【目次】
・そもそも「痩せ型」の基準って?
・痩せ型の人の特徴とは
・痩せ型の人が健康的な体型を保つには
そもそも「痩せ型」の基準って?
BMIが18.5未満
BMI(ボディマス指数)とは一般的に、体重と身長から導き出される肥満度を表す数値のことを言います。
BMIの計算方法は以下。
体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}
日本の肥満学会では、ここで出された数値が【18.5未満】であれば、痩せ型(低体重)だと判断されるようです。
ちなみに適正体重は、身長(m)×身長(m)×22で導くことができると言われています。
見た目が痩せていても隠れ肥満の人もいる
体重と身長で導くBMIを用いらなくても、痩せているかどうかはある程度であれば見た目で判断が可能。
しかし、体重が多い人でも筋肉量が多い人もいれば、痩せ型に見えても体脂肪が多い人もいます。そのため、見た目は痩せ型でも【隠れ肥満】の可能性がある人も中にはいるようです。
体脂肪は20%以下で痩せ型と判断される
一般的に体脂肪率は、20〜30代で20%以下、40〜50代で21%以下であれば「痩せ型」だと判断されるよう。
女性の理想(標準)体脂肪率は以下。
18歳から39歳まで
標準(-) 21~27%
標準(+) 28~34%
40歳から59歳まで
標準(-) 22~28%
標準(+) 29~35%
あなたの体脂肪率がここに記されている数値よりも低い場合、痩せ型と判断していいかもしれません。
痩せ型の人の特徴とは
摂取カロリーよりも消費カロリーが多い
基本的にオーバーした摂取カロリーは、体内で脂肪として蓄積されます。そのため痩せ型の人は、摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多い傾向にあると言われています。
1日に必要なカロリーは年代や職業、身長、体重によっても上下すると言われ、デスクワークや主婦など活動量の少ない30代女性は1750kcalほど、40代では1700kcalほどだそう。
正確には「身長(m)×身長(m)×22」に25~30をかけた数値が、1日の摂取可能カロリー。
痩せ型の人はこの数値を超えない量のカロリーを摂取しているか、もしくは圧倒的に消費カロリーが多い可能性があると言われています。
基礎代謝量が高い
基礎代謝量が高く、食べても太りづらいという人も多いよう。
例えば基礎代謝量は朝食を取るだけでも13 %ほどアップするのだそう。睡眠中に下がっていた代謝のスイッチが入るだけでなく、体温が1度アップし1日で消費するカロリーがトータル150kcal以上も上がるのだとか。
また、基礎代謝の25 %は筋肉で消費されるので、筋肉量が多い人も基礎代謝量が高くなるそうです。
腸内環境が整っている
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腸内環境が整っていることで、太りづらい体をキープしているという人もいるよう。
腸内環境が整っていると排泄がスムーズになります。すると代謝がアップし、むくみにくくなる上、肌の美しさにもつながると言われています。
腸は第二の脳とも言われる臓器。
ここがきれいな人は自ずと太りにくい体質になっていくのかもしれません。
太りたいのに太れない人も
食事や生活を意識して痩せ型をキープしている人もいますが、中には太りたいのに太れない、食べても食べても太りづらい、といった体質の人も少なからずいるようです。
また、筋肉量に比例して代謝が良くなり太りづらいという人もいますが、全身の筋肉が少なく華奢な体型になってしまっているという人も。
元々食べる量が少なかったりタンパク質が不足していたりすると、筋トレに励んでもなかなか筋肉が増えないようです。
痩せ型の人が健康的な体型を保つには
摂取カロリーも消費カロリーも高い水準を保つ
管理栄養士・健康運動指導士の小島美和子さんによると、摂取カロリーも消費カロリーも、高い水準を保つことで体調が格段に良くなる上、精神的にも安定すると言います。
野菜ばかり食べていたり、食事自体を抜いたりするようなことが多い人は、筋肉量も代謝も落ちる一方だそうです。
タンパク質を積極的に摂る
タンパク質は筋肉に必須の栄養素です。筋肉のついた健康的な体型を目指すのなら、無視できません。
理想はバランスの良い食事でタンパク質を補ってあげることですが、小食だったり不規則になりがちだったりする人は、プロテインの力を借りて補給してみてはいかがでしょうか。
メリハリのある体のために、タンパク質は積極的に摂るのをおすすめします。
筋トレを行う
メリハリのあるボディを目指すなら「筋トレ」を普段から継続的に行うことをおすすめします。
筋トレ、つまり「無酸素運動」をすることで全身の筋肉量がアップすれば、ボディラインが圧倒的に変わってくるはず。
運動すること自体が、体調の改善や精神的な安定といった効果も期待されているので、見た目だけでなく体の中から健康を目指すためにぜひ取り入れたい項目です。