はじめに
毎日何気なく入っているお風呂で減量する「お風呂ダイエット」。お風呂に入れば代謝もアップして脂肪が燃焼されていく気にもなりますが、10分間の入浴で消費できるカロリーはおよそ40kcal。お風呂のみで痩せることは難しくとも、シャワーだけで済ますより、湯船に浸かったほうがダイエットにも良い効果をもたらしてくれるんです。そんなお風呂の効果やストレッチ、おすすめアイテムをご紹介します。
お風呂に入るだけでダイエット効果がある!?
そもそもお風呂にはこんな効果が!
お風呂効果1.冷えとむくみをリセット!免疫力もアップ!
入浴すると、温まった血液が1分間に一周するという「温熱作用」と、ウエストが3〜6cmも細くなる「水圧効果」で、血液の循環が促進、むくみを解消してくれる効果が! 冷えもむくみもリセットすることで、免疫力もアップします。
お風呂効果2.リラクゼーション効果で疲れが和らぐ
入浴がもつ「浮力作用」は、普段の体重を9分の1程度にし、筋肉や関節を緩めつつ脳の緊張もほぐしてくれます。これによりリラクゼーション効果が高まり、疲れも癒されます。ポイントは多めのお湯を張って深く浸かること。より浮力作用を感じることができます。
お風呂効果3.サラサラの汗で不快感が軽減する
お風呂に入ると「いい汗」が出ます。いい汗は99%水分なので水のようにさらさらしていて、臭いがありません。発汗を促す交換神経や汗腺の機能に問題があると、ベタベタして臭いのする「悪い汗」が出てきてしまいます。この悪い汗をいい汗に変えるためには、日頃から汗をかく習慣をつけることが大切。入浴により発汗を促進すれば、次第に汗腺の機能が整えられ、「いい汗」をかけるようになってきます。
お風呂効果4.深い睡眠を促す
入浴により一時的に体温を上げ、その後適切に下げることで、人間の体は眠気を感じます。深い睡眠は疲れを取るだけでなく、成長ホルモンの分泌促進や、自律神経のバランスを整える効果など、美容と健康、ダイエットにも深く関係しているのです。
お風呂効果5.美容効果がアップする
肌をお湯に浸けておくことで、毛穴や汗腺などに詰まった汚れをじんわり優しく取り除くことができます。血流が高まり老廃物の排出が促進されるので、化粧品の効果もグンとアップするのです。
水分代謝が悪い人に効果大!
筋肉がしっかりあって、代謝が良いはずなのに痩せづらい人は、水分代謝が悪くむくみやすいのかもしれません。そんな人は、お風呂やサウナ、ホットヨガなどでリンパマッサージしリラックスすることで改善が見込めます。
ダイエットの大敵!冷え改善に
お風呂に浸かるだけでも体は十分温まりますが、末端冷え性さんには血管トレーニングがおすすめ。まずは湯船に使って温めたら、次に冷たいシャワーで冷やす。さらに湯船で温め、また冷やす。これを繰り返すと、血管が刺激されて、冷え性改善に!
半身浴ではなく全身浴!
ダイエットに大敵な冷え解消には、半身浴よりも断然全身浴! 炭酸系など血行促進機能の高い入浴剤を使って。半身浴は時間がかかり非効率的。寒い時期はむしろ上半身が冷えてしまって逆効果に。全身までしっかりと温まってこそ、お風呂に意味があります。
マッサージを取り入れればお風呂効果アップ
簡単マッサージでむくみ太りをオフ!メリハリのあるボディに!
グーの手で内側から脇へ向けて10回ほどすべらせて。鎖骨の上下ともしっかり流し、その後親指とそれ以外の4本指で脇の前をはさみ、揉みながらほぐしていって。
次に手首側から二の腕に向けて腕全体をさする。そのままひじを曲げたときにできる横ジワの端にあたるツボ「曲池」を、5秒間親指でグーっとプッシュして。肩こり改善にも◎。
グーの手で、両サイドの骨のすぐ下に沿って、足首からひざまで圧をかけながら10回流して、リンパの流れを後押し。
最後はリンパが集結するひざ裏もプッシュして、たまりがちな老廃物を太ももへ流して。ほっそり脚線が叶うはず!