2:よろしくお願いいたします
「よろしく」は、「ちょうどよい具合に」「程よく」「適当に」などの意味があります。何かを依頼する時に添える言葉ですね。あらゆる場面で、最もよく使われている表現になります。
〈例文〉
・引き続き、よろしくお願いいたします
・期日までにいただけますよう、よろしくお願いいたします
・ご検討のほど、よろしくお願いいたします
3:何卒よろしくお願いいたします
「何卒」は「なにとぞ」と読み、相手に強く願う気持ちを表す言葉です。一般的に、社外の方に対して使うことが多く、何かを依頼する際に使われる表現です。また、取引先に対して継続的な関係をお願いする際にもよく使われます。
〈例文〉
・今後とも何卒よろしくお願いいたします
・ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします
・ご査収のほど、何卒よろしくお願いいたします
依頼内容に合わせた「お願いいたします」の活用例
「お願いいたします」は、何かを依頼する時に使う言葉だとわかりました。ここでは、依頼内容に合わせた使い方を紹介します。それぞれの場面に合わせて、活用してみてください。
協力を依頼するとき
他者の協力なくして、ビジネスは成り立ちません。当然、協力をお願いする場面が出てきます。そうした場合、下記のような文言が使えるでしょう。
〈例文〉
・ご協力のほどよろしくお願いいたします
・お力添えのほど、何卒よろしくお願いいたします
・ご助力いただきますよう、お願いいたします
考慮してもらいたいとき
自社サービスの提案など、ビジネスでは取引先に検討してもらいたい場面がよく出てきます。そうした場合に、提案内容を一考していただきたいときに、下記のような文言が使えるでしょう。
〈例文〉
・ご一考いただきますよう、お願いいたします
・ご検討いただきますよう、お願いいたします
・前向きなご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします
急ぎの依頼をするとき
ビジネスにおいて、締め切りはつきものです。短期間で仕上げなくてはならない仕事も多いでしょう。時には、取引先に対して確認や対応を急いでもらう場合があります。そうした場合は、下記のような文言が使えるでしょう。
〈例文〉
・早急にご対応いただきますよう、お願いいたします
・至急ご確認いただくようお願いいたします
・こちらの都合で恐縮ですが、早急にご覧いただきますよう、お願いいたします
最後に
相手に何かを依頼するときに使う「お願いいたします」。ビジネスにおいて使う頻度が最も多いと言っても、過言ではないでしょう。だからこそ正しい意味や使い方、他の言い回しについて理解し、適切に使い分けていきたいところです。