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職場などに、「この人、正義感が強いな」と感じる人はいませんか? 自分の意見をしっかりと持ち、公平な姿は尊敬できますよね。しかしその一方で、自分のルールを押し付けてきて、付き合いにくい… と感じる正義感の強い人もいるかもしれません。
そこで本記事では、Domani読者に対して、「正義感が強い人」に関するアンケートを実施しました。皆さんの周りにいる正義感が強い人はどんな人なのか、一緒に見ていきましょう。
【目次】
そもそも「正義感」の意味とは?
「正義感が強い人」など、性格について指すことが多い「正義感」ですが、具体的にどのような意味があるのでしょうか。まずは、言葉の意味から調べてみましょう。
【正義感】せいぎ‐かん
不正を憎み、正義を尊ぶ気持ち。「―に燃える」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
つまり、正義感とは、ルールに反したことは許さずに、正しさを大切に行動する人のことを指します。「正義感が強い人」「正義感がある」などと表現するのが一般的です。
【質問】あなたの周りに「正義感」がある人はいる?
まずは、身近にいる正義感がある人の割合のアンケート結果を紹介します。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
「あなたの周りに正義感がある人はいる?」の設問では、33.6%の方が「はい」、66.4%の方が「いいえ」と回答しました。
続いて、「はい」と答えた約3割の方がどのような人に対して「正義感がある」と感じたのか、アンケートで集まった代表的な特徴やエピソードを紹介します。
「正義感」がある人が持つ特徴を紹介
まずは、正義感がある人の特徴を紹介します。
自分の意見が言える
「どんな人にも間違ったことがあればNOと言える」(30代・新潟県・子ども3人)
「言いたいことが言える。筋が通っている」(30代・栃木県・子ども4人)
「間違っている事を、相手の為に伝えられる」(30代・東京都・子ども1人)
「自分の立場が悪くなろうが自己主張ができる」(40代・宮城県・子ども2人)
「周りの人が摩擦を恐れて言えないようなときでも、正しいと思うことを伝えようとする」(40代・東京都・子ども1人)
勇敢
「嫌なことから逃げない」(30代・佐賀県・子ども1人)
「度胸がある。人のせいにしない」(40代・広島県・子ども2人)
「嫌われ役を買って出る」(40代・宮城県・子ども2人)
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頑固
「頑固な面がある」(30代・京都府・子ども3人)
「曲がった事が大嫌いでこちらにも同じ熱量を要求してくる。 臨機応変が苦手なので意外と周りとの衝突が多い」(30代・大阪府・子ども2人)
「自分の価値観を人に押し付けがち。自分と正義の価値感が合う場合には、気持ちを共有しやすい人なのでしょうが、意向・考え方が異なる場合、身近にいると正直やや厄介です」(30代・埼玉県・子ども1人)
嘘をつかない
「嘘がつけなくて真面目な人」(30代・兵庫県・子ども2人)
「嘘が嫌い、相手が誰であれ自分が正しいと思ったことを貫き通す」(30代・大阪府・子ども1人)
積極的
「何事にも積極的に関わる」(40代・千葉県・子ども1人)
「人が避けること、嫌がるかとを率先してする」(40代・神奈川県・子ども2人)
「積極的に行動する人」(30代・千葉県・子ども1人)
思いやりがある
「自分のためではなく人のために動こうとする」(30代・福岡県・子ども2人)
「自分を犠牲にする」(40代・埼玉県・子ども2人)
「PTAで苦手な方に絡まれた時にみんなの前で助けてくれた」(40代・東京都・子ども3人)
「困っている人を放っておかない」(40代・東京都・子ども2人)
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公平
「コミュニケーションやチームワークを重んじて、公平な目をもつように心がけている人」(40代・京都府・子ども3人)
「悪いことをした人を見つけても一方的に攻めず、まずは理由などを聞いて判断する」(30代・広島県・子ども1人)
自信がある
「自分に自信を持っている」(30代・新潟県・子ども1人)
「自分が一番正しいと思いこんでいる人」(40代・山形県・子ども1人)
真面目
「真面目で曲がったことが嫌」(30代・東京都・子ども1人)
「真面目に何に対しても向き合う」(40代・奈良県・子ども2人)
「責任感がある」(30代・北海道・子ども1人)
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俯瞰する
「常に物事を俯瞰的に捉えて、一時的なものではなくより良い未来に繋がるような行動を常に心がけている」(40代・東京都・子ども2人)
正義感がある人の特徴では、「自分の意見が言える」や「勇敢」の回答が多く挙がりました。環境やどのような立場の人に対しても自分の言葉で意見を言うことは躊躇しがちですが、臆せずに伝えられることができるのは、自分の軸があるからこそといえそうですね。
ただ、正しさを大切にするあまり「頑固」な印象もあるようです。正義感が強すぎることで融通がきかず、周りの人が戸惑ってしまうことがあります。周りの人に対しては厳しくなりすぎないようにするとよさそうです。
「正義感」があるメリット
正義感を持っていると、対人関係においてどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
信頼されやすい
正義感がある人は、自分の信念に基づいて行動し、常に公正で誠実な姿勢を持っています。そのため、周囲の人たちから自然と信頼を得やすくなるでしょう。特にイベントなどでリーダーシップを発揮する場面では、公平さや正直さが評価され、チームの中で中心的存在となることができます。人々は、そんな姿勢に安心感を抱き、頼りにすることができるのです。
社会規範を保つ
正義感の強い人は、不公平に対して敏感なので、問題が生じた際には毅然とした態度で向き合います。社内で不正があった場合には、見て見ぬふりをしたり、自分には関係ないからと問題から距離を置くことはしません。自分ごととして考え、どうしたら同じ問題が起きないかを考え、行動します。そんな誠実な対応を見て、周囲の人は尊敬の念を抱くでしょう。
道徳的な決断ができる
正義感のある人は、倫理や道徳的な視点から物事を判断する力があります。感情に流されることなく、常に正しい行動を選ぶことができるので、組織においてしっかりとした決断ができるのです。そんな人がいると、チームの中でも公平な意見が生まれ、みんなが安心して進む方向を見つけられるでしょう。
「正義感」があるデメリット
正義感のある人は、周囲からの信頼が厚いですが、正義感が強いゆえにデメリットもあります。ここでは、3つのデメリットを紹介します。
融通がきかない
正義感が強すぎると、時には柔軟性が欠けてしまうことがあります。自分の信念に固執しすぎて、意見の違いを受け入れられなくなることがあるのです。同僚などから協力を求められた場面でも「それは自分の役割ではないから」と断ったりして、仕事仲間との関係がギクシャクしてしまうこともあるでしょう。
対人関係にトラブルが生じやすい
正義感が強いと、自分の正しさを貫こうとするあまり、相手と衝突してしまうことも…。周囲の人々が自分と異なる意見を持っている場合「その方法は効率が悪い」などと言って、頭ごなしに否定してしまうことも珍しくありません。自分の意見を大切にしつつ、相手の視点も理解しようと心がけたいですね。
ストレスがたまりやすい
正義感のある人は、他者の不正や不公平に敏感で、些細なことでも強いストレスを感じやすい傾向があります。同僚が仕事に手を抜いているなど、自分の価値観に反する行動を目にすると、イライラして注意してしまうことも。完璧主義であるゆえに、他人のことを許すことができず苦しむことが多いようです。
【体験談】「正義感」がある人になるための方法とは?
つぎに、正義感を身に着ける方法を紹介します。