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そもそも「ボブ」とは?
段差なく切りそろえた髪型のこと
そもそもボブとは、前髪からサイド、襟足まで、段差なく切りそろえた髪型のことを言います。
重さを残してカットするのが特徴ですが、最近では単なる“おかっぱ”ではなく、さまざまなカットやスタイリング方法で一概に「ボブ」と一括りにできないほど種類が増えてきているようです。
レングス別|長さで変わるボブの種類
ショートボブ(ミニボブ)
前髪なし、縦ラインを強調して小顔見せも
ペタンとしがちなストレートヘア。ふんわりとさせるのに一番重要なのはとにかく「トップ」。トップにふわっとボリュームを出すことで縦幅をさらに強調でき、丸顔さん特有のふっくらしたシルエットをカバーすることが可能。
ミディアムボブ
ナチュラルを重視した、絶妙な甘辛バランスが魅力のミディボブ。全体が鎖骨下、重さを残してカットしています。トップと顔まわりにレイヤーを加え、前髪を眉のギリギリ上に設定。巻かないとまとまり悪く見えてしまう可能性があるため、簡単でいいので巻くスタイリングを取り入れることをおすすめします。
ロングボブ(ロブ)
頑張りすぎないのが今っぽいナチュラルロブ
こなれ感のある大人のゆるふわオーラが漂うロブ。張り切りすぎない感じが、今の気分にぴったりです。Aラインシルエットなので、毛量が多い人や広がりやすい人でも作りやすいのが特徴。逆に、髪が細くてボリュームを出したい人にもハマります。
カット別|シルエットで変わるボブの種類
ワンレンボブ
黒髪も◎クール系ボブはオイルでツヤっとヘルシーに!
あごラインで切り揃えたワンレンボブは、ツヤが出るタイプのスタイリング剤でツルンとした質感に仕上げるのが旬。保湿効果の高いヘアオイルを使用すれば、広がりやすい髪もきれいにまとまりやすくなります。前髪の根元は軽く立ち上げるようにセットを。マスクをつけているときも野暮ったく見えません。
ツヤとうるおいのある質感で清潔感UP! 顔まわりは後ろに流して動きをだすことで抜け感も手に入ります。
前下がりボブ
アラフォーにも似合うよう、裾にグラデーションを入れたボブ。短めの前髪がしゃれたアクセントに!「出産でフェイスラインの髪が抜けてしまった」「エイジングにより顔周りのアホ毛が目立つようになった」というお悩みも、前髪を作ることで素敵に対応できます。
ベースはあごラインの前下がりボブ。裾にグラデーションカットを施し、ハンドブローだけで内巻きになるようにする。モードになりすぎないよう、サイドの前下がりラインはゆるやかに。前髪は奥行きを浅く取り、眉の上でカットしてからラインをぼかします。
前上がりボブ
切りっぱなしラインボブは外ハネのスタイリングが主流の中、あえて毛先に自然な丸みを出すことで大人でも似合う落ち着いた雰囲気に。顔側が短くなっている前上がりでカットしているので、ストレートボブでもシャープになりすぎることなく、柔らかさを残しています。顔周りにレイヤーを入れているため重さが軽減され、こなれた印象をプラス。耳かけをするとピタッとタイトなフォルムになり、フォーマルなシーンにも対応できます。
切りっぱなしボブ
透け感たっぷりの前髪が切りっぱなしボブのアクセントに!
ぱつっとしたトレンドの切りっぱなしラインのボブにシースルーバングを合わせると、軽さが出て柔らかい印象に。髪全体にレイヤーが入っているため浮遊感が加わり、カジュアル感が漂います。前髪や表面など、スタイリング時に束感を意識すると、立体感が出ておしゃれ度がグンとアップ。
グラデーションボブ
リップラインの長さでカットした、丸みシルエットが手に入るグラデーションボブ。表面を長めに残しているので、短めのボブにハードルを感じる人にも取り入れやすいはず。ひし形シルエットなので小顔効果もバッチリです。前髪は目にかかる長さでサイドにつなげ、トップには低めのレイヤーを入れましょう。中間〜毛先の髪はスライドカットにて動きを出しやすく。
レイヤーボブ
肩に少しつく長さのボブスタイルは、自然に外ハネしているように巻いて、無造作なニュアンスをプラス。動きのあるレイヤーカットと、はらりと顔にかかる毛束の抜け感が女らしい印象をつくってくれます。透ける前髪もこなれ感たっぷりのスタイル。
ニュアンスのある毛先のS字カールで大人っぽくカジュアルに。毛先がパサつかないように保湿効果の高いバームをしっかりとなじませるのもおしゃれのポイント。
ひし形ボブ
顔まわりが長いひし形ショートボブ
毛量が多くクセがある人におすすめの髪型。顔まわりを長くしているので、髪が短くても安心感があります。
前髪は頬骨の高い位置に合わせてカット。全体は襟足ギリギリの長さで、やや前上がりのラインでつなげましょう。レイヤーを調整し、ひし形シルエットになるようにして。
スタイリング別|セット方法で変わるボブの種類
ストレートボブ
よくある切りっぱなしのぱっつんボブに比べ、フォルムに丸みを持たせているからソフトな印象に。頭の形にフィットするためキレイに見え、うねりやごわつきが出てきた大人の髪でもおさまりやすいのがうれしいところ。フェミニンな雰囲気の中に直線的なカットラインをクールに効かせ、取り入れやすくもありながらおしゃれなバランス。スタイリングの簡単さも高ポイント。
ウェーブボブ
時間がない朝でも簡単にスタイリングが決まるパーマはおすすめ!
耳下あたりから毛先にかけてカールをつけて軽やかな動きをプラス。スタイリングは髪を軽く濡らしてからバームをもみ込むだけでふんわりとしたウェーブヘアに仕上がります。ボリュームが出すぎないセミディならパーマ初心者さんにもトライしやすい!
顔まわりのレイヤーで骨格をカバーし、フェイスラインをきれいに見せてくれる効果も。髪色はダークカラーでツヤとおしゃれ感もUP。
内巻きボブ
内巻きワンカールのボブに、短め前髪とサイドバングを合わせた大人かわいいスタイル。サイドへとつながりを作っているので、眉上バングでも個性的になりすぎずきれいめファッションとの相性も◎。ストカールで軽やかな毛先の動きをつけ、ふんわりシルエットをキープしています。
外ハネボブ
立体感のあるボブヘアでこなれ感を演出
ベースはあご下のラインでカットしたボブスタイル。毛先を軽く外ハネにすることで立体感が生まれ、華やかさを演出することができます。顔まわりは後ろにふんわりと流すとフェイスラインもきれいに。
トップにボリュームがなくてぺたんとしているのはアンバランス。ヘアアイロンで軽くクセを伸ばしつつ中間部分の毛束は軽く内巻きにし、やわらかな毛流れで後ろ姿もおしゃれに仕上げて。
ニュアンスボブ
全体に動きをつけるというより、毛先に少し曲線をつけてフォルムを調整したナチュラルなボブ。外ハネと内巻きだけの簡単な巻き方だからこそ、こなれ感が生まれます。こめかみあたりに作ったサイドバングが小顔効果を生み、ひし形のシルエットが骨格を補正。「自分に似合うボブ」を探している人はぜひお試しを!
センター分けボブ
年齢とともにもたつきが気になってくるフェイスラインをうまくカバーしてくれるのが、あごラインのボブ。顔側から後頭部に向けて上がるようにカットしているため(前が下がっている)、スッキリ見せもばっちり。この長さで前髪があると野暮ったく見えてしまうことがあるので、前髪はなしがベター。前髪がないと顔が縦長に見え、丸顔でもキュッと小顔に! 前髪が長いため、顔周りの髪が邪魔に感じる仕事の時などは耳にかけておくとストレスフリー。
アレンジ方法|種類に関係なくできるおすすめヘア
長さが足りなくてもできるダブルくるりん
ハチ上とハチ下に分けてくるりんぱするので、長さが足りなくてもアレンジ可能! 短めのボブレングスでもチャレンジできます。
\How to/
ハチ上とハチ下でくるりんぱを作る
手ぐしでハチ上の髪をざっくりと後ろで結んだら、そのままくるりんぱ。毛束を表面から入れ、下に引き出して。結び目を押さえながらトップとくるりんぱ部分の表面を崩し、そのまま残りの髪全体を下の位置で結んでくるりんぱ。
表面を崩して完成
最後はハチ上同様、下のくるりんぱ部分も表面を崩し形を整えたら完成。
大人フェミニンなふっくらひとつ結び
超絶簡単なテクをプラスしてかわいらしいシルエットにすれば、いつものひとつ結びが格段にランクアップ! あらかじめランダムに巻いてスタイリング剤をつけておくことが肝心。
\How to/
前髪を8:2の横分けに
コームの柄など、先が尖ったものを使って前髪の分け目をチェンジ。8:2の横分けにする。
後頭部のハチ上をV字に取ってねじってピン留め
後頭部の上の部分の髪をV字に取ってひとねじりし、ピンで留める。ピンは下から挿し込んでUターンさせながら押し込むと、しっかり留まってピンも見えない。
全体の髪を下位置でひとつに結ぶ
横分けにした少ない方のサイドは耳にかけ、逆サイドは丸みをつけて、下位置でひとつに結ぶ。結び目を手で押さえながら、後頭部がふっくらするように毛束をところどころつまみ出す。結び目にヘアアクセをあしらう。
完成
おしゃれなアクセントがあるひとつ結びなら、寂しく見えず、こなれ感とエレガントさが絶妙。後頭部のねじって留めるのが難しければ、くるりんぱに置き替えてしまっても素敵に仕上がります。
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