1位:時間が足りない
「フルタイムや残業で時間が足りない」、「家事が苦手なため人より時間がかかる」…仕事と家庭を両立するには、まず第一に時間的余裕が必要なことがわかりました。
【目次】
仕事と家庭の両立ができている人の特徴とは
続いては日本全国100人のワーキングマザーに、「仕事と家庭の両立ができている人の特徴」を聞いてみました。
※アンケートは30〜49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名。
器用
「要領がいい」(40代・神奈川県)
「要領良く、行動力のある人」(30代・千葉県)
「器用なひと。完璧にやろうとしない」(40代・埼玉県)
「手際のよい人」(40代・福岡県)
頑張りすぎない
「手の抜きかたがうまい」(40代・岐阜県)
「メリハリを大切に、全てを全力でやろうとしない」(40代・東京都)
「良い意味で完璧主義ではない」(40代・埼玉県)
時間の使い方
「時間の使いかたがうまい」(30代・長野県)
「時間の使い方が上手。無駄な時間がない」(40代・東京都)
「時間配分がうまい」(40代・大阪府)
周りの協力がある
「必要に応じて助けを求められる人、助けてあげたいと思われる人」(40代・福岡県)
「便利家電を利用している。親からの支援がある」(40代・三重県)
「サポートを受けられる環境(親など)があるか、金銭にゆとりがあり外注出来る」(30代・神奈川県)
前向き
「明るい前向きな人」(30代・埼玉県)
「やるぞ!というやる気元気」(30代・新潟県)
「モチベーションが高い人」(40代・高知県)
余裕がある
「細かいことを気にしない」(40代・千葉県)
「気持ちがおおらかな人」(40代・埼玉県)
「心に余裕がある人」(40代・新潟県)
パワフル
「体が丈夫」(40代・埼玉県)
「元気がある」(40代・千葉県)
「体力がある」(30代・栃木県)
【100人に聞いた】仕事と家庭を両立するために必要な条件とは
さらに、「仕事と家庭を両立するために必要な条件」もみなさんにアンケート調査。それぞれの理由や実体験もご紹介しますので、確認してみましょう。
土日祝日休み
「実際土日休みの方が両立できているから実体験」(40代・千葉県)
「家族で出かけられるので息抜きになる」(40代・北海道)
「しっかり休める」(40代・神奈川県)
時短勤務ができる
「勤務時間が長いとカラダがしんどくなるから」(40代・埼玉県)
「時間に余裕が必要」(40代・千葉県)
「時短勤務が可能ならば、子供がまだ小さい時や、夏休み・冬休み等は時短を使い、子供との時間を優先できる」(40代・愛知県)
「フルタイムで働いていたとき、大変で両立ができなかった」(40代・東京都)
定時退社・残業が少ない
「退社時間になる前からひそかに帰宅後のシュミレーションを立てられる」(40代・埼玉県)
「帰宅してからの予定が組み立てやすい」(30代・北海道)
「リズムを崩すことなく仕事と家事ができるから」(40代・宮崎県)
在宅勤務ができる
「リモートワークが一番便利だと思う」(30代・東京都)
「通勤時間がもったいない」(40代・神奈川県)
実家が近い
「実家が助けてくれなければ100%仕事を辞めていたから」(30代・東京都)
「実家に頼れるかどうかで会社を休む日が減る」(40代・香川県)
「核家族だと、子供の体調不良などに対応しきれない」(30代・北海道)
仕事と家庭の両立を実現するための工夫5
では実際に、仕事と家庭の両立のためにみなさんはどんな工夫をしているのでしょうか。
頑張りすぎない
「どちらも頑張りすぎないこと。両方を完璧にしようとすると、どうやっても時間が足りないので、〝良い加減〟を自分で見極めるようにしています」(40代・千葉県)
「身体を壊しては元も子もないので、無理はしないで、手を抜けるところは抜く。仕事は同僚や部下にも頼ることを覚えました」(40代・埼玉県)
家事の時短
「家事はあらゆる家電を屈指して出来るだけ短縮化を図り、子どもとの時間を大切にしている」(30代・埼玉県)
「洗濯物はほとんどハンガーに干して、そのままクローゼットに入れるなど、できる限り家事の手間を省く」(40代・石川県)
家族と分担
「子どもたちに自分の出来ることはやってもらうようにする」(30代・滋賀県)
「夫にも家事を手伝ってもらっている。子どもを見てもらう時間を作り、その間に洗濯や掃除など家事を短時間で済ませる」(30代・宮崎県)
スケジュールの工夫
「家族とのスケジュール共有。夫が早く帰れる日は私が勤務時間を長くしたり、子どもが塾の日はその間に作りおきなど家事を済ませる」(40代・神奈川県)
「タイムマネージメントをして、時間をしっかり決めて作業をする。ダラダラと時間の無駄使いをしないよう心がけている」(30代・北海道)
優先順位を決める
「優先順位を自分の中で決めて、優先度の低いものはできなくてもストレスを感じないようにする。また、優先度の低いものは自分ではなく夫にやってもらうように具体的に指示を出しておく」(30代・福岡県)
「優先すべきものから始めて、時間に余裕がある時にまとめてできるもの(資料整理や作りおき)は片付けてしまう。基本後回しにせず先回りしておくと心に余裕ができる(40代・京都府)
他にもこんな少数意見が
その他にも、「ひたすらがんばる」「健康でいる」「休みの日と平日の家事を分ける」などのコメントが寄せられました。
仕事と家庭を両立するための注意点とは
仕事と家庭を両立するために、注意したいポイントについてもアンケートを実施しています。みなさんのコメントをぜひ、参考にしてみてください。
周りの協力を得る
「ひとりで抱え込まない」(40代・兵庫県)
「夫婦ふたりで家事分散、他の周りの人にも協力をお願いする」(30代・奈良県)
「ひとりで頑張りすぎず夫婦で協力する」(40代・岐阜県)
頑張りすぎない
「あまり無理しない」(40代・千葉県)
「全て完璧にやりすぎない」(40代・埼玉県)
「頑張りすぎず疲れが溜まったら手を抜く事もする」(40代・宮崎県)
バランス
「仕事と家庭、どちらかに重きをおかないようにする」(30代・静岡県)
「仕事を頑張り過ぎない。子供との時間を少しでもいいから作る」(40代・静岡県)
「夫婦片方に負担が偏ることのないように気をつける」(30代・宮城県)
周りの理解
「夫婦お互いに仕事をしている事を理解する」(40代・岐阜県)
「会社にも相談する」(40代・長野県)
仕事と家庭の両立は理想を追いかけすぎないこと
仕事も家庭も手を抜かないようにと頑張ってしまいがちですが、あまり力みすぎず、どこかで手を抜いてみることも必要かもしれません。1日24時間を仕事、家事、育児、そして自分の時間と振り分けるのは至難の技。「みんながやっているから」「できていなきゃいけない」などと思わないようにしたいところです。1日でこなすのではなく、1週間や1ヶ月単位で成し遂げていいものもあるはず。毎日「今日もできなかった」とガッカリするのではなく、自分のタイムスケジュールを見直したり、できることから取り組んでいくのがいいかもしれないですね。
構成・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
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