同僚に愚痴を言う
同僚への愚痴は、仕事がつまらないとついついやってしまいがちなNG行動と言えます。自分にとっては一時的なストレス発散になりますが、愚痴を聞かされている相手はいい気分にはなりません。
愚痴を言っても根本的な解決にならず、ただ周囲のモチベーションを低下させ、自分のやる気のなさを公言することになってしまうでしょう。
さらに、同僚に話した愚痴が上司の耳に入ることになれば、職場でのあなたの立場は悪くなり、低評価を受けたり職場に居づらくなったりする可能性も。
自分の気持ちに嘘をつく
仕事がつまらなくても、それを隠して仕事を頑張ることも避けた方がよい行動と言えます。上司の評価や職場の雰囲気を気にする人は、無理に笑顔をつくって仕事をしてみせることもありますが、自分の気持ちに嘘をつくことは大きなストレスを生みます。
仕事がつまらないのに、仕事が楽しいふりをする必要はありません。自分のストレスはひとりで抱え込まず、会社の人事部や信頼のおける上司に相談するなどして、前向きな改善を目指しましょう。
仕事がつまらないときの対処方法
せっかく縁あって任されている仕事です。どうせなら楽しく仕事ができるようになりたいものですよね。
仕事がつまらないときにはどのように対処すればいいのか、具体的な行動を解説します。少しでも状況を改善させるためにも、取り組めそうなものはぜひ試してみてください。
つまらない理由を考える
仕事がつまらないと思う状況を変えるためには、まず、つまらないと感じる理由を明確にすることから始めます。漠然とつまらないと感じていても、実際に紙に書き出したり口に出してみたりすると、具体的に自分が何に対して、つまらないと感じているのかがはっきりするのです。
原因が分かれば根本的な解決方法が見えてきます。また、自分の置かれている状況を客観視できるようになるため、感情的になっていたときには辛く思えていたことも、冷静になれば「大したことはない」と思い直せることもあるのです。
結果を出す努力をする
つまらない仕事を面白くするための一つの方法が、成果を出す努力をすることです。頑張った分だけ結果がでると、仕事にゲーム性を見出だせるようになり、自然と面白さを感じるようになります。
成果が出てくれば「もっとこんな工夫をすれば効率が良くなる」「ここを改善すればクオリティが上がる」など、前向きなアイデアも出てくるようになり、ますます仕事が楽しくなるのです。
上司を含め職場で成果が認められるようになれば、より面白くやりがいのある仕事を任されるようになる可能性もあります。自己肯定感も高まり、いいことずくめです。
目標を持つ
仕事に先が見えていない状態が面白くないと思う原因であれば、仕事に目標を持ちましょう。今、自分が任されている小さな仕事でも、きちんとこなすことで他の誰かを助けるのだと考えれば、仕事に張り合いが出てきます。
将来的に叶えたい大きな目標を持ち、今の仕事を目標達成のための一つの足掛かりだと考えれば、つまらない仕事でも継続して頑張ろうという気持ちになりますよ。
「自分が今の仕事をするのは誰のためか」「何のためか」を明確にしておくことがモチベーションアップにつながります。
上司に相談する
何をやっても今の仕事がつまらないとしか思えなさそうであれば、そもそも今の仕事が自分の能力や性格に合っていない可能性があるため、上司に相談して根本的な解決を願い出ましょう。
別の仕事を任せてもらったり、配置変更をしてもらったりと、同じ会社の中でも面白いと感じる仕事ができる環境にしてもらうのです。
基本的に上司は部下に対して、仕事に前向きに取り組んでもらいたいと考えているはず。やる気を出して生産性をUPしてくれるのならと、何らかの対策を取ってくれる可能性が高いのです。
プライベートを充実させることも大事
仕事がつまらないのであれば、仕事そのものではなくプライベートに面白さややりがいを見出すことも良い方法と言えます。励みになることをつくり、オンオフをきっちり分ければ仕事にも前向きに取り組めるようになるでしょう。
仕事の励みになるプライベートの工夫として、おすすめの方法を具体的にご紹介します。
習い事をする
習い事を始めることで自分を成長させ、毎日に変化を与えることが可能です。習い事と一口に言っても英会話や料理教室、お茶や生け花などさまざま。自分が興味を持てるものを選びましょう。
新しい特技や教養が身に付いたり、日々上達が感じられたりすると、だんだん習い事にのめり込むようになります。「習い事を続けるためにも仕事を頑張ろう」と思えたり、「仕事がつまらなくても習い事があるから大丈夫」と前向きに生活できるようになったりするのではないでしょうか。
習い事を選ぶときには、仕事をしながらでも無理なく継続できることを重視しましょう。
肌とボディのお手入れをする
肌とボディのお手入れは、仕事で疲れた心と体をリフレッシュさせるためおすすめです。エステやヨガ、ジム、ピラティスなど、自分がお手入れしたいと思うところに合わせて通いましょう。
習慣化すれば、仕事でたまったストレスを定期的に発散させるサイクルができあがります。血行が良くなり、こわばった体もほぐれるため美容・健康維持にもぴったりです。
例えば1週間に1度、仕事終わりやお休みの日に「お手入れ日」を作ってみてはいかがでしょうか。「1週間仕事を頑張った自分へのご褒美」としてお手入れ日があれば、つまらない仕事も頑張ろうという気持ちになれるかもしれません。
資格を取るための勉強をする
資格取得は自分のキャリアの可能性を広げられるためおすすめです。とくに社内で新しい仕事を任されたい場合や、ゆくゆくの転職を考えている場合にはチャレンジしてみましょう。
将来を見据えて資格取得の勉強をしていると、今の仕事がつまらないとしても未来への希望が持てるためモチベーションの維持ができます。
仕事がつまらなくて閉塞感でいっぱいのときこそ、資格取得に励んでみてはいかがでしょうか。
転職は選択肢の一つにしよう
このまま今の会社で働き続けていても状況が変わりそうにないと感じたら、転職を選択肢のひとつに加えましょう。とはいえ、思い付きの転職は失敗に終わることも多いです。
今の自分にとって転職は本当にベストな選択肢なのか、メリットとデメリットの両面で考えて判断しましょう。
迷ったときの判断基準
転職をするか否か迷ったときには「自分が仕事に何を求めているか」「転職の目的は何か」を言語化できるかを判断基準にすることをおすすめします。
問題をはっきり言語化できるということは、自分の欠点を含めて自己分析ができており、次の転職先として自分に合ったところが見付けられる可能性が高いのです。
もし、今のタイミングでの転職をためらっているのであれば「今の職場で学ぶことはもうないか」も基準にしましょう。まだスキル習得が不十分だったり、新たに管理職のポジションが与えられそうな気配があったりすれば、今の職場でより高みを目指せるチャンスが残っています。
転職のメリット
転職することのメリットは、新たなスキルの習得や成長のチャンスがあることです。今の仕事がつまらないと感じている理由が、ルーティン化していることや簡単すぎて暇に感じることが挙げられるのであれば、転職することで刺激的な毎日が手に入るかもしれません。
また、前職とは待遇も労働環境も異なるため、給与や人間関係、休日休暇に対する不満が解消される可能性もあります。
転職のデメリット
転職は新しい職場で一から学び直すということであり、刺激と引き換えに新たな負担がかかることはデメリットだと言えます。仕事の習得はもちろん、職場環境や企業風土に慣れ、人間関係もゼロから構築しなければなりません。
また、前職で感じていた何かしらの不満を解消したことと引き換えに、何かを妥協しなければならないこともあります。やりがいのある仕事を手に入れた代わりにプライベートの時間が減ったり、人間関係の悩みがなくなった代わりに年収が下がったりということがあっても受け入れる必要があるのです。
また、転職直後はローンが通りにくくなるため、マイホーム購入などライフプランを細かく立てている人は注意しましょう。
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