優しい人ってどんな人?
「優しい人」になりたいと思ったとき、具体的にどのような人を目指せばよいのでしょうか?一般的にどのような人が「優しい」と思われているのか、多くの人が抱いている「優しい人」のイメージについて解説します。
思いやりがある
困ったときに助けてもらったり、気持ちに寄り添った行動をしてもらえたりしたとき、多くの人は相手に対して優しさを感じます。つまり、相手を思いやる気持ちを持ち、行動できる人は優しい人といえそうです。
誰かがトラブルに見舞われているとき、「大変だな」と同情するのは簡単なことです。しかし、そこで終わってしまうのは優しい人とはいえないのでは。
実際に困っている人のために、一緒になって考え、フォローできる人こそが優しい人ではないでしょうか。
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誰にでも平等
人によって態度や言動を変えない人も、周りから優しい人だと評されやすい傾向があります。
大抵の人は、好きな人やメリットのある人にはよく思われたいと考え、自ら進んで手を貸すのでは。しかし、そうでない人に対してはちゅうちょしてしまうこともあるものです。
どのような人を前にしても、困っていたら相手が誰であろうと手を差し伸べる、平等な心を持った人は優しい人だといえます。
気が利く
誰かに助けてもらっても、それが的外れな優しさだった場合、相手のことを「優しい人」とはなかなか感じられません。
本当に優しい人は、人が望むとき・望む方法でさりげなく手を差し伸べてくれるものではないでしょうか。そのため、よく気が利く人ほど「優しい」と思われやすい傾向があると考えられます。
相手の意に沿う手助けをするには、深い洞察力を持ち、他人の心の機微に敏感であることが必要でしょう。常に周囲を気にして気を配り、いつもと違う様子があれば見逃さない…そんな人は相手の望む手助けができそうです。
優しい人は、相手の立場に立って考え、何をすべきか的確に理解して行動できる人といえます。
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いつでも笑顔
精神に余裕があり笑顔の多い人は、周りに安心感を与え、自然に人が集まるのではないでしょうか。笑顔を見ると、人は本能的に「優しさ」を感じるのかもしれません。
そのため、笑顔の人は優しそうな人だなと周囲から思われやすい傾向があります。
実際のところ笑顔だから優しいとは限りませんが、他人に優しくできなかったり自分のことで精一杯だったりする人は、「常に笑顔」というわけにはなかなかいきません。余裕がなかったり時間に追われたりしているため、表情はどうしても険しくなりがちです。
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優しい人の特徴
心に優しさを持っていれば、それは態度や様子に現れるはずです。ここからは、優しい人がもつ特徴についてを解説します。
裏表がない
優しい人は、行動と言動が異なったり、特定の人にだけよい顔をしたりしないのではないでしょうか。性別・年齢・立場にかかわらず平等に接し、困っている人がいれば見返りを求めず行動する人は優しいといえるでしょう。
人を見て態度を変えたり損得勘定で動いたりする人は、「打算的」な印象を周囲に与えます。助けてもらえばありがたいと感じますが、その人を「優しい人」とはなかなか認識できないのでは。「裏があるのではないか」と不安や疑いの気持ちさえ湧いてきてしまうかもしれません。
また、人を簡単に否定したり陰口を言ったりしないのも優しい人の特徴といえるでしょう。裏も表もない人の親切な行為には、純粋な好意が感じられるはずです。助けられた人が優しいと感じるのも、自然なことだといえます。
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穏やか
優しい人には、穏やかな性質の人が多いのでは。自分よりも他人を優先し、感情の波を露骨に表に出すことはないような人のことです。これは、ネガティブな感情を表に出せば「周囲の雰囲気を悪くするかもしれない」と考えるためかもしれません。
一方で、気分屋で感情をそのまま出したような言動が目立つ人もいます。このような人は、基本的に「自分中心」の人である可能性があります。自分の言動や態度が周囲に悪影響を及ぼしても気にしない、なんて場合もあるかもしれません。
このタイプの人は他人に配慮しない傾向があり、周囲の空気がピリピリしがち。近寄るたびに緊張を強いられれば、誰もその人のことを「優しい」とは思えないでしょう。
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時には厳しい側面も
柔らかい雰囲気であれば優しい人だと認識されるわけではありません。厳しさを感じさせることがあっても、それがその人の信念を伴うものであれば、優しさを感じることはあるものです。
優しい人になりたいなら、「ただ人当たりよくしているだけではダメ」ということも理解する必要があるのではないでしょうか。「本当の優しさ」についても考えてみましょう。
自分の芯を持っている
人当たりがよいというのは、裏を返せば、人に合わせている状態であるともいえます。
もちろん、無理をせずに他人と波長が合うことはありますが、常に周りの調子に合わせていては、顔色を伺っているだけの人になってしまいかねません。これでは優しい人とはあまりいえませんよね。
自分の芯を持たない人は自分の行動に自信が持てず、誰かを助けたいと思っても、批判や反対の意見にさらされれば行動をためらってしまいがちです。
しかし、自分の芯を持っていれば、自分の基準で行動できます。誰かを助ける際も、他者の雑音を気にしたりはしないはずです。自分の中に強い信念があるため、相手に最後まで寄り添うことができるのではないでしょうか。