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メイクを垢抜けさせる6つのポイント
ポイント1:適度にトレンドを取り入れる
自分に似合うメイクやトレンドを程よく取り入れたメイクは、垢抜けて見えるもの。
見た目や流行に無頓着では、やはり垢抜けた印象にはなりづらいです。最先端の流行を追わなくとも、新しいアイテムやそのときのトレンドを適度に取り入れているだけで、印象は大きく変わるはずです。
ポイント2:清潔感に気を配る
垢抜けている人は、服装や身だしなみなど全体的に清潔感があるように見えます。
メイクは濃すぎずナチュラルさがある方が、垢抜けるうえに可愛らしさも出るはずです。
ポイント3:眉を整える
![](https://domani.shogakukan.co.jp/wp-content/uploads/2021/03/shutterstock_1498489139.jpg)
(C)Shutterstock.com
手入れのされていないボサボサ眉は、どうしても野暮ったく見えてしまいがち。
整え方がわからないからと言って無法地帯化させてしまうと、悪目立ちして垢抜けとは正反対な印象に…!
ポイント4:眉毛と髪の色を合わせる
眉頭は毛の密度が濃く、眉山は薄いので濃淡が際立ってしまいがち。眉毛は仕上げにマスカラを使って色を均一にするのがおすすめです。
黒髪でもそのまま自眉でいるよりも、アッシュグレーなどのスモーキーなカラーにすることで、黒髪が引き立ってよりおしゃれに見せることができます。
ポイント5:濃すぎるアイメイクは引き算
濃いめのカラーやグラデーションアイシャドウ、くっきりアイラインなど、デカ目を意識したアイメイクは時に過剰に見えてしまうことも。
アイシャドウを何色も重ねて使ったりアイラインを引きすぎたりせず、できるだけ使う色を絞り、ラインを繊細にすることで今どきっぽい抜け感が出ます。
ポイント6:口紅をつける
いくらナチュラルメイクがいいとは言っても、リップだけで済ます血色感のない顔では垢抜けは難しいかもしれません。顔色も悪く見えてしまうので、自分の肌の色に合った口紅で血色のよさを意識して。
こんなに違う! 垢抜けBEFORE・AFTER
メイクを少し変えるだけで、顔の印象が激変する例を見ていきましょう。ヘア&メイク 佐伯エミーさん提案の、垢抜けメイク方法を教えてもらいます。
目元のダークカラーを止めると大人かわいく!
BEFORE
「年齢とともに可愛らしいメイクに憧れるように。黒のアイラインで目尻を下げたり、下の目尻にダークシャドウを入れたりと可愛らしい顔になるメイクを模索中ですが…」(Domani読者 増渕茉侑さん)
AFTER
「まずチェンジすべきは目元で、増渕さんはつり目を和らげるために黒ラインやダークカラーで目尻を下げようとしていますが、黒やダークカラーを選んでしまうと目尻を下げても目は余計キツく見えるんです。下の目尻には粘膜の延長にあるカラーがおすすめで、赤みオレンジのアイシャドウなら色の存在感をもたせつつも軽やかに仕上がります。上まぶたに引くアイラインもモーヴブラウンのような、締め感はありつつも柔らかなニュアンスのある色が最適! アイメイクはフォルム調整くらいでサラッと済ませ、チークとリップで甘めの色を使うと可愛くなりすぎず、40代にちょうどいいバランスに仕上がります」(佐伯エミーさん)
大人のカラーレスメイクは「深み」を出す!
BEFORE
「初対面のクライアントと接することも多いので第一印象重視のメイクに。あっさりした顔立ちをカバーするため赤リップを使うことが多い」(Domani読者 井川加奈子さん)
AFTER
「お仕事内容を考え、今回は幅広い方から親しみをもたれやすいブラウンを使いました。ポイントはアイメイクもリップも塗る範囲を広めにすることで、目元は彫深ニュアンス、唇はふっくら感が増すことで知的さやキリッとした表情が得られます。さらに、下まぶたには涙袋メイクも。じつは涙袋メイクは40代にとってもメリットがあり、アイメイクを濃くしなくても目元印象が引き立ちますし、パールのツヤでイキイキと元気な印象が出せるんです」(佐伯エミーさん)
チークを正しく入れるとフレッシュ顔に!
BEFORE
「チークの入れ方がわからないためメイクはいつもチークレスで、ピンクとブラウンのアイシャドウ、眉マスカラ、赤ティントリップのみ。夕方になると疲れて見えるのが悩み」(DomaniLabメンバー 杉山迪子さん)
AFTER
「40代になると肌がくすみやすくなりますし、午後になるとハリツヤもなくなってくるので顔色が悪く見えたり、疲れて見えやすいんです。そんな大人肌をフォローしてくれるのがチークです。杉山さんのようにチークの入れ方や色選びがわからない方は多く、そういう方におすすめなのがピンクと血色ベージュの2色使い。ピンクはフレッシュな明るさを肌にまとえますが、ピンクだけだと浮いて見える場合も。そこで血色ベージュでピンクチークと肌をうまくなじませます。ほんのり赤みがあるベージュなら肌にとけこみながらピンクとの境界線をぼかせますし、ベージュ自体にも血色感があるので顔色が明るく見えます。また、チーク以外にアイメイクや眉、リップも血色ニュアンスで華やぎを加えるのがおすすめです」(佐伯エミーさん)
ナチュラルに目力を出すなら「カーキ」が使える!
BEFORE
「普段は単色シャドウを重ね塗りする時短メイク。ブラウンメイクを少しアップデートする程度で目をぱっちり見せる方法を模索中。顔色をよく見せるためオレンジチークがマスト」(DomaniLabメンバー 菱沼阿弥さん)
AFTER
「菱沼さんは普段、ブラウンの単色シャドウを重ね塗りしているそうですがつける量が少なくて色が薄いので目元があっさりして見えるのかも。『ブラウンメイクに近い感じで目ヂカラアップ』がリクエストなので、今回はゴールドベージュをベースにしてカーキで深みを出しました。カーキは難易度が高いイメージですが、ブラシでふわっと入れると色が強く出ず40代のデイリーメイクにもぴったり。さらに、アイライナーの代わりにカーキで締めます。こうすると目元がキツく見えないですし、今っぽい抜け感も出ます。顔色をよく見せるためにオレンジチークを使われていますが、オレンジ色はリップに使うほうが効果的です。チークは薄ピンク&シェードカラーのレイヤードで甘さ控えめのフレッシュな血色感をプラスしました」(佐伯エミーさん)
やりすぎずに色っぽさを出すなら「ニュアンスカラー」!
BEFORE
「普段メイクは眉・アイライン・マスカラのみで、出かける時は薄いピンクシャドウをのせる程度。大人の色っぽさのあるメイクをしたいけれど、若づくり感や頑張ってる感が出そうでなかなか挑戦できない」(DomaniLabメンバー 飯島美穂さん)
AFTER
「40代半ばという年齢もですが、飯島さんは目鼻立ちがはっきりしているので、鮮やかな色を使ったメイクやアイラインやマスカラを強調したメイクだとやりすぎ感が出てしまいます。今回はグレイッシュピンクのアイシャドウ、ピンクベージュのチークを選びました。アイシャドウは下まぶたにも入れて光をとり込み、潤み感と目力を出しています。アイラインやマスカラはダークブラウンにしてニュアンスカラーの目元にキレを加えていますが、食事などのおでかけ仕様メイクなので目尻だけ赤マスカラをつけて華やかさをプラス。目元とチークに合わせてリップもニュアンスカラーに寄せますが、淡い発色だとメイク全体があっさりして疲れ顔に見える場合も。そこで、リップはややマットで深みのあるヌーディベージュにし、メイク全体に品格が出るようにしました」(佐伯エミーさん)
「赤」を「ベージュ」と仕込めば今っぽ顔に!
BEFORE
「アイシャドウはまぶた全体を明るくする白ベースにグレーで締めるのがここ数年の定番。アイラインやマスカラはほとんど使わず、チークやリップもそんなに色をつけないのでノーメイクっぽく見えることも」(Domani専属読者モデル 鈴木まきさん)
AFTER
「赤メイクにもいろいろありますが、ベージュカラーをベースにすること、ベージュ味のある赤シャドウをポイントで入れるとハードルがグッと下がります。さらに囲み目にして丸みをもたせたり、目の下にキラキララインを入れると柔らかな雰囲気になり、“赤=派手、キツイ”という印象を緩和できるんです。リップやチークもベージュかベージュ味のある色にすると、目元ともバランスがとれますし、デイリー向きメイクになるのでおすすめです」(佐伯エミーさん)
ワンパターンな赤茶メイクを「マットグレージュ」に変える!
BEFORE
「赤茶アイシャドウに赤リップが定番。他のメイクにもチャレンジしたいけれど、年齢とともに冒険しづらく、自分に合うメイクがわからないのが悩み」(Domani専属読者モデル 浅野里絵さん)
AFTER
「浅野さんの目元は大きな二重なのであえてマットグレージュで引き算します。グレージュのほのかな深みとマットの質感で洗練されたナチュラルさが出ますし、目元が軽やかになるのでくっきりします。ブロンズのラメやオレンジブラウンのアイライナーでメリハリをつけ、抜け感をキープしつつキュッと締めるのもポイントです。ここで黒や茶のアイライナーを選ぶと、目がキツく見えてしまうのでカラーライナーがおすすめなんです。アイシャドウがカラーレスなのでリップは赤みのあるコーラルで血色感をつけ、イキイキとした表情にします」(佐伯エミーさん)
【ベースメイク】なにはともあれまずは「肌」
厚塗り感のない美ツヤ肌に仕上げる方法
きれいな肌を作ることは、垢抜けたい人が目指すべき最初のステップ。
肌悩みをカバーしながらも厚塗り感のないツヤ肌を作るためには、サラサラタイプの下地とカバー力・ツヤ感のあるクリームファンデーションの組み合わせがおすすめです。
\How to/
下地を直径8mmほど中指と薬指の腹にとったら、頬の内側から外側向けサッと伸ばします。そのまま額、鼻筋、あごにもスピーディに伸ばしていきましょう。
おすすめアイテムはこれ!
▲(左)クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールマティフィアンリサン 40g SPF25・PA++ 7,150円(税込)
ひんやり肌を引き締めるような感触の化粧下地。毛穴や凸凹をカバーし、フレッシュでみずみずしいうるおいを閉じ込める。表面はサラッと。
(中)アルビオン エクシア ラピダリスト メイクアップセラム 30g SPF20・PA++ 7,700円(税込)
キメや毛穴を均一に整えながら、磨きぬかれたような輝きとなめらかさを与えてくれる下地。サラサラなのにうるおいとハリを与え、メイクのりのいい肌に。
(右)RMK メイクアップベース 30ml SPF4 4,070円(税込)
みずみずしく軽やかなテクスチャーが肌に溶けこむようになじみ、凸凹をムラなくカバー。つるんとなめらかな質感へ。
水で濡らし、しっかり絞った厚めのスポンジにファンデーションを5mmほどとります。顔の内側全体をタップするようにしてなじませ、その後生え際やフェイスラインにもサッとすべらせる程度になじませましょう。
おすすめアイテムはこれ!
▲(左)SUQQU グロウ クリーム コンパクト 11g SPF41・PA+++ 全3色 各8,250円(税込)
しっとりとクリーミーなコンパクトタイプのファンデーション。肌のアラをカバーしながら、素肌から放たれたような柔らかなツヤ感が。
(右)カネボウ ライブリースキン ウェア 30g SPF5・PA++他 全8色 各11,000円(税込)
肌本来のツヤやキメ、色を生かしながらカバーする新技術を採用。重ねて塗っても厚塗り感なく、レッドニュアンスのほのかな血色肌へ。
クマは柔らかなテクスチャーのコンシーラーでカバーしておきましょう。クマよりもややオーバーに塗ることで影をしっかりカバーできます。直接肌に塗ったら、ファンデーションで使ったスポンジで軽くトントンするだけ。力は入れすぎないように注意して。
最後はノンバールタイプのフェイスパウダーで、キメの細かな肌へと導きます。ブラシにパウダーをとったら、手のひらで回転させ余分な粉を落とします。そのまま頬、鼻筋、額、フェイラインにブラシをすべらせるようにサッとつけましょう。ツヤ感は残したいので目尻の下、頬骨の一番高い部分はつけないのがベターです。
内側から輝くような透明肌の作り方
クリアでツヤのある肌は、なんといっても若々しく見えます。抜け感のあるカラーアイメイクやセミマットなリップなど、今どきのトレンドメイクも映える顔に!
とはいえある程度カバー力もほしいのが大人の肌。そのさじ加減が絶妙なベースメイク方法をご紹介します。
\How to/
まずは下地をなじませます。フェイスラインを避け、中央部分にだけ薄く広げましょう。ここで白くなっても大丈夫!
おすすめアイテムはこれ!
▲クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールルミヌ [医薬部外品] 30ml SPF38・PA+++ 7,150円(税込)
乾燥や紫外線から肌を守りながら明るくし、澄んだ状態に。美容液のようなみずみずしい美白化粧下地。
次にクッションファンデーションを、スポンジで押し込むイメージで重ねていきます。下地で明るくなった肌を、自然なトーンにしていきましょう。
おすすめアイテムはこれ!
▲クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ナチュレル 14g SPF25・PA+++ 全6色 各11,000円(ケース・レフィルセット/税込)
ダイヤモンドの輝きに着目して開発されたクッションファンデーション。新機構メッシュネットを採用し、肌の内側から輝くようなツヤをもたらしてくれる。
清潔感あふれる肌の作り方
清潔感を出すには肌の美しさはとても重要。
メイクをするとなるとポイントメイクにばかり気を取られがちですが、ベースメイクにこだわり美しい肌に仕上げるだけで、印象は大きく変わるはず。
\How to/
まず、下地は必ず塗りましょう。つける順番は、「もっともカバーしたい目元の下」から。シミを目立たなくしキメを整えることで、肌印象が変わります。
頬→額→鼻→あごへと塗布していき、頬骨より下には塗らずフェイスラインをスッキリさせましょう。
ファンデーションの厚塗りを防ぐために、コンシーラーで先に赤みやシミをカバーします。肌悩みが目立つ部分に直塗りしたら、肌とコンシーラーの境目を指で軽くなじませましょう。
リキッドファンデーションを手の甲に半プッシュほど出したら、目の下からトントンと置くように小刻みにつけます。塗る順番は下地と一緒。
最後はスポンジを使って、余分な油分を軽くオフしておくとGOOD。
さらにハイライトを使って、肌のツヤや透明感、メリハリのある骨格を演出しましょう。
入れるポイントは、目の下、あご、鼻筋の3か所。上品かつ自然に仕上げるためには、小さい面積で入れるのがコツです。
ハイライトをのせたら、シェーディングを使って顔に陰影を作りましょう。頬骨の下に入れることで、顔が引き締まります。黒目の外側の延長線上まで塗ったら、指で肌との境目をなじませて。
最後はフェイスパウダーを部分的に置きます。
小さいブラシに手の甲で粉を含ませたら、目の下と小鼻にそっと置くようにのせます。頬やフェイスラインは粉を足さずに、ブラシに残った粉でサッと払う程度に。ツヤを取りすぎないようにするのがポイントです。
【ハイライト】立体感が野暮ったさを払拭する
ハイライトが「テカり」になってはダメ
実は40代の肌は意外とテカリやすいのです。肌の乾燥やホルモンバランスの乱れで皮脂が多くなっていることが…。頬や鼻筋、顎はもともと皮脂腺が多いので、そこにハイライトを無理に入れると光すぎてテカりに見えてしまいます。
ハイライトはたくさん入れればいいというものではありません。