【目次】
・ぽっちゃりさんが避けるべきNGコーデ
・痩せ見えを叶える、ぽっちゃりさんにおすすめのコーディネート
ぽっちゃりさんが避けるべきNGコーデ
ボリュームマキシワンピ×ショート丈アウター
世直しスタイリスト、霜鳥まき子さんに教えてもらいました!
霜鳥さん曰く、ボリューミィなフレアマキシワンピースは、体を締め付けないので楽ちんで着映え力もあって人気ですが、そのふんわりしたシルエットによってふっくら見えてしまう可能性があるのだそう。
さらにやってしまいがちなNGコーデが、二の腕を隠そうとそのマキシワンピに安易にアウターを羽織ってしまうこと。これが逆に太って見えると言います。
「ノースリーブワンピの場合、一枚で着るとスッキリ見えるのですが、二の腕を隠そうとパーカのようなショート丈のアウターをはおると、『太った?』と間違われるくらいお腹回りがふくよかに見えることも。 ボリュームワンピはそもそもお腹回りがふんわりしてるので、ショート丈アウターを合わせると、目線がお腹回りに集中してお腹が目立ってしまいます。特に、横から見たシルエットが危険! 黒パーカで引き締めたつもりが逆に太って見えることもあるので、注意してください」(霜鳥さん)
淡い配色コーデ×黒レギンス
例えばワンピースに黒レギンスを合わせたこんなコーデ。黒レギンスで足が引き締まるといいな〜!と合わせた結果、逆に脚が太く見えてしまう可能性があるのだとか…
「黒は引き締め効果のある色ですが、写真のような淡いグレートーンのコーディネートに急に黒をもってくると、どうしても黒いレギンス部分に目がいってしまいます。ということは、『できれば隠したい』と思ってレギンスをはいたふくらはぎが強調されるということ。足元がぼってり重たく見え、太って見える可能性もありますよ」(霜鳥さん)
シャツ×ワイドパンツ
二の腕やお腹、太ももなど、体型を隠そうとシャツやワイドパンツを選ぶと、逆に大きく見えてしまう可能性があるのだそう…!
「テロンとした素材感の上下であれば、落ち感が出るので問題ありませんが、パリッとした素材感のアイテムは着こなし次第で太って見えることがあります。たとえばシャツ×ワイドパンツ。一見、気になる二の腕やお腹、太ももをカバーしてくれるような気がしますが、そのまま着るとシルエットが大きく膨張してしまいます。着痩せを狙ったつもりが、逆にズドーンと太って見えることもあるんです」(霜鳥さん)
パリッと素材を活かす!このコーデの着痩せアレンジ実例はこちら
上下ゆったりコーデ
例えばこんな、シャツ×フレアマキシスカートのような、上下ゆったりコーデ。体型カバーにぴったりだと思っても、着こなしを工夫しないと太って見える可能性があるそう…。
「フレアマキシはママにも人気のアイテムですが、シルエットがふんわりしているので体の幅が広がりやすいんです。シャツ×フレアマキシのように、上下ともゆったりとしたシルエットの場合は特に注意が必要。単純に着ると、ウエストくびれのない寸胴体型に見えてしまいます」(霜鳥さん)
技ありバッグアレンジですっきり見え!このコーデの着痩せアレンジ実例はこちら
黒づくめコーデ
シャープに見える黒なら安心!…と着痩せ狙いで黒を重ねてしまうと、重たく見えて逆効果かも!?
「黒を万能だと思ってどんどん重ねてしまうと、かっこよさよりも暑苦しさが出てきてしまいます。黒でまとめるのも素敵ですが、色を合わせすぎるのではなく、効果的に使うことが必要です」(霜鳥さん)
黒コーデに軽やかさをプラス。このコーデの着痩せアレンジ実例はこちら
黒のローゲージニット
引き締めカラーとはいえ、たっぷりとした黒のローゲージニットやオーバーサイズのニットでは太って見えてしまう可能性が…!
「写真のトップスは、黒のカットソーにノースリーブのニットベストをレイヤードした例。そではニット素材ではありませんし、実はサイドにもカッティングが入っているため、抜け感が出やすいデザインです。にもかかわらず全体的にもっさりした印象になってしまうのはなぜでしょう? それは、痩せ見えを意識しすぎて、黒を多用しているからかもしれません」(霜鳥さん)
カギは“コントラスト”。このコーデの着痩せアレンジ実例はこちら
小花柄アイテム
着痩せしそうな黒ベースの服でも、小花柄のアイテムは全体的にぼんやり見えて太って見えてしまう可能性が。
「黒ベースの柄なら着痩せしそうと思いがちですが、実は柄の大きさによっては太って見えることも・・・。小花柄のように、遠目で見ると何柄がわからないようなぼんやりとした柄の場合は、全体的に膨張して見えがちです。体のラインを拾いやすい薄手素材や、ふくらはぎが太く見える半端丈のワンピースには特に注意が必要。」(霜鳥さん)
こんなときこそ、黒を投入!このコーデの着痩せアレンジ実例はこちら
痩せ見えを叶える、ぽっちゃりさんにおすすめのコーディネート
ロングカーデ×ベルトでIラインを強調
ロングカーディガンとベルトを使ってIラインを強調すると、ボリュームのあるワンピースもスッキリ!
「休日ならすっきりと一枚で着るのもありですが、きれいめに着るならロングカーデをはおってみて! 二の腕を自然にカバーできるし簡単にIラインをつくれるので、ボリュームワンピもすっきり着こなせます。さらに太めのベルトでウエストマークすれば、気になるお腹も引き締まってよりシャープな印象に。マキシワンピはカジュアルなアイテムなので、パーカのようなラフなはおりを選ぶと妙に若い感じになってしまうことも。その点、ロングカーデなら適度にきちんと感がでるのでアラフォーママにおすすめですよ」(霜鳥さん)
淡い配色×淡い配色のワントーンに
上品なグレーなど淡い配色でコーデをまとめたときは、足元も同じトーンの淡色でなじませることで、足元が引き締まり軽やかに見えるそう!
「同じトーンを重ねるワントーンコーデをするときは、レギンスも色を分断する黒ではなく、服のトーンに合わせるか、さらに淡い色を合わせると素敵に見えます。特に春から夏に黒レギンスを合わせると足元が重たい印象になるので、グレーやベージュのレギンスに挑戦してみてください。足元を引き締めつつ、軽やかに見せてくれますよ」(霜鳥さん)
ハリのある素材は隠さない方が◎!
ハリのあるシャツやワイドパンツは、体型を無理に隠そうとしない方が、メリハリがついて簡単に痩せ見えできるそう!
「お腹を隠そうとシャツをアウトして着るのではなく、パンツのウエストにしっかり入れてみてください。それだけでお腹回りがすっきり見えますよ。ハイウエストパンツなら脚長効果も得られてよりスタイルアップ! さらに、シャツのボタンを胸元ギリギリまで開けて、うなじが見えるように襟を後ろに引っぱり『襟抜き』してみましょう。シャツが後ろに引っ張られるので自然に胸元が上がり、デコルテが見えすぎることはありません。こうして胸元にVゾーンをつくると顔周りからデコルテにかけてすっきり見えますし、うなじが見えることで後ろ姿にも抜け感が出てきます」(霜鳥さん)
斜めがけバッグで体の横幅をカット
寸胴に見えがちな横に広がるふんわり系のアイテムは、斜めがけバッグで体の横幅をカットすれば引き締まった印象に見えるそう!
「まず、シャツをスカートのウエストにインしてウエスト周りをすっきり見せましょう。前だけインしてベルトを見せると、気になるヒップをカバーしつつ上手にウエストマークすることができますよ。そこに斜めがけバッグをプラス。ショルダーストラップで体を斜めに切る事で、体の横幅をカットする事ができ、全体的に引き締まった印象に導きます。バッグ部分を腰位置に合わせると、膨張しがちなスカートの白い面積が減り気になる腰回りもすっきり!」(霜鳥さん)
ストライプ柄なら軽やかに見える
太って見えないようにと選んだ全身黒コーデはずっしり重く見えてしまいますが、「白」を加えて黒はポイント使いにすると、スッキリと軽やかに見えるそう!
「全身黒にするのではなく、トップスを白にしてボトムの黒とメリハリをつけます。そして、はおりのカーデを軽やかなシャツワンピに変更。ストライプ柄でIラインを強調すれば、縦長効果で着痩せも可能に。下の写真で着ているような、落ち感がありウエストギャザーや共生地のベルトがついてたシャツワンピなら、自然にウエストマークされるので腰位置が高く見え、スタイルアップも叶えてくれますよ」(霜鳥さん)
黒ニットは白シャツを挟んで着る
着ぶくれしがちな黒ニットは、白シャツを挟むだけでコントラストがついて引き締まって見えるそう!
「黒ニットの着ぶくれの原因は素材にもありますが、それよりも着こなしに問題があることが多いようです。インに白シャツを挟み、えりやそでから白をのぞかせるとそれだけで配色にコントラストがつき、全体的に引き締まって見えます。また、白を差し込むことで、黒の重さが軽減され軽やかさもアップ!
『白は膨張職だから・・・』と避ける人もいますが、部分的に白を投入するこで痩せ見えする場合もあるので、苦手意識をもたずぜひコーディネートに取り入れてみてください。シャツのそでをまくって手首を見せたり、大ぶりネックレスで視線を上げるのも痩せ見えを叶えるテクニックのひとつです。ちょっとした着こなし次第で黒をもっと素敵に見せることができるので、細かなところにも気を配ってみてくださいね。」(霜鳥さん)
小花柄は黒アイテムを散らして引き締める
小花柄は一枚で着ると膨張してしまいますが、黒アイテムを散らすことで全体が引き締まって見えるのだとか!
「一枚で着ると膨張してしまう小花柄ワンピも、インナーに黒タートルを入れたり、太ベルトでウエスト回りを引き締めたりすることで、ぐっと痩せ見せできます。ライダースジャケットのような黒アウターを肩がけするだけでもまったく違い印象に。ふくらはぎが気になる場合は、レギンスをはいて足をキュッと引き締めましょう。柄ワンピ以外を黒で固めることで、体全体が閉まって見えるようになりますよ。」(霜鳥さん)
さらに霜鳥さん曰く、柄ワンピースを選ぶなら「大柄」のものがおすすめなのだそう。
「無地のワンピースに比べて柄ワンピは柄に目が惹きつけられるため、体つきが華奢見えします。柄のはっきりとした大柄アイテムは全身にメリハリを効かせてくれるため痩せ見えの強い味方。黒×赤のような大胆な配色のものや、斜めに柄が入ったアイテムなどは特に引き締め効果があるので、ワンピースを一枚で着たい場合は、大柄を選ぶとよいかもしれません。」(霜鳥さん)
『世直しスタイリスト・霜鳥まき子の得する黒 損する黒』好評発売中
アラフォー、アラフィフのファッション迷子さんに朗報! 究極の黒アイテムの選び方や、痩せ見えする方法、黒を華やかに見せる方法、ブラックフォーマルのマナーや着回し術など、「黒」に関するすべてを詰め込んだ霜鳥さんの著書が発売中。知らなきゃ損する黒の着こなし術をたっぷり掲載しています。ぜひ手に取って読んでみてください!
教えてくれたのは・・・
世直しスタイリスト
霜鳥まき子
パーソナルスタイリスト。青山学院大学英米文学科卒業後、日本航空国際線CAとして10年間務める。海外で経験したパーソナルショッパーという職業に感化され、ファッションを通して女性のライフスタイルに寄り添いたいと思うように。その後、パーソナルスタイリストの創始者、政近準子氏に師事。独立後は、1万人を超える女性のパーソナルスタイリングを行ってきた。伊勢丹 新宿店や銀座三越にて、スタイリングアドバイスやファッションセミナーを多数開催。
▶株式会社SPSO HP
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