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2024.03.22

「リスキー」とは? 意味や使い方と併せて、例文・言い換え表現を紹介

 

ビジネスシーンでは「リスキー」という言葉をよく見聞きしますが、どのような意味なのでしょうか。基本的な意味と、言い換えに使える表現を例文とともに紹介します。正しい意味を知ることで、発言の趣旨をしっかりと理解できるようになりましょう。

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「リスキー」の意味とは

ビジネスシーンをはじめとして、さまざまなシーンで見聞きする「リスキー」という言葉の意味を紹介します。よく似た「リスク」の意味も併せてチェックしましょう。

「RISK」の文字が書かれた木製ブロックの写真

(c) Adobe Stock

主に「危険」を伴う行動のこと

リスキーは英語の形容詞の一つである「risky」をそのままカタカナにした言葉です。「危険な」「冒険的な」という意味を持つ言葉で、主にネガティブな文脈で用いられます。

risky
[形](-i・er;-i・est)〈物・行為などが〉危険性を伴う,危険が高い
(出典:小学館 プログレッシブ英和中辞典)

また「risky」と混同されがちな単語に「dangerous」という言葉がありますが、以下のように、2つの単語は似た意味を持っています。

・risky(形容詞): 危険な・冒険的な・悪い
・dangerous(形容詞):危険な・物騒な・重大な

 

riskyはその行動を取ることで将来的な危険が予想されるときに、dangerousは危険が存在することが明確に分かるときに使用する傾向がみられます。

「リスク」との違い

リスキー(risky)とリスク(risk)も間違えやすい単語の一つ。形容詞のriskyに対し、riskは名詞もしくは他動詞として用いる単語です。

名詞として使用するときは「危険」「恐れ」「危険物」という意味になり、他動詞としては「take the risk of~」などの形で使用し、「危険を冒す」「危険にさらす」という意味を持ちます。

また「at your own risk(自己責任で)」のように熟語として用いるケースも。riskとよく似た意味の単語はdangerです。この2つの単語の関係は、riskyとdangerousの関係とほぼ同じといえるでしょう。

「リスキー」の言い換え表現

表現の幅を広げるのに役立つ、リスキーの言い換え可能な表現を3つ紹介。それぞれの意味と例文もセットで解説します。

感嘆符マークの上に乗ったビジネスマンが落ちそうになっているイラスト

(c) Adobe Stock

「リスキー」の言い換え表現
  1. 一か八か
  2. 不確実な
  3. ハイリスク

一か八か

思い切って、結果がどうなるか分からない大勝負に出るときに「一か八か」という表現を用います。もともとはギャンブルの世界で使われていた言葉といわれており、意味は「結果を運に任せて行動すること」です。

たとえば「置かれた状況から脱却するには、一か八かのチャレンジが必要だ」のように使用します。「一か八か」は「リスキーな挑戦であるもののチャレンジする」というニュアンスを含めて使う、言い換え表現といえるでしょう。

なお、言及する内容は、行動が伴うものであることがポイントです。

不確実な

待ち受けている結果が予測できないことを、「不確実な」と表現します。

たとえば「この投資に参入するには多額の資金が必要になるが、見合ったリターンが得られるかは不確実である」のように使用します。結果が確実でないことはリスクを伴うため、「不確実な」という表現をリスキーの言い換えとして使用することが可能です。

ハイリスク

予想される危険(リスク)が大きいことを「ハイリスク」と表現します。「このまま浸水想定区域に残るのはハイリスクな選択である」「この投資は成功すれば大きなリターンを得られるものの、ハイリスクである」のように使うのが一般的です。

「リスキーな状況」はつまり危険を伴う状況を指すので、リスクが大きいという意味のハイリスクを用いて言い換えが可能といえます。

そのほか「ハイリスクハイリターン」という表現を使うケースも。リスクが大きいものの、成功したら大きなリターンに期待できることを示す表現です。「高レバレッジの信用取引はハイリスクハイリターンの資産運用だ」のように使います。

「リスキー」を使う場面と使い方

リスキーという言葉は、実際にどのような場面で使用できるのか詳しく紹介します。日常生活はもちろん、ビジネスシーンでも使える便利な表現なので、この機会に使い方を覚えておきましょう。例文もいくつか併せて紹介します。

パソコンと資料

(c) Adobe Stock

ビジネスシーンでも多用される

ビジネスシーンでは、リスキーという言葉をよく見聞きするでしょう。大きな危険が伴う経営判断をする場合には「リスキーな判断」といわれるケースもあります。新たな技術への積極投資や急速な事業拡大など、具体的な内容はさまざまです。

想定されるリスクによっては、あらかじめ対策することによって回避が可能です。多くの企業では、想定されるリスクに対処するために、自社にとってリスクになる事柄を洗い出して必要な対策を整える「リスクマネジメント」と呼ばれる活動を実施します。

プロジェクトや業務ごとにリスクマネジメントは必要となるため、ビジネスシーンではさまざまな場面で「リスキー」という言葉を聞く、または使う機会があるといえます。

「リスキー」を使った例文

言葉の使い方を学ぶには例文をチェックするのがおすすめです。リスキーという単語を使った例文をいくつか紹介します。

【例文】
・ベンチャー企業のA社に多額の資金を投資するのはリスキーな選択肢だ
・プロジェクトの成功に向けて、リーダーは伝統的な手法を捨てて新しいアプローチを取るというリスキーな戦略を決定した
・その経営方針はリスキーなため、リスクマネジメントをきちんと行うべきだ

上記のように、リスキーはさまざまなシーンで使用できる言葉です。正しい意味を理解して、表現の幅を広げていきましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c) Adobe Stock

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