ドライヤー前に髪の保護として
ベビーオイルは、ドライヤーで髪を乾かす前に使用する「ヘアオイル」の代わりにもなります。ヘアオイルを使うときと同じように、適量のベビーオイルを手のひら全体になじませたら、タオルドライ後の髪につけてドライヤーで乾かします。
ベビーオイルの適切な使用量は、髪の長さや毛量・髪質によってさまざまです。パサつきがちな毛先を中心に少しずつ使い、適量を見極めましょう。日中に髪の乾燥が気になる人は、ドライヤーの後や朝の外出前にも少量のベビーオイルをつけると、髪が潤ってまとまりやすくなります。
濡れ髪スタイルなどのスタイリングに
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鉱物性のベビーオイルは髪の表面にとどまる性質があるため、「濡れ髪スタイル」などのスタイリング剤としても人気です。ベビーオイルがあれば高価な専用スタイリング剤を買う必要がなく、気軽にヘアスタイルに変化をつけられます。また、髪の保湿が同時にできるのも人気の理由です。
ツヤ感が人気の「濡れ髪スタイル」の作り方
ベビーオイルを使った、濡れ髪スタイルの作り方を紹介します。ベビーオイルだけでもできますが、ワックスなどのスタイリング剤を持っている場合は、併用するのもおすすめです。濡れ髪スタイルの作り方を、詳しく見ていきましょう。
ベビーオイルだけで作る方法
ベビーオイルは、少し濡れた髪によくなじみます。濡れ髪スタイルを作るときは、ウエット感を出したい部分の髪を濡らし、半乾きの状態にしておきましょう。あらかじめ髪をゆるめに巻いておくと、ふんわりとした濡れ髪スタイルに仕上げることができます。
下準備が整ったら、ベビーオイルを1~2滴とって手のひら全体に広げます。毛先から順に髪の中心あたりまでベビーオイルをつけたら、髪の内側から手を入れて手ぐしでなじませましょう。最後に、手に残ったオイルを前髪につけて束感を出したら、こなれた濡れ髪スタイルの完成です。ベビーオイルはつけすぎると、濡れ髪というよりベタついているだけに見えてしまいます。最初からたくさんつけるのではなく、毛先から少しずつつけていくのがポイントです。
プラスアイテムで理想の髪型に
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ベビーオイルにワックスをプラスするとツヤ感が増し、理想の濡れ髪スタイルにより近づけます。ワックスにはスタイルを長時間キープする働きがあるため、夜まで濡れ髪スタイルを保ちたいときにも便利です。手のひらの上で伸ばしたワックスに、ベビーオイルを1~2滴たらしてなじませたら髪につけていきます。このとき、ベビーオイルを先に手にとると、ワックスを伸ばすのが難しくなってしまいます。ワックスを先に手で伸ばしておくのがポイントです。
ワックスにはハードやミディアムなど、さまざまなタイプがありますが、どのタイプを使っても構いません。好みの仕上がりになるように工夫してみましょう。
惜しみなく使えるおすすめベビーオイル
ベビーオイルは髪のケアのほかにも、クレンジングやスキンケア、子どものお肌の乾燥対策などさまざまな使い道があります。髪のケアやスタイリングにはもちろん、家族一緒に、毎日惜しみなく使えるベビーオイルを3点紹介します。
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ジョンソン「ベビーオイル」
▲300ml
ジョンソンの「ベビーオイル」は、ベビーオイルの代名詞と言ってもよいほど有名な商品です。ポンプの部分が水色の無香タイプと、ピンク色の微香タイプの2種類が販売されています。ドラッグストアやベビー用品店でもよく見かける商品なので、一度は使ったことがあるというママも多いのではないでしょうか。
お肌にやさしいミネラルオイルを使用しており、生まれたばかりの赤ちゃんにも使えます。アレルギー・皮膚刺激テスト済みの点も要チェックです。さらっとした使用感が特徴で、髪のケアや濡れ髪スタイルにも使いやすいオイルです。
麗白「ハトムギ ベビーオイル」
▲300ml
髪の乾燥が特に気になる人は、麗白の「ハトムギ ベビーオイル」をチェックしましょう。無着色・無香料のミネラルオイルに、化粧水などにも使われている天然の保湿成分「ハトムギエキス」が配合されています。保湿力が高い割にベタつかず、しっとりと仕上がるので、髪が広がりやすい人にも向いています。ほかの化粧品やヘアケア用品と並べておいても浮かない、濃いブルーの落ち着いたデザインも人気です。
WELEDA(ヴェレダ) 「カレンドラ ベビーオイル」
経験豊富な助産師たちと共同で開発された、ヴェレダの「ベビー&ママケア」シリーズ。デリケートな肌の抵抗力を高めて守る、カレンドラ由来のベビーオイルは生まれたての赤ちゃんにもぴったりです。ママの髪のケアにはもちろん、赤ちゃんの保湿やベビーマッサージにも使えます。軽い質感で、オイルのベタベタ感が苦手な人にもおすすめ。キク科の植物が使用されているため、キクアレルギーの人は使用を避けましょう。
▲200ml ¥3080
使い方によっては傷む?注意したいポイント
頭皮マッサージからスタイリングまで、髪のケアに幅広く使えるベビーオイルですが、使い方によっては髪を傷めることもあります。注意したいポイントは「つける量」「使用期間」「使用後のシャンプー」の3点です。それぞれについて、詳しく解説します。
つけすぎはNG
髪にベビーオイルをつけすぎると、ベタついて見た目が悪くなるだけでなく、洗い流すために何度もシャンプーをしなければなりません。髪も傷むことになるので、つけすぎには注意しましょう。ベビーオイルはさらっとした感触があるため、多めにつけてしまいがちです。少量でもよく伸びるので、ドライヤー前にヘアオイルとして使うときも、濡れ髪スタイルを作るときも1~2滴で十分です。一度ベビーオイルを手のひら全体に伸ばし、様子を見ながら髪につけていくとつけすぎを防げます。
長期間の使用は避ける
鉱物性のベビーオイルは、髪をコーティングして水分が蒸発するのを防ぐため、ベビーオイルを使ってからシャンプーで洗い流すまで、長時間保湿できるのがメリットです。
しかし、表面がコーティングされた状態が長く続くと、髪にとって必要な成分を外部から吸収できません。水分もだんだん足りなくなり、逆に乾燥が進んでしまいます。鉱物性のベビーオイルを使うときは、長期間の使用は避け、必要に応じて使うようにしましょう。乾燥が気になる季節に毎日使いたいという場合は、髪に浸透して栄養を与えてくれる植物性のベビーオイルがおすすめです。鉱物油に比べて保湿の持続性は低く、こまめにつけ直す必要がありますが、髪へのダメージは抑えられます。
シャンプーでしっかりと洗い流す
ベビーオイルが髪や頭皮に残っていると、酸化して臭いやベタつきの元になります。ベビーオイルを使った日は、シャンプーでしっかりと洗い流す習慣をつけましょう。
ベビーオイルは髪をケアするアイテムとして作られていないため、普段通りにシャンプーするだけでは、きれいに落とせません。しかし、何度もシャンプーすると必要な皮脂まで流れてしまい、頭皮や髪を傷めてしまいます。ベビーオイルをつけた髪は、一度全体を洗った後に、ベビーオイルをつけた毛先部分を中心にもう一度洗うと、頭皮や髪をあまり傷めずきれいに落とせます。シャンプー後は、コンディショナーやトリートメント剤などで念入りに乾燥対策をしておきましょう。
写真/(C)Shutterstock.com
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