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2023.12.01

「年賀状の添え書き」に悩んでいませんか? すぐに使える文例を紹介

年賀状の添え書きとは、送る相手に向けた一言メッセージのこと。添え書きだけは手書きをするという人も多いですよね。本記事では、添え書きに何を書けばよいか、相手別文例などを紹介します。年賀状の参考にしてみてください。

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年賀状の添え書きは必要?

年賀状をもらったとき、自分宛てのメッセージがあると、うれしく感じるものですよね。このようなメッセージを添え書きといいますが、年賀状の添え書きに何を書くか、毎年悩むということはありませんか?

何を書けばよいかわからない場合は、これから紹介することを参考にしながら、考えてみてください。

年賀状の添え書き、何を書く?

年賀状の添え書きは、「一言メッセージ」のようなイメージで考えるとよいでしょう。年賀状の限られたスペースに短文で書くのが前提ですから、基本的に長文にはなりません。添え書きに書くのは次に挙げることが多い傾向にあります。

6枚の年賀状が並んでいるイラスト

近況報告

自分や家族の近況を報告するのもよくあるケースです。特に、久しく会えていない人や、恩師、遠くに住む親せきなどは、「元気です」という一言にホッとするかもしれません。

また、家族ぐるみのおつきあいがある相手には、家族一人ひとりの近況を知らせるのもおすすめです。特に子供の成長については、喜ばれるかもしれません。

新年の抱負

新年の抱負を端的に書くのもよいでしょう。特に、職場の上司や先輩への年賀状におすすめです。また、親しくしている上司や恩師には、プライベートでの抱負を添えてみては。もしかしたら、よいアドバイスをもらえるかもしれません。

感謝の気持ち

感謝の気持ちを年賀状に書くのもおすすめです。特に、上司や先輩、後輩など、仕事でお世話になっている人に対して、改めてお礼を伝える機会にしてみるのはいかがでしょうか。

共通の話題

趣味や最近共有した出来事などについて書くのも楽しいでしょう。これは友人や趣味の仲間、親しい間柄の人などに向けて書くといいですね。

【添え書き例】目上の人宛て

ここからは、添え書きの文例を見ていきましょう。相手別に紹介しますので、参考にしてみてください。まずは、どのような添え書きにしようか悩みやすい、目上の人に対する文例を紹介します。

年賀状を書いている人の手元の写真

上司

《文例》
・旧年中は格別のご指導を賜り心から感謝申し上げます
・○○の件では大変お世話になりありがとうございました
・いつも温かくご指導くださり本当にありがとうございます
・本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
・教えていただいたことを生かし さらに飛躍できるよう努力してまいります

 

普段さまざまな面でフォローや指導をしてくれる上司には、添え書きで感謝の気持ちを伝えるのもよいでしょう。また、仕事に対する自分の意気込みなどを書くのもひとつです。

恩師

《文例》
・いつも温かくご指導くださりとても感謝しています
・ご無沙汰しておりますが 先生はお変わりございませんか
・○○先生のますますのご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます
・今年の同窓会で先生にお目にかかれることをとても楽しみにしております
・先生から教えていただいたことを仕事にも生かしながら楽しく過ごしております

 

「ご健勝」は健康で元気なことを表す言葉。例文では、恩師が健康で元気に過ごせるよう祈っているという意味合いになります。手紙などによく使われ、目上の人に対して使うのも問題ありません。

先輩

《文例》
・いつも温かくフォローしてくださりとても感謝しています
・○○先輩のような仕事ができるよう より一層がんばります
・いつも温かいお心遣いをいただき本当にありがとうございます
・親身になって指導してくださったからこそ乗り切ることができました
・旧年中に教えていただいたことを生かし 今年はより一層精進します

 

上司よりも近い距離感で何かとフォローをしてくれたり、相談に乗ってくれたりする先輩に対して、添え書きで感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。

【添え書き例】ご無沙汰している人宛て

しばらく連絡をしていない人や、交流が途絶え気味の人に対しても、どのような添え書きにすればいいか悩みませんか? ここでは、ご無沙汰している人に向けた添え書きの例を紹介します。

富士山とその横を飛ぶ鶴のイラスト

《文例》
・長らくご無沙汰してしまい申し訳ありません
・近々お会いできますよう心から願っております
・しばらくお会いできていませんがお元気ですか
・同窓会でお会いできるのを楽しみにしております
・ご無沙汰しておりますがお元気でいらっしゃいますか

 

自分の近況報告もしたいところですが、まずはご無沙汰していることに触れ、おわびの気持ちや会いたい気持ちを伝えたいですね。

年賀状の添え書きで注意したいこと

ここからは、年賀状の添え書きで注意したいことを紹介します。受け取った相手に喜んでもらうためにも、次に挙げる基本的なことは押さえておきましょう。

龍の絵が描かれた年賀状のイラスト

句読点は使わない

年賀状には基本的に句読点を使いません。「終わり」を意味する句読点は、新年のごあいさつにはふさわしくないとされているためです。かつて日本語には句読点を打つ習慣がなく、その名残りという説もありますが、年賀状に句読点は使用しないと捉えておきましょう。

しかし、句読点のない文章は読みにくいということも。そこで活用したいのが、改行や一文字分の空白です。本来句読点を打つ場所に改行や空白を入れ、文章を整えてみてください。

乱筆乱文はNG

手書きで添え書きするという人も多いでしょう。手書きの場合、注意したいのが乱筆乱文になること。なぐり書きのようになると、相手はよい印象を持たないでしょう。

自筆が上手じゃないと不安に思う人もいるかもしれませんが、大切なのは「丁寧に書くこと」です。丁寧に書かれたかどうかは一目で伝わりますから、それを意識するようにしてください。

忌み言葉は避ける

「消える」「去る」「絶える」など、忌み言葉とされる表現を使うのは避けましょう。前年のことは、「去年」ではなく「昨年」や「旧年」と表現します。どうしても書く必要がある場合は、言い換え表現をリサーチする方法も。

年賀状は新年のごあいさつとなるものです。相手の気分を損ねるような表現や言葉は、使わないようにしましょう。

賀詞やあいさつと重複させない

賀詞やあいさつで使った表現を添え書きでも使うというのは避けます。たとえば、「賀正」や「謹賀新年」といった賀詞のあとに、「あけましておめでとうございます」などの文章を添えるのは、賀詞の重複に。表現はもちろん、意味が重複しているかどうかもしっかりとチェックしましょう。

最後に

年賀状の添え書きについて紹介しました。年賀状で特に悩むのは、上司など目上の人に対する添え書きという人もいるでしょう。文例を参考に、普段なかなか伝えられない気持ちをぜひ添え書きに書いてみてはいかがでしょうか。

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