするときには、テキスト、ノートと、辞書だけを置くようにします。文房具は、お気に入りのキャラクターのものを使うと集中力が増す、という人もいますが、かえって気が散ってしまう場合もあるので、自分に合ったものを使うようにしましょう。
青色には集中力を高める効果があるといわれているので、青色のペンで書くというのもおすすめです。また、スマホやゲーム機は手の届かない所に置きましょう。子どもの場合は親が預かる、というのもよいかもしれません。
体調管理をしっかり行う
睡眠時間は、一般に成人は6〜7時間といわれています。しかしながら、時間よりも質の良い睡眠が大切です。寝る前にスマホを見ていると、ブルーライトの影響で脳が覚醒し、寝付けなくなるよう。仕事など、やむをえない事情もあるかもしれませんが、なるべく寝る直前まで使用しないようにしましょう。また、昼間の活動も睡眠に影響するので、適度な運動や食事に気を付け、規則正しい生活を心がけましょう。
子どもの場合、昼間に戦闘もののゲームや映像を長時間見せると、脳が興奮したままで、寝つきが悪くなるといわれています。ゲームやスマホを触るのは何時まで、寝る2時間前には親に預けるなどのルールを決め、質の良い睡眠がとれるよう配慮しましょう。
