会食をする会場の情報は事前に確認を
会食の会場が決まったら、ドレスコードの有無を確認してください。もしドレスコードがある場合は、相手や参加する人たちに早めに知らせるようにします。また、可能であれば、実際に会場に行き、交通手段などのアクセスや、お手洗いの場所を確認しておくといいですね。自分が知っておけば、会食の相手にすぐ伝えることができます。
座席の「上座」「下座」についてもチェックしておきましょう。自分が招待した側であれば、先方を上座に案内し、自分を含めた招待した側は下座に着席します。
会食中の会話で気をつけたいこと
会食がはじまったら、食事の仕方や会話にも注意を払います。箸やカトラリーを正しく使う、食べ物を口にいれたまま喋らない、大きな声で騒がないなど、最低限のマナーを守り、相手が気持ちよく食事ができるようにしてください。
また、会話にも気を配りましょう。自分たちの話をするのではなく、相手の話に耳を傾けるのが会話の基本です。あまり親しくない相手との会食では、天気や差し障りのないニュースなどを話題にしながら、相手が会話に参加しやすい雰囲気づくりを心がけてください。
こんな場合の、会食マナーは?
会食は、想定外のこともよく起こるもの。次のような会食では、どのようにふるまえばよいのでしょうか?
取引先の人から急に誘われた時の服装、どうしたらいい?
基本的には、会場のドレスコードに沿った服装が望ましいです。会場が決まっていれば、ネットでお店の情報をチェックし、可能な範囲で合わせるようにしてください。
ただし、急なお誘いだと、ドレスコードに合わせるのが難しいということも。当日の服装がふさわしくなく、用意も難しいという場合は、丁重にお断りするのも一つです。
会場のレイアウトを見たけれど、「上座」「下座」がわからない場合は?
「上座」「下座」は、会場のレイアウトにより変わります。一般的には、会場となる部屋に入って一番奥が「上座」、入口に近い場所が「下座」とされていますが、すべての会場がそうとは限りません。自分が招待する側の場合は、間違いを防ぐためにも、事前に会場側に確認しておくといいですね。
自分が会食に招待した場合、いつ会計すればいい?
ビジネスの会食で、取引先を招待したというような場合は、あらかじめ会場側のスタッフと会計について相談しておくとよいでしょう。そうしておくと、取引先に知られることなく、スムーズに会計ができるはずです。
最後に
会食とは、二人以上の人が集まり、食事をともにすることをいいます。ビジネスでの食事会が中心の接待と異なり、友人や家族との食事会から冠婚葬祭まで、幅広く含むのが会食の特徴でしょう。とは言え、相手に会食を楽しんでもらうためにも、マナーをわきまえ、相手に失礼のないようにしたいもの。食事の仕方や会話には気を配り、楽しい時間になるようにしてください。
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