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2023.12.07

【過信】ってどんな意味?意味や類語を例文でご紹介

 

過信とは、実際の価値や能力よりも高く見積もることです。具体的にはどのような意味なのか、例文を通してご紹介します。また過信しないための方法や、自信や慢心などの類語との意味の違いについても説明します。

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過信とは実際の価値・能力よりも高く見積もること

過信とは、実際の価値や能力よりも高く見積もることを指す言葉です。

例えば、健康に自信がある方であれば、「わたしはどのようなときでも風邪を引かない」と自分自身を判断するかもしれません。しかし、実際のところ、病気をしない人間はいないため、どんなに健康に自信がある方でも風邪を引くことはあります。

また、印象のよさに対して自信がある方であれば、「わたしは面接が得意だから、どんな会社でも入社できる」と判断することがあるかもしれません。しかし、面接の基準は会社や面接官によって異なるため、どんなに印象のよい方でも面接に落ちることは想定されます。

ネガティブな意味で使うことが一般的

過信とは、実際の価値・能力を正しく判断できていない状態を指します。そのため、ネガティブな意味で使うことが一般的です。例えば、「彼は自分自身を過信している」といえば、彼は自分自身の能力を正確に理解せず、実際よりも高い能力があると思い込んでいることを指します。冷静な判断ができていない、あるいは思い上がった尊大な様子であるともいいかえられるでしょう。いずれにしても、彼を褒める言葉ではありません。

また、格言のように「過信は禁物」ということもあります。過信することを戒める言葉ですが、この言葉からも過信が好ましくないことがうかがえるでしょう。自分自身の能力や価値を正確に評価することは難しいため、少し低めに見積もっておくくらいで丁度よいのかもしれません。

根拠ある自信を持つと過信を回避できる

過信は、根拠のない自信を持っているときに生まれます。「わたしは仕事ができる」「わたしは頭がよい」と思うことは悪いことではありませんが、それを態度や言葉に示すと、「あの人は過信している」と低い評価を受けることになりかねません。

自分自身を正しく評価するためにも、根拠のある自信を持つことが大切です。例えば、他者から受けた評価や数字などの客観的な評価を基準とすると、自分の思い込みが排除され、適正に自己評価できるようになるでしょう。

能力が低いと過信しがち

実際のところ、能力が低いと過信しやすいと考えられます。能力が低いということは、自分自身を冷静に評価する能力も劣っているということです。冷静に判断できないため、つい実際よりも自分を優れていると誤認してしまい、それを態度や言葉で表現してしまうことがあります。

つまり、過信に基づく言動は、自分自身の能力の低さを公表することと同義です。あまり格好のよいことではないので、常に謙虚に自分の能力・価値について捉えるようにしましょう。

過信の類語・対義語を例文でご紹介

過信と似た意味で用いる言葉として、次のものが挙げられます。

・自信
・慢心
・増長

それぞれの意味について例文を用いて解説するので、過信と使い分けてください。また、過信とは対極の意味の言葉としては次のものが挙げられます。

・慎重

慎重は実際にどのような意味で使う言葉なのか、過信との違いに注目しつつ例文を用いて説明します。

【類語1】自信

自信とは、自分で自分の価値や能力を信じることです。単に信じることを意味するので、自己評価が正確か、過剰に高く価値・能力を認めているかなどは関係ありません。例文を用いて解説します。

<例文>
・似顔絵を描くことには、ちょっとした自信がある

・「本当かどうかはわからないけれども」と、彼はいつも自信なさげに答える
・彼はいつも自信たっぷりに「任せておけ」という。実に頼もしい先輩ぶりだ

「自信がある」とは、その分野において自分自身が優れた能力を持っているときに使う言葉です。正しく自分の能力を判断できている場合は、単に事実を述べていることになりますが、自分自身を過大評価しているときは「過信している」のと同義になります。

「自信がある」の反対は「自信がない」です。自信がなさそうに見えることを「自信なさげ」と表現し、頼りない不安な様子を意味します。「自信なさげ」の反対は「自信たっぷり」です。自信があるように見えることを表現しますが、この場合も正確な能力判断に基づいているとは限らないため、過信している可能性があります。


【類語2】慢心

慢心とは、自分自身を自慢したい様子のことです。もともと「慢」とは「傲慢(ごうまん)」や「驕慢(きょうまん)」などの言葉でもわかるように驕(おご)った様子を示すため、慢心もあまりよい意味では用いません。

<例文>
・あの人は自分の能力に慢心しているようだ
・慢心していると、そのうち大きな失敗をするよ
・彼女のミスは慢心から生まれたと考えられる

慢心しているときは、過信しているときと同様、自分の能力を正確に判断できていないことが多いです。失敗をしやすくなっているので、注意しましょう。

【類語3】増長

増長とは、高慢になっていく様子のことです。態度や言葉が偉そうになっているとき、あるいは、あまり言葉はよくありませんが「つけあがっている」ように見えるときは、その人は増長していると考えられます。

<例文>
・あまりにもちやほやされて、増長してしまった
・彼は自分が増長していることに気付いていない
・増長していると、いつかひどい目に遭うよ

【対義語】慎重

過信の対義語は慎重です。慎重とは注意深く振る舞うことで、軽々しく自分自身の能力・価値を判断しないことを意味します。

<例文>
・慎重に行動しているので、失敗が少ない
・あんなに能力が高いのに慎重さもあるから、彼女に仕事を任せると安心できる
・慎重な判断がよい結果につながった

過信しないためにも客観的な視点を持とう

過信は、決してよい結果は生みません。また、過信していると、他者から良い印象を持たれないだけでなく、「実際は能力が低いのでは?」と判断されるリスクもあります。

自分自身の能力や価値を正確に理解するためにも、常に客観的な視点を持つようにしましょう。

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