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LIFESTYLE 私の生き方

2023.06.16

伊東美咲さん「結婚して生活が一変、妻として生きる穏やかな日々に」

 

連載「女の時間割。」では、子どもをもち働く女性の“1日の時間割”を軸に、ひとりの女性の中の女・妻・母の3つの顔に迫ります。

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お子さんの小学校入学のタイミングで、子どもたちとハワイへの“教育移住”を選択した伊東美咲さんの人生の時間割。そんな伊東さんにとっての「妻時間」とは…?

伊東さんの「女の時間割。」
Vol.1「女」時間〜ひとりの女性として仕事に向き合う時間〜 
Vol.2「妻」時間〜妻として夫に向き合う時間〜 ←この記事
Vol.3「母」時間〜母として子どもに向き合う時間〜 
スピンオフトーク

伊東美咲さん
タレント、モデル、女優・45歳

伊東さんの「妻」時間をClose up 18:00@ロビー
夫と一緒に子どもたちを連れて、友人家族とディナーに出発

「アメリカの文化には、夫婦のみで参加するオークションイベントや外食を友人と楽しむ習慣があるんです。子ども連れのときはみなさん、フードコートに集まってわいわいにぎやかに家族ぐるみで食事をします。フードをテイクアウトしてビーチできれいなサンセットを見ながら、みんなで夕食をとるのもハワイ暮らしの楽しみです」

伊東美咲さん 立ち姿

「妻」時間 伊東さんのとある休日

この連載では“ある日の時間割”についてアンケートに回答してもらい、撮影シーンを構成しています。伊東さんの「妻」時間を紹介します。

6:00 起床
7:00 リフレッシュcoffee time
9:00 夫を見送り
10:00 フリータイム
13:00 ランチ
14:00 自分時間
16:00 夫帰宅、子どもたちと団らん
18:00 友人家族とDinnerへ
20:00 帰宅
23:00 就寝

夫と連携プレーで準備した子どもたちとの“教育移住”

伊東さんのYouTubeチャンネルに「伊東美咲×100質」という100の質問に答えていくコンテンツがある。その中で、伊東さんにとってのパートナーとの理想的な関係を連想させる印象的な回答がふたつあった。理想の男性像は“常に志を高くもって、願望を実現させている人”。対する理想の女性像は“品格があって強いリーダーシップがある人”。実業家として組織のトップに立つご主人との結婚後に自身は仕事軸から妻の軸へとシフトして、出産後は母として生きる時間を大切に自分の道をハンドリングしてきた伊東さん。

「結婚を機に仕事を休業したことでそれまで日々時間に追われていた生活が一変。ひとりの妻として生きる夫との穏やかな時間が始まりました。出産を機に、今度は子育てに専念する母業メインの生活がスタートしました。夫婦で協力しながら親業にいそしんだ8年後に、また新たな分岐点がやってきたのです。それは現在の生活につながるハワイへの“教育移住”の決断でした。今子どもたちは、長女が13歳、長男が8歳、次女が5歳なのですが、長女が小学校に上がるタイミングで、将来を見据えた子どもの教育についてじっくり考えてみたのです。

日本の教育を世界水準で見てしまうと、どうしても英語教育のレベルが課題になってしまう。私自身日本の教育で育って、日本の教育のいいところもたくさん体感しています。でも子どもたちの将来を見据えると、英語は世界共通言語であり重要なスキルです。そのタイミングから“教育移住”する道への模索が始まりました。

英語の習得はもちろん、子どもの個性や才能を伸ばすのなら、日本以外の国がいいだろうというのは、夫婦の共通見解ではありました。夫は基本的になにごとも私の意見を尊重してくれるのですが、でもいざ留学となったらわかりませんでした。当時いくつかの選択肢の中から、夫に“将来子どもたちにとって絶対にいいと思うのはこの道だと思う”と比較検討した結果を伝えたところ、果たして子どもたちの留学についてもすぐに賛同をしてくれました。

夫の周囲の方には国際結婚されている方が少なくありません。みなさんご家族で移住されたり、お子さんだけ留学したり、あるいは母子で移住される方もおられます。そんな状況から、留学の大切さを私よりも実感していたのかもしれません。

私たちが長女の“特技”や才能を伸ばしてくれる環境を求めて“教育移住”先に決めたのは、子どもの才能を最大限に発揮できる環境が整い、個性を尊重するアメリカでした。中でも馴染みのあるハワイがいいのではないかと話が決まってからは、大枠は私が段取りました。夫に“これとこれがいるから、準備してください”と頼むと“じゃあ準備しておくよ”とサポートしてくれる連携体制ができました。あの時期、お互い常に子どものために動いたおかげで、そこからはほぼほぼ順調にことが運びました」

伊東美咲さん 腰から上左側に顔を向けている様子

新しい環境で得られた気づきと、家族の旅プラン

「実際にハワイで暮らしてみると、都会の暮らしとは違って、緑が豊かで、海と公園が隣接するビーチパークがあったり、人が自然に集まりたくなるようなロケーションなんですよ。学びにもよし、出会う人も日本とは全然異なる環境に来てみて、得られるものは多かったと思います。

特に印象的だったのは、趣味を通して地域社会への奉仕活動も積極的に行い、仕事も成功している人たちにたくさん出会えることでした。私自身、“ああ、やっぱり夢ってひとつではなく、いくつももっていいんだ”と、自分の道を確認しているような感覚をもちました。

子どもたちにも“夢ってひとつだけじゃなくて、たくさん叶えられるものなんだよ”ということを常に話しかけるようにしています。“何歳からでも叶えられるし、1度立ち止まってもいいし、そこからまたいくらでもやり直せるものなんだからね”と。私たちはどうしても、夢をひとつ掲げるとそれだけを目標にしてしまいがちですが、そんな価値観の枠も広げられた気がしています。ハワイでの経験によって私自身の人生の後半も大きく変わっていきそうだと思っています。

今のスタイルに協力してくれている夫には感謝しかありません。彼とは常に“次に家族でどこに旅行に行こうか”という会話をしています。仕事で日本とハワイを行き来しますが、会えない時間も多いので、一緒にいられる長い休みのときには家族の楽しみを追求できる時間をつくってもらうようにしています。次の休みが今からとても待ち遠しいです」


伊東さんのスタンスからは信念をもって自分の道を大切にすることで、おのずと次の道も拓けてくることが感じられます。次回Vol.3の伊東さんの「母」時間にもご期待ください!

Profile

伊東美咲

いとう・みさき/1977年、福島県生まれ。学生時代は大阪で過ごし、在学中に幼稚園教諭二種免許や社会福祉主事任用資格などを取得する。スカウトがきっかけで芸能の仕事を始め、女性誌『CanCam』専属モデルを経て、2000年に女優としてドラマデビュー。『ごくせん』(日本テレビ系)や『電車男』(フジテレビ系)など数々の話題作に出演。2004年に初主演した映画『海猫』で第28回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝く。32歳で結婚。33歳で長女、38歳で長男、40歳で次女を出産してハワイへの“教育移住”を選択。子育てに専念する30代を経て自分のペースで仕事に復帰。昨年から心理学の勉強も開始する。趣味は着付け、茶道、料理。着付けは準師範の資格ももっている。
インスタグラム : @misaki_ito_official

撮影/髙木亜麗 スタイリスト/大沼こずえ ヘア&メーク/杉田和人(POOL) 構成/谷畑まゆみ

衣装協力/ホワイトシャーリングシャツ・¥31,900ライトグリーンパンツ¥28,600(ヒューエルミュージアム ギンザシックス<ヒューエルミュージアム>)、バッグ¥379,500(ジミー チュウ)、イヤリング¥726,000(ポメラート クライアントサービス<ポメラート>)

ヒューエルミュージアム ギンザシックス 080-7371-3708
ジミー チュウ 0120-013-700
ポメラート クライアントサービス 0120-926-035

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