かわいらしい
おっちょこちょいな人は周りが見ていて飽きないうえに、次はどんなハプニングを起こすのだろうと楽しみになることさえあります。いつもオタオタと慌てている様子や、ミスをしても明るい笑顔で乗り切ろうとする姿がかわいらしく、思わず助けてあげたくなるなんてことも。おっちょこちょいを克服しようと一生懸命頑張る姿は、健気に見えるものですよね。何でも完璧にこなせる人よりも、おっちょこちょいな人の方が一緒にいると安らげるという意見もあります。
▼あわせて読みたい
ネガティブな声も
しかし、何度注意しても同じ間違いを繰り返したり、大切な用事を忘れたりするおっちょこちょいな人に、ネガティブな印象を持つ人がいるのも事実です。おっちょこちょいな人がいくら失敗を重ねても、自分に被害がなければ「またやっているな」と笑って済ませられます。しかし一緒に仕事をしていて、失敗のしわ寄せが自分に降りかかって来ると、イライラしたりうっとうしく感じたりするのはありえることでしょう。
本人が迷惑をかけていることに気付いているならまだしも、気付いていない場合は周りのストレスはもっと大きくなります。頼んだ仕事をすっかり忘れていて期日までに終わらない、クライアントとの待ち合わせに遅れるなど、笑い話では済まされない失敗が多いと、評価が下がりプロジェクトから外される可能性も。
▼あわせて読みたい
【目次】
おっちょこちょいをなおす方法
おっちょこちょいは本人のせいというよりは、生まれもった性格によるものであることが多いです。このためおっちょこちょいな性格をなおそうとしても、容易にできるものではありません。しかし日常の生活習慣を少し変えるだけで、おっちょこちょいによる失敗を減らすことは可能です。おっちょこちょいを改善する方法を紹介します。
行動・発言の前に確認をする
おっちょこちょいな人はせっかちなことが多いので、何かをする前にしっかりと確認をしない場合があります。一度見たり聞いたりするだけで満足し、すぐに実行に移してしまうため、ありえない失敗をしてしまうのではないでしょうか。行動や発言の前には焦らずに、もう一度確認することを心がけましょう。出かけるときは早めに身支度を済ませ、持ち物や道順などを再確認すると遅刻する可能性が減ります。言いたいことは順序立てて整理し、頭の中で組み立ててから発言してみてください。
また、メールやLINEの誤字が多い人は、送信ボタンを押す前に必ず読み直すクセをつけましょう。目で文字を追うだけでは見落としてしまうため、声に出して読んでみることをおすすめします。一つひとつ丁寧に確認することで、今まで起こしていたミスやハプニングの多くを防ぐことができるかもしれません。
▼あわせて読みたい
忘れやすいことはメモを取る
おっちょこちょいな人は集中力がない傾向があり、大事な話を聞き逃したり忘れたりしがちです。メモとペンを持ち歩き、大事なことは必ず記録しておきましょう。スマホのメモ機能を使用したり、写真を撮ったり、音声を録音したりするのも有効です。
大切なのは、記録する作業を後回しにしないこと。後でやろうと思っていると忘れたり、内容が不正確になったりするので、面倒がらずにすぐに記録することをおすすめします。また、記録したことに安心して、放置しては意味がありません。メモや写真はこまめに見返して、忘れていることがないかチェックしましょう。
▼あわせて読みたい
時間や気持ちに余裕を持つ
時間に余裕がないと、焦って失敗する確率が高くなります。おっちょこちょいを自覚している人は、いつもより15分だけ早めに行動してみましょう。時間に余裕があれば落ち着いて状況を判断できるようになり、遅刻や忘れ物、転倒事故などを減らせます。また、おっちょこちょいな人は真面目なことも多いですから、全て自分で解決しようと頑張り過ぎてしまう場合もあります。仕事や家事で手一杯のときは、周りの助けを借りて負担を減らすことも大切です。気持ちに余裕が生まれ、物事に落ち着いて向き合えるようになるはずです。
▼あわせて読みたい
自分を受け入れることも必要
おっちょこちょいな人はミスが多い自分に嫌気がさし、自己肯定感が低くなりがち。「失敗ばかりでダメな私」と、おっちょこちょいな自分を否定し続けていては、気持ちが萎縮してかえってミスが多くなってしまうかもしれません。
しかしおっちょこちょいな性格は、マイナス面はあるとはいえ、立派な個性ともいえます。他人と比べて落ち込むのではなく、受け入れることも必要です。1日の終わりに「できたこと」を振り返り、自分をほめる時間を作りましょう。自信がついて、気持ちにもゆとりができます。
トップ画像・アイキャッチ/Shutterstock.com
▼あわせて読みたい