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2023.06.20

書斎とはどんな部屋? 書斎のメリット、おしゃれな書斎をつくるポイントを紹介【専門家監修】

 

書斎とは、読書やものを書く部屋のこと。近年では、テレワークが普及し、自宅で仕事や作業をする部屋として書斎が注目されています。この記事では、書斎のメリットや種類、おしゃれな書斎をつくるポイントなどを紹介します。

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書斎とはどんな部屋?

趣味や読書など、自分の好きな時間を過ごすことができる書斎。近年では、リモートワークなど自宅で仕事をする機会が増え、書斎が欲しいと考えている方も多いのではないでしょうか?

書斎といえば個室のイメージがあるかもしれませんが、子供の様子を見ながら作業ができるオープン型の書斎など、ライフスタイルの変化に伴い、さまざまなタイプの書斎が増えてきています。

そこで、おうちの快適空間をつくる街のリフォーム屋さん「アトリエボックス」でインテリアデコレーターをされている奥田順子さんに、書斎のメリットや種類、おしゃれな書斎をつくるポイントについてお話をうかがいました。

机に向かって本を読んでいる人の写真

そもそも書斎とは、本を読んだり、ものを書いたりするための部屋のこと。大きな本棚と机があるイメージのある書斎ですが、読書や書きものに限らず、作業や仕事をするスペースも書斎と呼ぶことが増えています。

書斎をもつメリット

「いつか自分だけの書斎を持ちたい…」そんな憧れを持っている方もいらっしゃるのでは? 書斎をもつメリットとはなんでしょうか。いくつかチェックしてみましょう。

1:作業に集中できる

リビングで仕事をしていると、テレビの音が聞こえてきたり、家族に話しかけられたり、何かと気が散る機会が多いもの。個室の書斎をもつことで、作業がなかなか進まないというストレスから解放されることでしょう。また、リモートワークでオンラインで会議する際などにも、個室だと仕事がしやすいです。

2:気持ちの切り替えができる

リモートワークが多い仕事の場合、家の中で、プライベートと仕事のオンオフをはっきりさせたいと考える人も多いはず。そんなとき書斎があれば、仕事モードとプライベートをうまく切り替えやすいです。書斎にいるときは自分だけの時間と思えば、思いきりやりたいことに集中できるでしょう。

書斎の種類

書斎といえば、部屋にこもって読書に集中するような個室タイプをイメージする方も多いはず。しかし、近年では書斎の捉え方も多様化し、現代の生活スタイルに合った書斎が増えてきています。ここでは、さまざまな書斎の種類を見ていきましょう。

デスクや椅子、ソファなどが置かれたグレーの壁の部屋の写真

1:個室タイプ

定番の個室タイプは、壁やドアで区切られており、空間が独立している書斎です。遮音性も高く、他人に見られることもないため、思う存分趣味や仕事に集中できるでしょう。ただし、あとから書斎スペースをつくるときには施工や設備が必要になるため、ほかのタイプよりも費用がかかることが考えられます。

2:オープンタイプ

オープンタイプとは、リビングやダイニング、階段下などの一部分に書斎スペースを設けること。新たに一部屋つくる必要がなく、デッドスペースや隙間の空間を活用できることがメリットです。

窓際やリビングの端などにデスクと椅子を置くだけで、簡単につくることができます。個室タイプに比べると、作業への集中度は落ちるかもしれませんが、子供の様子を見ながら作業がしたいという子育て世代にはぴったりのタイプといえるでしょう。

3:セミクローズドタイプ

セミクローズドタイプとは、壁や家具、パーテーションなどで仕切ってつくる書斎のこと。個室タイプとオープンタイプの中間のようなイメージです。背の高いシェルフや本棚を使って空間を区切ることで、簡単に自分だけの書斎をつくることができます。空間としてはつながっているので、家族の気配を程よく感じられることもメリットです。

おしゃれな書斎をつくるポイント

書斎は自分だけの特別な空間。せっかくなら、おしゃれでリラックスできる雰囲気をつくりたいですよね。ここでは、おしゃれな書斎をつくるポイントを紹介します。

窓際に置かれたデスクと椅子の写真

1:色調に統一感を持たせる

壁の色や本棚、デスクの色や材質を同じものにすると、空間に統一感が生まれます。無垢材を使ったナチュラルなインテリアや白を基調とした無駄のないシンプルな空間はもちろん、黒を基調にすればモダンで大人っぽい雰囲気に仕上がるはず。まずは、自分がどんな書斎にしたいかイメージを膨らませてみましょう。

2:観葉植物を置く

リラックスできる空間づくりには観葉植物を置くのもおすすめ。仕事がひと段落し、ほっとひと息ついたときに、そばにグリーンがあることで気分も安らぐことでしょう。もし、書斎が狭くて観葉植物を置くスペースがない!という場合は、窓際にハンギングで吊るしたり、スツールに置くと、気軽に楽しめます。

3:見せる収納を活用する

書斎では、音楽を聴いたり、絵を描いたりなど趣味を思いきり楽しみたいという方もいるでしょう。そんな方は、見せる収納を活用してみては? 壁一面にウォールシェルフを取り付けて、好きな画集やレコードなどを飾れば、好きなものに囲まれた書斎を演出できます。自分で撮った写真や絵を額に入れて飾るのもおしゃれです。

4:照明を工夫する

おしゃれで使いやすい空間にするためには、作業によって手元の明るさを調整できるようにするとよいでしょう。 光色も変えられるとさらに利便性が上がります。 書斎ではデスク環境をつくるスタンドライトと、周囲のあかりをとるダウンライトやダクトスポットライトなどを併用することがポイントです。

読書やヨガなど、リラックスの目的であれば電球色がおすすめです。しかし、デスク上の手元のあかりでは、電球色では文字が見にくい、暗いと感じる方も。 その場合は昼白色がおすすめですが、明るすぎるのであればあたたかみのある温白色を選んでみるとよいでしょう。

一方、仕事に集中したいという場合は、昼白色がおすすめ。しかし、夜、デスクスタンドライトだけで作業していると、周囲の明るさが目の負担になります。シーリングライトなどを使って、部屋全体の明るさもとるようにするとよいでしょう。

最後に

本記事では、書斎のメリットや種類について見ていきました。一から空間をつくったり、大きな本棚を置いたりするのは手間や費用がかかるもの。しかし、リビングのデッドスペースを活用したり、机と椅子を置くことから始められると考えれば、気軽にチャレンジできそうですね。ぜひ、この機会にお気に入りの書斎スペースをつくってみてはいかがでしょうか。

おくだじゅんこさんのプロフィール写真

監修

アトリエボックス 奥田順子(おくだ・じゅんこ)

京都・太秦にある、「アトリエボックス」でコーディネーターを務め、快適な空間作りをしている。最近の趣味は、美味しいものめぐりや銭湯、映画鑑賞。休日は知人に紹介してもらったおすすめのお店に行って美味しいものを食べたり、サウナで汗を流しリフレッシュしている。

執筆/京都メディアライン

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