知識が豊富で言葉遣いがしっかりしている
言葉遣いや話し方には、その人の知性や品性が表れます。どんなきれいに着飾っていても、話の内容が下品で言葉遣いも悪ければ、相手は幻滅してしまうこともあるでしょう。言葉遣いや話し方がきちんとしている人は、感情がコントロールでき、かつ教養が高いというイメージを相手に与えます。職場やビジネスシーンでは、知識が豊富な人や、特定の分野においてずば抜けた才能を持つ人が尊敬されます。知識をひけらかす人は敬遠されますが、すばらしいアイデアを提案できる人や、みんながピンチのときに知識や経験を惜しみなく出せる人は、周囲から「さすが!」と一目置かれる存在になれるかもしれません。
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誠実かつ冷静
多くの人は相手の「内面」を見て尊敬できるかどうかを判断しています。尊敬される人の共通点の一つに「誠実で裏がないこと」や「感情がコントロールできること」が挙げられます。誠実には、正直・真面目・嘘をつかない・真心がある・思いやりがあるなど、さまざまな意味が含まれます。結婚相手を選ぶときも、相手に誠実さを求める人は多いでしょう。逆に、自分の正しさばかりを主張する人や私利私欲のために動く人は、誠実さが欠けていると言わざるを得ません。また、思い通りにならないと冷静さを失い、感情のコントロールが効かなくなる人は、世の中に多いものです。怒りや悲しみを抑えつつ、着実に物事をこなしていける人は尊敬に値するといえます。
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判断力がある
判断力があり、物事に臨機応変に対応できるのも尊敬される人の特徴です。「判断」とは、ある事柄について「自分の考えを定めること」です。より多くの情報を集め、そこから最善の選択肢を見出す能力ともいえます。100%勝算があると分かった上での判断は誰でもできますが、先が見えない状態での判断や決断には、大きな勇気と知恵が必要です。加えて、それが「どんな判断基準に基づいているか」も重要。利己的な思いではなく、全体のことを考えて正しい判断ができる人は、多くの人に尊敬されます。
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尊敬されるためのコツ
これまで誰にも尊敬されたことがないという人は、自分の言動を振り返ってみてはいかがでしょうか。人に尊敬される行動をとるのは容易ではないため、まずは尊敬されない原因を一つずつ排除していくのがポイントです。
言動を一致させる
尊敬されない人は、言葉と行動が一致していません。中には相手を期待させるだけさせておき、どん底に突き落とすというパターンの人もいるほどです。尊敬される人になりたいのなら、自分の発言に最後まで責任を持つ必要があります。やると言ったら最後までやり遂げ、できない約束は最初からしないのがルールです。言動が一致すると、相手と自分との間に「信頼感」が築かれていきます。また、上司に媚びへつらい、部下に傍若無人な態度をとっている人も尊敬からは遠ざかります。人によって態度を変えないように努めると、より多くの人に慕われるようになるかもしれません。
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他人を尊重する
人に尊敬されるために、まずは他人を尊重するところから始めましょう。尊敬されない人は、自分のことしか考えていない自己中心的な人間が多いようです。周囲には「器が小さく、自分の考えだけに固着する人」と思われている可能性も。「尊重」とは、他人を価値あるものと認めることです。人はそれぞれ違った価値観や生活スタイルを持っているため、無理に自分に合わせさせたり、やめるように圧力をかけたりするのは好ましくありません。相手の立場に立って物事を考え、配慮のある言葉を口に出すようにしてみてください。自分と考えが一致しない人の悪口や陰口はご法度です。
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モチベーションが高いことを示す
心地よい居場所にとどまらず、目標に向かって努力し続ける「モチベーションが高い人」や「バイタリティーにあふれる人」は、みんなに一目置かれる存在になります。このような人は「自分がどんな人間になりたいか」が明確です。まずは自分の目標を設定し、何かに一心不乱になってみて。仕事にさらに打ち込むのもよいですし、語学をブラッシュアップさせるのもおすすめです。モチベーションの高さや努力する姿勢を見せることで、職場の士気も高まります。
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尊敬されるワーママの仕事術
「家庭と仕事をどう両立させればいいの?」と悩む人も多いでしょう。職場や家庭で尊敬されるワーママはどんな仕事術を持っているのでしょうか?
理解者をつくる
小さな子どもを持つワーママは、子どものために一刻も早く仕事を切り上げたいというのが本音では。ただ、トラブルやイレギュラーな事態が発生したとき、自分以外に対処できる人がいないと、会社を抜け出すことができないのが現実です。ワーママは、残業ができないことをあらかじめ上司に伝えておきましょう。加えて、上司でもチームメイトでも構いませんが、家庭の事情を分かってくれる「理解者」を身近につくっておくこともポイントです。チーム内に理解者がいると、いざというときに仕事をカバーしてもらえますし、家庭に配慮した仕事のスケジュールが組みやすくなります。
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イメージをつくる
子どものお迎えがあるワーママは、決まった時間に会社を出ないと間に合わない場合があります。残業が当たり前になっている会社では、帰ろうとしているときに呼びとめられたり、仕事の依頼をされたりするものです。そんな場合は、「定時で必ず帰る人」というイメージをみんなに与えることで、仕事と家庭を両立しやすくしましょう。帰り際の仕事は安易に引き受けないのです。「定時を過ぎたけど今日は仕方ないか」と引き受けてばかりいると、相手に「頼めばやってくれるんだな」と認識されてしまいます。仕事を断りにくい気持ちもありますが、「定時で帰る人」になるために強い意志を持って。
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制度を活用する
今は昔と違い、ワーママをサポートするさまざまな制度があります。制度を最大限に活用し、自分に無理のない働き方をすることが長く勤める秘訣です。産休・育休・介護休はその代表格ですが、会社ごとに独自の制度を設けていることもあります。在宅勤務やフレックスはもちろん、子連れ出勤もOKとしている柔軟な会社もありますし、学校行事や記念日に休暇を取得できる制度を導入しているところもあります。一昔前までは「長時間勤務ができない女性はキャリアップが望めない」という風潮がありましたが、今は働き方自体がどんどん変わっています。他のワーママのためにも自分が先陣を切って、会社の制度をどんどん活用していきましょう。
※引用すべて、小学館『デジタル大辞泉』より
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