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2023.08.26

寝室のライト選びのポイントは? リラックスできる寝室の作り方を紹介【専門家監修】

寝室のライトの明るさは、睡眠の質にも影響します。より落ち着く空間にするために、照明選びのポイントを押さえておきましょう。そこでこの記事では、寝室の照明種類や眠りにつくためのポイントを紹介します。リラックスできる寝室を作りたい方はぜひ参考にしてみてください。

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寝室の照明選びのポイントとは?

睡眠の質をよくするために、寝るときの照明をどうしようか迷っている方も多いのではないでしょうか? リラックスできる寝室を作るためには、照明のタイプや設置場所など様々な選び方のポイントがあります。

そこで、お家の快適空間を作る街のリフォーム屋さん「アトリエボックス」でインテリアコーディネーターをされている奥田順子さんに、寝室の照明についてお話をうかがいました。

モダンなインテリアのベッドルーム

1日の3分の1といわれる睡眠の時間。日々の疲れを回復させるためにも、できるだけ落ち着いた空間にしたいものですよね。ここでは、寝室の照明を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。

1:設置場所に合った照明を選ぶ

ベッドの配置によって、照明の配置や種類を選ぶとよいでしょう。例えばベッドの枕元に壁付ブラケットをつけると、ホテルライクのおしゃれな空間に。また、吊り下げ式のペンダントライトにするときは、電球タイプなどのガラスだと眩しく感じられることがあり、調光機能がついていないものが多いため、取り付け位置に注意するとよいでしょう。

天井には、シーリングライトやペンダントライト。ベッドサイドには、テーブルランプ。部屋の隅にはフロアランプがおすすめです。

シーリングライトは、部屋全体を照らすには便利ですが、寝室にはやや明るすぎることも。そのため、明るさを調整できる調光・調色機能がついているものを選ぶとよいでしょう。

2:照明の色を選ぶ

リラックスできる寝室にするためには、照明の色選びが大切な要素とされています。照明の色は大きく分けて「電球色」「昼白色」「温白色」があり、寝室には温かみのある「電球色」がおすすめです。

色温度の違いを表現した3つの部屋の写真 左からそれぞれオレンジがかった光、ベージュがかった光、白い光で照らされている部屋が並び、すべての部屋に同じソファが置かれている

電球色は、名前の通り電球のようなオレンジがかった色味です。夕陽のような電球色を見ると、脳が「そろそろ1日が終わる」と判断し、自然とリラックスモードに入れるといわれています。

昼白色は自然な明るい色合いで、キッチンや洗面所などの水回りに適しています。太陽光に一番近い色温度といわれているので、洋服の色合わせをするときなどに屋内外で思っていた色と違った! という現象を避けるために、ウォークインクローゼットにも使われます。

3:機能性で選ぶ

シーリングライトによくみられるリモコン機能は、ベッドに入ったまま手元のリモコンで明るさを調整できるので便利です。また、先述した調色機能は、昼光色から電球色に色味を調整できるので、昼間は明るい昼白色、就寝時は温かみのある電球色・温白色にと、部屋の雰囲気を変えることができます。

また、調光機能は、光の明暗を調整できる機能。アクティブに過ごす昼間の明るい光から就寝時の常夜灯まで調整することができます。このように、照明の機能性をうまく活用することで、快適な眠りの空間を演出できるのです。

寝室におすすめの照明の種類

照明選びのポイントを押さえたら、次は具体的な照明の種類についてみていきましょう。

ライトに照らされたベッドルーム

1:ブラケットライト

ブラケットライトとは、壁に取り付ける照明のこと。通常天井につけるシーリングライトの他に、補助照明として机の上にスタンドライトなどを置く方も多いはず。しかし、ブラケットライトなら直接壁に取り付けるため、置き場所を取らず空間を無駄なく使うことができます。

また、壁面に写真や絵を飾っている場合、ブラケットライトで照らすことでより作品が引き立ちます。ホテルライクな仕上がりになるので、おしゃれな寝室にしたい方におすすめです。

レンガの壁に取り付けられたブラケットライトの写真

2:ベッドサイドランプ

ベッドのサイドテーブルに置くタイプの照明です。寝室に置くことを想定して作られているため、電球色の温かみのある光が特徴です。中には、ボタンを押したり、タッチ式で簡単に照明を消したりつけたりできる製品も。夜中起きたときなどに真っ暗な空間で操作することも多いため、なるべく操作が簡単な製品を選ぶとよいでしょう。

超音波式加湿器

▶︎乾燥知らずの快眠を!寝室に置きたい加湿器【11選】お手入れ方法と選び方を解説

3:スタンドライト・フロアランプ

スタンドライトやフロアランプは、床に置いて使う間接照明のこと。スタンドの高さで明るく照らされる範囲が変わります。背の高いものは天井に近いところを照らすため、部屋全体がふんわりと明るくなりますよ。背の低いものは、ライトの周辺のみを照らすため寝室におすすめです。落ち着いたムーディーな空間を演出できるでしょう。

白い壁とフローリングの部屋の3Dイラスト 観葉植物、青色のソファー、フロアライトが置かれている

気持ちよく眠りにつくために意識したいポイント

「最近イマイチ寝つきがよくない」という場合には、寝る前の習慣や照明器具を変えてみることも一案です。居心地のよい睡眠環境に整えることで、改善できるかもしれません。

ベッドで眠っている人

1:眠る1〜2時間前から照明を暗くする

寝つきが悪い場合には、寝る時間の1〜2時間前に部屋の明るさを落としてみるとよいでしょう。明るさは大体50ルクスがよいといわれています。50ルクスは10m先の人の顔や行動を識別できる程度の明るさがあるため、日常の生活をする分には困らないでしょう。一般的な明るさが150〜300ルクス程度なので、その半分に落とすことで、体が自然と眠りに入る準備をすることに期待できます。

2:カーテンやブラインドでしっかり遮光する

部屋の明るさは照明だけでなく、窓からの光によっても変わります。お店や車のライトなどの明るさが部屋に入ってきたり、遮光機能が低いカーテンだと、明け方の光が漏れてきて早くに目覚めてしまうことも。睡眠環境を整えたい場合は、カーテンなどもライフスタイルに合うものに替えてみるとよいでしょう。

3:おやすみタイマー付きの照明器具を選ぶ

中には、部屋があまりに真っ暗だと不安で眠れないという方もいるでしょう。寝るときには部屋の照明は消した方がよいという意見もありますが、自分自身が不安を感じない程度の明るさに調節することも必要です。

もし、眠りにつくときだけ少し明るくしておきたいという場合には、おやすみタイマー付きのシーリングライトがおすすめ。設定時間で自動的に消灯してくれるため、寝室にぴったりです。

最後に

この記事では、寝室に合う照明の選び方のポイントや照明の種類などをみてきました。睡眠環境を整えたいのであれば、ここで紹介した機能性や電球の色、設置場所などをチェックして、より自分が気持ちよく眠りやすい空間を作ってみましょう。

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監修

アトリエボックス 奥田順子(おくだ・じゅんこ)

京都・太秦にある、「アトリエボックス」でコーディネーターを務め、快適な空間作りをしている。最近の趣味は、美味しいものめぐりや銭湯、映画鑑賞。休日は知人に紹介してもらったおすすめのお店に行って美味しいものを食べたり、サウナで汗を流しリフレッシュしている。

執筆/京都メディアライン

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