医療分野でのリーク
医療分野で使われるリークの意味は、輸血や酸素などの液体・気体が漏れることです。たとえば「人工呼吸器がリークしている」のように使用します。
また、医療装置から気体が流出していないかを確認するための作業を「リークチェック」もしくは「リークテスト」と呼びます。
リークの使い方と例文
リークは、情報の漏えいという意味の名詞や、情報を漏らす意味での動詞として使えます。詳しい使い方を知り、理解を深めましょう。具体的な使い方や例文を紹介します。
リークの使い方
リークを使うときは、単体で使うだけでなく「リーク○○」のように、名詞をプラスして使うケースが少なくありません。たとえば「リーク情報」「リーク画像」「リーク投下」などの言葉が挙げられます。リーク情報とは、漏えいした情報のことです。
リーク画像は、隠されていた情報が画像としてリークされたものを指します。たとえば、著名人などの浮気現場や、密会している様子を撮影した写真といったケースです。情報の信憑性を高める効果に期待でき、決定的な証拠になり得ます。
リーク投下には、リーク情報を投げ落とすという意味があり、「リークした」と意味が大きく変わるわけではありません。緊張感のある雰囲気を演出したいときに、よく使用されます。
リークを使った例文
例文を見ると、言葉の使い方をより深く理解できるでしょう。リークを使った例文と併せて、意味や使い方を紹介します。
【例文】
・彼は、政府の不正行為を暴露するために機密文書をリークした
・リークにより、有名人のプライベートな写真やメッセージが流出した
・リーク情報によって、会社の新製品の詳細が明らかになった
・リークされた情報によると、会議の日程が変更されるらしい
・リーク画像を見れば、○○が浮気をしているのは明らかだ
・新作映画の情報が次々と明らかになり、今後のリーク投下に期待を募らせている
「リークした」は、「漏えいさせた」の言い換えでよく使われる表現です。主に誰かからの情報提供を受けて、新しい事実や画像などが公開される場面で使用されます。当事者が情報を漏らす場合もあれば、第三者が提供する場合もあります。
リークの類義語・言い換え表現
リークには、さまざまな類義語や言い換え表現があり、他の言葉で表現した方が伝わりやすい場合があります。どのような言葉で言い換えられるのか見ていきましょう。
口外する
口外するとは「口に出す」「言葉に出す」「他人に話す」ことを意味する言葉です。情報を漏らさないように、注意を促す場面で使われるケースが少なくありません。ビジネスシーンでも使用され、サスペンスドラマなどの脅迫シーンで見聞きするケースもあります。
【例文】
・開発中の新製品の情報は、決して口外しないようにお願いします
・信頼できる人以外には、個人情報を口外すべきではない
・口外したら、奴の命はないものと思えと脅されたので言い出せなかった
漏えいする
漏えいするには「水・光・気体などが隙間から出ること」「内密にすべきものが漏れること、または漏らすこと」という意味があります。
顧客情報や個人情報などを扱う仕事に就いている人は、情報漏えいに対して敏感な人も少なくありません。一般的に使用されるリークとは異なり、情報以外のものが漏れたときにも使えるところがポイントです。
【例文】
・ガスの漏えいにより警報機からけたたましい音が鳴り響いた
・USBメモリの紛失により、企業の機密情報が漏えいした
・個人情報が漏えいしたことにより、顧客からの信頼を失った
他言する
他言(たごん)するとは「他人に告げること」を意味する言葉で、他人に話したり伝えたりしてはならない状況で使用します。人に明かせない秘密や、企業の機密情報を隠しておきたいときに使用するのが一般的です。
たとえば、病院に勤めている人などが、患者の情報をみだりに外部に漏らせば、悪用される恐れがあります。また一般企業でも、外部に漏らしてはならない情報を口止めする場面で使用されます。
【例文】
・他言しないよう頼んだが、噂好きな人なのであまり信用できない
・今日ここで見たものは胸の中にしまっておき、他言は控えます
・開発中のゲームの情報を他言した従業員は、規定に従って処罰します
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