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【100人に聞いた】人付き合いが苦手と感じる人の割合
人付き合いが苦手と感じる人がどのくらいいるのか、日本全国100人のワーキングマザーにアンケートを実施しました。
結果は「はい」が67.5%となり、半数以上が人付き合いについて苦手だと感じていることが分かりました。
※アンケートは30〜49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
人付き合いが苦手になる原因
人付き合いが苦手と感じるのには、何かしら原因があるはずです。どのような考えや出来事から苦手意識を持つようになったのか、ゆっくり考えてみましょう。この項目では、人付き合いが苦手になる原因を3つご紹介します。
自分に自信が持てない
まず挙げられるのは、自信のなさです。自信を持てないことから、どこか自分を作ってしまうところがあり、人間関係に苦痛を感じるのです。
自信のなさは、周囲に本心をなかなか伝えられないことにつながるのかもしれません。「本音で話すと嫌われてしまうのではないか」、「素の自分では相手にしてもらえないかもしれない」と不安になりすぎてしまっていることも考えられます。
誰しも必ず場をわきまえて本音を出さないシーンがあり、いつでも自分の素の状態をさらけ出している人など滅多にいないはず。ただ、人付き合いが苦手と感じている人には、本心を隠す傾向が強く表れることがあります。
自分の意見を素直に伝えられない場面が多いため、誤解を招くこともあるかもしれません。その結果、ますます人付き合いに対する苦手意識が高まってしまうのです。
人からの評価を気にしすぎる
自分がしたいことを優先できないのも、人付き合いが苦手と感じる原因と考えられます。周りに人がいると、自分がどうしたいのかよりも、人からどのように見られているかを意識してしまうということです。
自分のやりたいことよりも人目に気を取られるため、言動を過度に抑え込んでしまいます。結果的に神経をすり減らし、人付き合いがつらく大変なものに感じる可能性があります。
過去に人間関係のトラブルがあった
過去にあった人間関係のトラブルを繰り返したくないと、人付き合いを避けていることもあるでしょう。たとえば、「信頼していた友人から裏切られた」「学生時代に嫌な思い出がある」といったケースです。
人付き合いであまりにもつらい経験をすると、同じ思いをしたくないと考えるのは自然なことです。過去と似た状況になるのを避けようとして、人付き合いそのものをしなくなる場合もあるかもしれません。
人間関係のトラブルがきっかけで自信や自尊心が低下し、人付き合いが苦手と感じ始めることもあります。
【100人に聞いた】その他にこんな意見も
人付き合いが苦手になる原因についてもアンケートを実施しました。様々な意見が寄せられたのでピックアップしてご紹介します。
コミュニケーションが苦手
「コミュニケーションが苦手。引っ込み思案」(40代・神奈川県)
「自分の気持ちを表現することが下手」(40代・福岡県)
「会話の始め方がわからない」(30代・東京都)
人見知り
「人見知り、会話をしない」(30代・群馬県)
「人見知り。すぐに緊張する」(40代・神奈川県)
「人の目をみられない」(40代・愛知県)
内向的
「引っ込み思案」(40代・広島県)
「恥ずかしがり屋」(30代・奈良県)
「消極的」(30代・長野県)
面倒臭い
「付き合いがめんどくさいときがある」(30代・神奈川県)
「人により面倒な人がいるから」(30代・佐賀県)
ひとりが好き
「あまり人と会わない、1人が好き」(30代・茨城県)
「関わりたくない」(40代・兵庫県)
人付き合いの苦手な人がとりがちな行動
自信のなさや、過去のトラブルから人付き合いに苦手意識を抱くと、行動そのものが変化していく傾向にあります。人付き合いが苦手な人は、どのような行動パターンをしているのでしょうか?
知人に会っても気付かないふりをする
近所を歩いているときやショッピングセンターへ出かけたときなど、ママ友や会社の同僚にばったり会うことがありますよね。そのようなシチュエーションで、気付かないふりをしてしまうことがあるのです。
いつもと違う場所で知り合いに会うと、どのような会話をすればいいかとっさに出てこない。気まずくならないためにも、素知らぬふりで通り過ぎる…人付き合いが苦手な人にとっては、よくある流れといえるのではないでしょうか。
相手も気付いていなければ、スルーするだけで済みます。しかし、目が合ったのにそらしたり、話しかけられたのに無視したりすると、相手に「この人は、私のことが嫌いなのかも」と受け取られかねません。
場合によっては、「わざと無視をする失礼な人」と思われてしまう可能性もあるため注意しましょう。
趣味は1人でできるものを選ぶ
1人できる趣味を選ぶのも、人付き合いが苦手な人によくある行動です。誰かと一緒に行動しなければならない趣味だと、気を使ったり神経をすり減らすことが多く、存分に楽しめませんよね。
たとえば、バレーボールを趣味として始めた場合、チームメイトとの付き合いが発生します。練習の予定を組むときにはメンバーの意を汲む必要がありますし、人間関係を考慮しながら立ち回らなければいけないこともあります。そういったことが重荷になり、やがては楽しむための趣味をつらく感じてしまうかもしれません。
そのため、人付き合いが苦手な人は、自分のペースで進められて1人でも楽しめることを趣味にする傾向があります。周りの目を気にして行動を制限する必要がなく、リラックスして過ごせるからです。
相手の目を見て話せない
人付き合いが苦手な人は、対面での会話も苦手とする方が多いようです。自信がないためか、つい相手から目線をそらしてしまったり、目を合わせると緊張して何を話したらいいかわからなくなってしまうことが。逆に、頑張って目を合わせようと意識しすぎて、不自然に振る舞ってしまうこともあります。
【100人に聞いた】その他にこんな意見も
こちらについてもアンケートを実施しました。上記で紹介したもの以外にも、人付き合いの苦手な人がとりがちな行動について意見が寄せられています。
考えすぎる
「人の気持ちを考えすぎる」(40代・宮崎県)
「話しかけるタイミングや話題など色々心配しすぎて、結局話しかけられない」(40代・岡山県)
気を使いすぎ
「相手に気を遣いすぎてしまう」(40代・愛知県)
人付き合いへの苦手意識を克服する方法
もっと自然にママ友や同僚と会話を楽しみたいと思っているなら、苦手な人付き合いを少しずつ克服してみることをおすすめします。できることから行動を変えれば、苦手意識も改善していきます。
笑顔であいさつすることを心掛ける
まずは笑顔であいさつをしましょう。自分から積極的に話しかけるのは、ハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、「おはよう」「お疲れさま」というあいさつであれば、比較的簡単にできるはずです。あいさつのときには、少し口角を上げて笑顔を作るだけで、親しみやすく話しかけやすい雰囲気を演出できます。
とっつきにくい印象を持たれ、人から話しかけられることが少ないという人は、笑顔であいさつすることを心掛けるだけで、スムーズな人付き合いが生まれやすくなるのではないでしょうか。
人と自分を比較しない
自信のなさが原因で人付き合いがうまくできない場合には、相手と自分を比べないことが大切です。誰にでも、得意なことと苦手なことがあります。自分が苦手なことをそつなくできる人だからといって、その人より自分が劣っているわけではありません。
「どうせ自分なんて」と落ち込むのではなく、相手を認めるのと同時に、自分にはどのような得意なことがあるか考えてみてください。お互いの違いを認められるようになれば、自信もつき、自然と人付き合いへの苦手意識も和らいでいくはずです。