Contents
【目次】
マスク着用時のお化粧、どこまでするのが正解?
メイクをしないとしても日焼け止めは塗って!
マスク生活だとベースメイクへの意識が薄まりがちで、「ファンデーションはしなくていいか」と気を抜きがちですが、マスクをしていても日焼けのリスクは常にあります。そのため、最低でも日焼け止めは塗っておくことをおすすめします!
ヘア&メイクアップアーティスト・佐伯エミーさんに、正しい日焼け止めの塗り方を教えてもらいました。
\How to/
まずはパール粒1つ分(ローションタイプの場合は1円玉1枚分)を手にとります。
日焼け止めはスピードが勝負。指の腹全体を使って「面」で塗りたいので、左右の指の腹を合わせて3回ほどくるくると広げましょう。
指の腹を両頬の内側に置いたら、外側に向けて塗ります。そのまま額、あご、フェイスラインを塗っていきます。
日焼け止めを少し足したら、目元・口元など細部を指先で塗っていきます。頬骨は日焼けしやすいので、重ね塗りするのもおすすめです。細部全体で足し塗りするのは、パール粒1つ分ほど。UVブロック効果があるファンデを重ね塗りする場合は、それよりも少なくてOKです。
最後は手のひらで顔全体をハンドプレス。これにより日焼け止めが肌にフィットし、この後ファンデーションを重ねたときもなじみがよくなります。
ファンデなしで下地だけでもOK
マスクをしているとどうしてもベースメイクが崩れがち。ファンデーションを塗りたくない… という場合は、下地だけで仕上げるのもアリ!
例えば血色感を与えるものや、毛穴の凸凹や色ムラを整えてくれるもの、くすみをカバーしてくれるものなど、肌悩みに合った効果のある下地を使えば、肌の色を補正しつつ崩れも目立ちにくく。
目元だけメイクするのもあり
目元はマスクをしていても唯一見える部分。チークや口紅を控えめにしても、できればここはメイク感があったほうが◎。
手軽にメイク感を出しつつトレンドも意識するのなら、ラメアイシャドウで目元を華やかにしたり、ワントーンカラーで仕上げたりするのがおすすめ。アイラインは目尻を少し跳ね上げるように描くことで、顔全体が引き締まった印象に。
眉は眉尻の長さがマスクの横幅よりも短くなりすぎないように描くことが、マスク着用時にもバランスよく見せるコツ。パウダータイプのアイブロウを使って、ふんわりと立体感のある眉を作りましょう。
マスクをしていても映える目元のメイクテク
ナチュラルなのに1.5倍盛りアイメイク
\How to/
ゴールドベージュを太めのブラシにとりアイホール全体にのせる。二重幅〜二重幅やや上の位置でブラシを左右に動かして色をしっかりのせてから全体に広げると、バランスよく色をつけられる。
カーキカラーを太めブラシにとり二重幅よりオーバーめに入れたら、細く平たいブラシでカーキをとって目頭から目尻までのキワに細いラインを入れる。マスカラはダークブラウンを。
親しみやすさのあるキリリと知的なアイメイク
\How to/
ブラウンを太めブラシにとり、眉下まで広範囲にふんわりとのせる。これよりも少し濃いめのブラウンをブラシにとったら、今度はアイホールへ。目尻側は3mmほどオーバーさせるフォルムで色をのせて。
平たい筆にブラウンをとったら、下まぶたに涙袋の影を入れる。笑った際にできる下まぶたの膨らみの下に細く影を足して。目頭から黒目の下まで入れたら、パールカラーを目頭から目尻までブラシを使ってオン。最後にローズカラーを目尻から黒目まで入れ、ブラウンを目尻1/3にのせる。
最後は薄めのブラウンを太めブラシにとり、手の甲でトントンしてからノーズシャドウをオン。鼻の側面ではなくくぼんだ部分に細くスッと影を入れ、眉頭まで色をなじませて完成。
みんなのメイク、マスクによりどう変化した?
美眉アドバイザー・玉村麻衣子さんのマスクメイク
美眉アドバイザー・玉村麻衣子さんに、マスクメイクのやり方を聞きました!
「長時間マスクをするとどうしてもベースメイクがくずれがちなので、パパッとツヤ肌にリセットできるクッションファンデが欠かせません。肌にツヤがあるとこすれ跡だけでなく小ジワやくまもカバーできますし、何より顔色が明るく見えるのでオンラインなど画面越しのトークに最適」(玉村さん)
\メイクポイントは太め&長めの眉/
「口元や頰が隠れるぶん、眉はいつもより長め&太めに描いて華やかに。スージーのペンシルは芯が細く、奥行き感のある自然な眉が描けます」(玉村さん)
スタイリスト・亀恭子さんのマスクメイク
スタイリスト・亀恭子さんに、マスクメイクのやり方を聞きました!
「マスクを外すのは、今やリモート打ち合わせくらい。パソコンやスマホの画面越しは、血色がいい顔色で明るく見せるように意識しています。セルヴォークのムード パレットにはピンクのクリームカラーが入っていて、頰骨中心に指でトントンとなじませるだけで自然な血色感を出せます」(亀さん)
\キーアイテム/
▲セルヴォーク ムード パレット 01 4,400円(税込)
\メイクポイントは赤のアイライナー/
「目元がキツく見えてしまうのと、冬はダークカラーの服が増えるので黒はしばらく封印。今は赤を楽しみたい気分」(亀さん)
ジュエリーデザイナー・小林有里さんのマスクメイク
ジュエリーデザイナー・小林有里さんに、マスクメイクのやり方を聞きました!
「マスクを外すのは家族や友人との食事くらいなので、マスクを外したときメイクの印象がガラッと変わるのは避けています。ディオールの透明オレンジのグロスは元気に見えますし、保湿ケアもできるのがうれしい。保湿スティックをハイライト代わりに頰骨につけ、ツヤを出すのも元気に見せる技」(小林さん)
\キーアイテム/
▲(左から)ディオール アディクト リップ マキシマイザー 004 4,180円、アロベビー ベビーバーム 1,072円(各税込)
\メイクポイントは目元のツヤと明るさ/
「ファンデは使わず、目の下やTゾーンをコンシーラーで整える程度。こめかみから目の下にかけて保湿スティックでツヤ出しをすればベースが薄くても美肌に! 」(小林さん)
マスクによるメイク崩れを防ぐお化粧方法とは
崩れないベースメイクを作る裏技
マスクによるベースメイクの崩れ。これを防ぐための裏技を、ヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさんに教えてもらいます。
ポイント1. 下地はパール粒2個分
「下地のトーンアップ効果でくすみや薄いシミなどを飛ばしてキメを整えておくため、使用量の目安はパール粒(約8mm)2個分。この量で全顔に塗ります」(佐伯さん)
ポイント2. 濡れスポンジでフィットさせる
「下地を指のはらにとり、顔の内側から外側に向けて塗り広げます。頰・額・あご・鼻や目まわりなどパパッとスピーディに広げたら、濡れスポンジでトントンしてフィットさせます。濡れスポンジは、水を含ませるとふくらむ厚手タイプを使い、水気をしっかり絞ってから使うのがポイントです。スポンジでスタンプするイメージで肌に垂直にあて、全顔をトントンします。とくに崩れやすいTゾーンや小鼻、頰の内側、あごは丁寧に行い、下地がはがれないよう力の入れ過ぎにも注意しましょう」(佐伯さん)
指の腹を使ってスピーディに下地を塗り広げ…
赤線エリアはとくに丁寧に、濡れスポンジを使ってトントン。
ポイント3. パール1粒分のファンデーションを濡れスポンジでつける
「下地で肌のアラを飛ばしているので、ファンデーションはパール粒(約8mm)1個分でOK。手の甲にパール粒1個分をとったら、下地で使った濡れスポンジでファンデーションを半分程度とり、毛穴やシミの悩みが多い頰の内側からトントンつけ、外側へ向けなじませます。残りのファンデーションをスポンジにとり、反対側の頰も同様に。スポンジに残ったファンデーションで鼻、額、あごの順につけ、フェイスラインや髪の生え際はサッとなじませる程度にします」(佐伯さん)
ポイント4. 眉上にコンシーラーを薄く塗る
「マスク着用時に意外と崩れやすいのが眉間や眉の上。マスクから出る呼気があたって蒸れやすく、ファンデーションがとれてしまうときちんと感を損なってしまいます。そこでファンデーションを塗った後、眉の上にコンシーラーを薄く塗るのがベター。眉間の上部分も少し塗ります。コンシーラーはファンデーションよりも硬く、カバー力があるので蒸れても落ちにくいんです。米粒1つ分程度のごく少量を眉間と眉の上に薄く塗ってなじませます」(佐伯さん)
ポイント5. ルースパウダーをブラシで塗布する
「ルースパウダーは肌をサラッとさせるだけでなく、先につけたファンデーションやコンシーラーをしっかり固定させる効果もありますので、ベースメイクの最後にぜひ使いましょう。夏は軽やかでツヤ感のある仕上がりがマッチするので、大きめのブラシでつけるのがおすすめ。ルースパウダーをケースごと逆さまにして底を2〜3回トントンとたたいて蓋に粉を出したら、蓋の中でブラシを何度もクルクルして粉をまんべんなく含ませます。崩れやすいTゾーン、頰の内側、フェイスラインなどにパッパッと払うようにしてブラシを動かして塗布。頬骨の高い位置は、ツヤをキープするためごく軽くつける程度でOKです」(佐伯さん)
マスクで崩れたお化粧を直す方法
ヨレたファンデや毛穴の開きはポアカバー下地で埋める
崩れたファンデーションを素早くきれいにカバーするには、ヨレたファンデをならして、ポアカバー下地で埋めるのがポイント!
簡単2ステップできれいな肌を復活させます。
ステップ1. 断ち切りブラシを使ってファンデのヨレをならす
断面が平たいブラシを垂直に当てたら、くるくる動かしファンデのヨレをなじませる。
ステップ2. ポアカバー下地で毛穴を埋める
小鼻や頬の大きい毛穴はポアカバー下地をつけたら、薬指で軽めにトントンと埋めていく。その後ファンデーションを軽く重ねて完了。
ほうれい線にたまったファンデーションはハイライトでカバーする
ハイライトと聞くと、立体感を出すツヤを仕込むアイテムという印象かもしれませんが、実は保湿ケアと光のレフ板効果により、ふっくら肌を復活させるのにもピッタリなのです。
ほうれい線をカバーする手順は以下の2ステップ!
ステップ1. ファンデーションのヨレを指を使ってなじませる
まずはほうれい線にたまったファンデを指で優しくトントンとなじませる。
ステップ2. 練りハイライトをほうれい線の上に直塗りする
ほうれい線をなぞるように練りハイライトを塗る。その後薬指でトントンとなじませたら完成。
マスクをしたときの化粧崩れを防ぐアイテム
ディオールスキン フォーエヴァー メイクアップ フィックス ミスト
▲5,170円(税込)
ミクロ状のミストで肌を一日中保湿しながらメイクを定着させるミスト。マスクをつけても汗をかいても、メイク崩れ知らずの肌をキープ!
イプサ ルースパウダー
▲全2種 5,500円(税込)
サラサラとした肌触りながら、自然なツヤを叶えてくれるオイル発想パウダー。べたつきを感じさせないのにツヤを出し、肌の凸凹に合わせてフィットするレアフィッティングパウダーで毛穴をカバー。
▼あわせて読みたい