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2024.04.11

「リバイス」とは? ビジネスでの使い方と例文、言い換え表現を解説

 

ビジネスシーンにおいて、何らかの資料や文書を扱うときに「リバイス」というワードを見聞きする機会があります。リバイスとは、どのような意味なのでしょうか。基本的な意味と適切に伝えるための言い換え表現を紹介します。

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「リバイス」とはどんな意味の言葉?

「リバイス」という単語にどのような意味があるのか、語源は何かを紹介します。ビジネスシーンでよく使われるため、相手の話を正しく理解するためにもこの機会に確認しておきましょう。

タブレットや紙資料を用いて打ち合わせしている人

(C)AdobeStock

「修正」「訂正」の意味を持つ言葉

リバイスは「修正」「訂正」という意味を持つ言葉で、すでに作成した文書や資料の間違いを修正したり、情報を更新したりする場合に用いられます。他にも、新しい情報を加筆する場合に使われる言葉です。

リバイス【revise】 
[名](スル)改めること。修正すること。「論文を—する」
出典:小学館 デジタル大辞泉

場合によっては書類などのバージョンアップを意味する言葉としても使用されるケースがあるため、使い方は多種多様といえます。

「今日のミーティングで確定した内容を含め、要件定義書をリバイスしてください」のように使われます。この場合は「要件定義書を更新して最新の情報を盛り込む」という意味です。

英語の「revise」が語源

日本語の「リバイス」という言葉は、英語の「revise」という動詞からきています。英語のreviseの意味は以下の通り、日本での使われ方とほぼ同様です。

改訂する/訂正する/修正する/変更する/見直す

英語では「I revised the plan that’s because I thought the budget was too high.」(予算がかかりすぎると思ったため、その計画を見直した)」のように使用します。

また、「the revise(改訂版)」のように名詞として用いられる場合もあります。

re・vise

[動]
1 (他)〈原稿・印刷物などを〉改訂[修正,校訂]する.
a revised edition
改訂版

2 (他)〈意見・計画などを〉改める,変える,変更する.
revise the constitution
憲法を改正する
revise one’s opinion
意見を改める

3 (他)(自)((英))(科目などを)(試験に備えて)復習する≪for≫.
━━[名][C]《印刷》再校刷り[ゲラ].
[原義は「見直す」]

『プログレッシブ英和中辞典(第5版)』(小学館)より引用

「リバイス」の使い方や例文

リバイスの基本的な使い方や使用するシーン、具体的な表現方法を例文と併せて紹介します。

会議している人々

(C)AdobeStock

資料や論文の修正をする際に使う

何らかの資料・論文を修正したり加筆したりする場合に、リバイスという言葉を使用します。英語の「rivise」は「リバイズ」と発音するため、日本語でもリバイズと発音されるケースもありますが、どちらも意味は同じです。

会話の中にリバイスという言葉が登場したら、何かの修正・訂正・更新などが話題になっていることを意味します。主に論文に対して使用するときは、修正自体に留まらず、修正後の論文を発表・提出する工程まで指すことも。

どのようなシーンで用いるかによって、リバイスが指す具体的な意味や範囲が異なる点がポイントです。

「リバイス」を使った例文

使い方をさらに詳しく知るために、例文を紹介します。リバイスを使った例文は以下の通りです。

【例文】
・プレゼンテーションに使用する資料をリバイスしてください
・不具合が発生したことに伴い、プロジェクトをリバイスしなければなりません
・論文の査読で間違いが発覚したため、リバイスが必要です
・リスクが想定以上に大きいため、計画をリバイスしましょう
・リバイスした資料を送付いたします

上記のように、何らかの原因で資料や計画などを修正・変更しなければならないときに使用します。ビジネスシーンでは状況に応じて柔軟に対処することが求められるため、リバイスという表現が使用されるケースが多くなっている傾向にあります。

「リバイス」の言い換え表現

リバイスは、ビジネスシーンなどで使われる表現ではあるものの、カタカナ語は相手によって意味が伝わらない場合もあります。そのようなときは、柔軟に日本語に言い換えて表現するのがおすすめです。リバイスの言い換えに使える3つの表現を紹介します。

PCと添削中のプリント

「リバイス」の言い換え表現
  1. 校正
  2. 加筆
  3. 変更

校正

文書や資料に対してリバイスという言葉を使用したいときは、「校正」と言い換えられます。校正は主に、文章の誤りをチェックし、修正する作業を指す言葉です。

文章は人間が作成するものである以上、認識の違いによる間違いや、単純なヒューマンエラーは避けられません。あらゆる文章は、校正することで正確性を担保しているともいえます。

「資料が完成したため、配布前に校正してください」「資料の間違いが多いため、今後は校正を実施してください」のように表現するのが一般的です。

加筆

既存の文章に新しい文章を追記することを「加筆」と表現します。資料や文章に不足している部分があり、情報を加えなければならない場合に使うのが基本です。

文章を追記する加筆と、誤りを正す修正を同時に行うときは、一般的に「加筆修正」と表現します。

「今後の予定が抜けているので、しかるべきところに加筆してください」「新しく不具合が発覚したため、アナウンスページに加筆してください」のように使われます。

変更

すでに決まったことを別のものに変える場合は「変更」という言葉を使用します。一般的に、内容や計画を変えるときに使用する表現です。

「技術上の問題で実装不可能であることが判明したため、仕様の変更が必要です」「荒天が予想されるため、明日の会議は来週に変更します」のように使用されます。

ただし、リバイスには「修正」「訂正」という意味もありますが、辞書的に「変更」にはそのような意味はありません。

表現したい内容に応じて適切に言い換えることで、カタカナ語が苦手な人に対しても適切に意味を伝えることが可能です。スムーズな意思疎通にも役立つでしょう。

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