“寒色系”カラーとは?
寒色系はブルーなど冷たさや青みを感じる色のこと。なお、暖色系とは、イエローやオレンジなど暖かさや黄みを感じる色のことです。グリーン系、パープル系は中性色系と言われ、暖色系よりなのか、寒色系よりなのかでグループが分かれます。
寒色系のおすすめヘアカラー
アッシュグレージュ
アジア人に比較的多い地毛に近い黒髪は5~6トーンのヘアカラーといわれています。ここでご紹介するアッシュグレージュは、その色みよりも少しだけ明るい7トーン。透け感のある暗めカラーなので「重く見えない」と、30代・40代の働くママにも人気を集めています。
やわらかな毛流れのミディアムスタイル。髪をきれいに見せるツヤのある暗めカラーのおかげでラフだけど上品な雰囲気。顔周りを中心に軽くレイヤーを入れることで毛先が動きやすくなり、奥行きが生まれます。はらりと頬にかかる長めの前髪も女性らしさを後押しします。
毛先をワンカールさせてゆるやかな曲線を仕込むことで、大人の余裕を演出。保湿効果のあるスタイリング剤を使用してツヤをプラスして、やわらかな抜け感をつくりましょう。
スタイリング
32mmのコテで毛先を軽く外巻きにワンカールさせる。「モイ クリーム グローリーゼア」を小豆粒くらいの量をとり、手のひらに伸ばしてから全体にもみ込んでツヤ感をプラス。ハチまわりが広がらないように軽く耳掛けしてすっきりとまとめて。
シアーグレージュ
やや明るめのシアーグレージュをワンメイク。こっくりしているけれど光に当たると透け感が出て、髪がやわらかく見えるカラー。
表面と顔周りを中心にレイヤーを入れているため、スタイリング次第でさまざまなシーンやテイストに対応できます。ワンカール巻きにしたら女らしさと脱力感が加わり、フェミニンな着こなしにぴったり。ストレートでナチュラルさを生かす場合は、カジュアルなファッションが似合うなど、幅広いおしゃれが楽しめそうです。
カット
全体の長さは鎖骨とバストの間あたりで、重めのやや前上がりのベースに。表面と顔周りは、肩下あたりからレイヤーをつなげる。前髪は眉下の長さに設定し、ラウンドでカット。前髪の幅は狭くしすぎないほうが顔が明るく見える。
パーマ
基本はノンパーマでOKだが、毎日巻くのが億劫な人や巻きグセがつきにくい人は、毛先だけワンカールさせた低温デジタルパーマをかけておくと扱いやすい。
スタイリング
32mmのヘアアイロンで、毛先のみワンカールの外巻きに(デジタルパーマをかけている人はこのプロセスは省略)。表面の髪はニュアンスがつくように、中間からランダムにゆがませるように巻いて。少量のオイルかバームを手に広げ、巻きをざっくりとほぐすようにしながらなじませる。
9レベルのブルーアッシュ
9レベルのブルーアッシュを使用した前下がりのショートボブ。赤みを抑え、暗めのトーンでも透け感が出て知的な印象に。
年齢とともにもたつきが気になってくるフェイスラインをうまくカバーしてくれるのが、あごラインのボブ。顔側から後頭部に向けて上がるようにカットしているため(前が下がっている)、スッキリ見せもばっちり。この長さで前髪があると野暮ったく見えてしまうことがあるので、前髪はなしがベター。前髪がないと顔が縦長に見え、丸顔でもキュッと小顔に! 前髪が長いため、顔周りの髪が邪魔に感じる仕事のときなどは耳にかけておくとストレスフリー。
カット
あごラインで前下がりにカット。グラデーションカットを施して、自然な丸みが出るようにする。前髪はワンレングスに。
スタイリング
26mmのカールアイロンで毛先だけ軽く内巻きにする。オイルをワンプッシュして手に広げ、手ぐしを通しながら毛流れを整えて。
ダークアッシュ
ダークアッシュのボブヘア。気になる地毛の赤みを消し、肌色をくすませない程度のアッシュにすることが大事。透明感を演出できます。
ボブというとAラインやIラインなど角のあるイメージですが、やわらかさを出したいときはレイヤーの力を借りて。レイヤーを入れるとスタイリングしたときに髪がより動きやすくなり、顔周りや毛先に曲線が生まれてこなれ感と色っぽさが漂います。普通のボブが飽きてしまった人も長さを変えることなくイメチェンできます。
カット
ベースは、肩上の長めのボブ。グラデーションとレイヤーで、シルエットを補整しながら動きを出しやすくする。前髪はリップラインに設定し、そこを起点に表面のレイヤーをつなげる。
スタイリング
前髪は毛束を真上に持ち上げ、細めのマジックカーラーで内巻きに。トップには太めのマジックカーラー3個を使い、内に巻いておく。毛先はアイロンでワンカールの外巻きにして、マジックカーラーを外してから全体をほぐす。バームをなじませて束感を出してできあがり。
ラベンダーベージュ
ラベンダーベージュでやや暗めのトーンのヘアカラー。
紫外線をたくさん浴びる時期は、これくらい暗めのラベンダーカラーがおすすめ! 明るい髪色でなくても透明感があるので重く見えず、こなれた印象もバッチリです。髪型は動きが出るレイヤーを入れることで、大人っぽく女性らしい印象に。
フォギーベージュ
7トーンのフォギーべージュで、ふわっとしたレイヤーミディの全体をカラー。ツヤとやわらかさを底上げする効果があり、色持ちもいい。
複雑な巻きスタイリングが苦手な人、ナチュラル感が好きな人におすすめのヘアスタイル。レイヤーが入っているため、髪がペタンとしやすい場合でもふんわり見せることができますよ。
カット
全体は鎖骨ラインでカットし、表面に軽めにレイヤーを入れる。面長さんなので、前髪は眉下あたりでややワイドめにしながらサイドにつながるようにラウンド気味にカットする。
スタイリング
32mmのカールアイロンで、全体の毛先を外ハネに、表面に入れたレイヤーの毛先は内巻きのワンカールに。前髪も毛先が外に流れるようにほんの少しだけ巻く。バームをよーく手のひらに広げ、下から手を入れて内側をメインになじませてカールをほぐす。表面や前髪は指先でつまみながら、ひし形のシルエットになるように形を整える。
寒色系のおしゃれコーデ
寒色のグリーンを選ぶと大人の着こなしに寄り添う上品な印象に
フレッシュな装いを引き出す瑞々しいグリーンでコンサバ感を払拭。ネックラインやそでにたっぷりギャザーが入ったドレッシーなブラウス。デコラティブなぶん、ともすると甘くなりすぎてしまうデザインも、寒色のグリーンを選ぶと大人の着こなしに寄り添う上品な印象に。いつものカラーニットを着る感覚で、合わせはシンプルなガウンコートやデニムにして難なく更新! ラフな切りっぱなしのデニムでヘルシーに着こなしつつ、ヒールパンプスでしっかりきれいめをキープ。
デコラティブなブラウスも、×寒色パステルで甘さ控えめに
きちんとシーンにもぴったり! やわらかさとクールな印象を両立してくれるミントグリーンのブラウスは、華やかな発色でも大人っぽい印象に。キリッとしたパンツスタイルも、寒色パステルに変えれば優しい雰囲気に。ブルーグレーのパンプスできれい色を穏やかになじませると、さらに品のよいスタイルが完成。
やわらかく優しげなムードをまとったパープル
リラクシーなカジュアルトップスをラフになりすぎず着こなすのに最適なのが、きれい色のタイトスカート。こちらは淡いラベンダーカラーとひざ下のミディ丈が上品な一着。甘すぎない寒色のニュアンスカラーが、装いを大人っぽく盛り上げてくれます。
通勤スタイルがたちまち洒落る、ワントーン配色
くすみ系寒色同士をつなぐことで、洗練された印象が漂いつつまろやかムードに。ワントーン配色を成功させるコツは、とろみパンツなどどこかに艶めきアイテムを投入すること。着こなしにリズムが生まれて、もっさり見えも上手に回避できる!
爽快なブルーでコーデをより一層盛り上げて!
見た目からもあたたかく、リッチな質感が気持ちをあげてくれるシャギーコート。それだけで華やぐ素材だから、カラーは上品に映えてクリーンにまとえるグレーを。さらに、沈みがちな冬コーデを更新する鮮やかなブルーニットをアクセントに。目に留まるブルー×グレーの寒色カラーは、都会的なムードが高まるオフホワイトでマイルドに中和。
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