厚みがある部分まで長さをカットする
もし、前髪をすきすぎてしまったら、前髪に厚みがあるところまで長さをカットしてみましょう。すいた部分が毛先付近のみなら、厚みを取り戻すことができます。
ただし、当然前髪は今より短くなってしまいます。これ以上短い前髪にはできない! ということなら、次で紹介する方法を試してみましょう。
前髪を深くとって量感を足す
生えぎわ1〜2cmを分けとって前髪をすきましたが、もしすきすぎたらもっと深くから髪をとり、もう一度前髪をカットしてみましょう。
すきすぎてしまった前髪と合わせ長さをそろえたら、今度はすきすぎない程度に縦にハサミを入れてなじませます。
ただしこれは応急処置法。時間が経つと、奥から持ってきた前髪が結局左右に割れてしまう可能性があります。一時的にごまかす方法です。
大胆分けアレンジでごまかす
量感が残っているサイドの髪を使って、すきすぎた部分をカバーする方法もあります。
つむじから片側の眉尻に向けて前髪を分けると、9:1と大胆な分け目ができます。両サイドの髪はボリュームを抑えて、タイトな耳かけにしましょう。
前髪の内側からコームを入れ、軽く逆毛を立てるとボリュームアップします。空気感をつぶさないよう、丸みをつけて逆側の耳にかけます。短い毛が落ちてこず、それでいて立体感も出せる方法です。
思い切っておでこ出しヘアを楽しむ
髪が伸びるまで、思い切っておでこを出すヘアアレンジにチャレンジしてみてもよいでしょう。
例えばカチューシャを使ったアレンジ。
生えぎわギリギリ見える位置にオールバックでつけたら、ワックスやバームを少量つけた指先で、前髪・後れ毛をつまみながら引き出し、束感を作ります。
ダウンスタイルで前髪が薄すぎるより、エレガントさやこなれ感、抜け感が出ておしゃれ見えするはずです。
カットしなくてもできるシースルーバングの作り方
前髪に隙間を作る基本的なセット方法
透け感が人気の「シースルーバング」は、こなれ感が出て今っぽい雰囲気が出せるスタイル。眉毛が髪の間からのぞいて表情豊かに見えます。
よりこなれて見せるためには、毎日のセットが欠かせません。まずはコテやカーラーで前髪を巻くところから始めましょう。全体をくるんと軽い内巻きにするイメージで、カールがつきすぎないようにするのがポイントです。前髪全体に丸みがついたら、手ぐしでなじませます。最後に好みの束感になるように、スプレーやワックスで整えたら完成です。スプレーやワックスは指先に少量つけてセットすれば、つけすぎることもありません。
オイルまたはバームで束感を作る
前髪の束感を作るときに使うスタイリング剤は、髪質に合わせてセレクトするのがおすすめです。
髪が細くて少なめの人は「バーム」がおすすめ。オイルより粘度が高く、髪につけても重くなりにくい上、量を調整しやすいので一気づけを防ぐことができます。
髪が硬めでゴワつく人は「オイル」がおすすめ。バームよりも髪にのばしやすいのが特徴です。ウエットな質感にしたい場合はより濃厚なスタイリングオイルをセレクトしましょう。
髪が多くて乾燥し、広がりやすい人には「ジェル」が最適。重く仕上がるため、広がりを抑えて程よくタイトにまとめることができます。髪がパリパリに固まるタイプは避けて。
スタイリングするときは、髪全体に使用して手に残ったスタイリング剤を前髪に塗布します。あらたにスタイリング剤を足してしまうと、ベタついて見えてしまうので注意して。
指で前髪の毛束を細かくつまんで束感を出していきましょう。
パーマ風シースルーバングも可愛い!
パーマがかかったようなシースルーバングの作り方もご紹介します。
ポイントは中間と毛先にカールを重ねて浮遊感を演出すること。ランダムな動きのある毛流れがこなれ見えするので、シンプルなひとつ結びをするときのスタイリングにおすすめです。
前髪を正面とサイドの3つに分ける。ストレートアイロンを160度に設定し、前髪の真ん中→サイドの順で毛先をしっかり内巻きに。
次にランダムに表面から細い毛束をとり、中間を内巻きにしていく。
小指の爪程度の量のバームを手のひらに伸ばし、前髪全体にもみ込む。そのまま細かく毛束を散らすようにしたら完成!
大人に映えるシースル前髪の実例一覧
素髪風ナチュラルヘアのシースルーバング
やや重さを残したベースにしつつ、顔まわりに軽くレイヤーを入れたスタイル。シースルーバングが抜け感を演出。おでこの肌色が透けて顔を縦長に見せるので、丸顔が気になる人にも最適。
カジュアルフェミニンなシースルーバング
こちらもベースにある程度重さを残した、ちょうどいい空気感あるヘアスタイル。前髪はサイドに厚みと長さを残しつつ、真ん中を眉下の長さで薄くカット。カットラインが生きるシースルーバングに。
長め&薄めのシースルーバング
毛先の柔らかな動きがフェミニンな雰囲気を醸し出す、ニュアンスボブヘア。前髪は薄め&長めにカット。サイドはリップラインに段差がつくよう切る。スタイリングで前髪とサイドの段差に毛先が少し曲がる程度にクセづけたら、オイルを少量指でつまみながら束を作って塗布。最後は粗歯のコームでとかして整える。
面長さんにもおすすめ! ふわっとやわらかい眉上シースルー前髪
目の上でつくった前髪が、隙間を開けて抜け感を出してくれる。
レイヤー+平巻きパーマで無敵のエアリースタイル
少し短め、目の上で薄めにカットされたシースルー前髪。髪全体はパーマでエアリーな毛流れを作ると、ふんわり感がアップ!
大人可愛い長めのシースルー前髪
長め前髪もシースルーに作れば軽やか! 甘くなりすぎず、レディな着こなしに合わせてもちょうどいい。
長めのシースルーバングなら大人っぽく
前髪の中央を目にかかる長さでシースルーにカット。目尻に両端を合わせて厚みを残したラウンドカットにすれば、流れるような大人っぽいシースルーバングに。
少なめの前髪を流してスタイリングするおすすめヘア
斜めに流す前髪の作り方
長くなってきた前髪は、少し斜めに流すとエレガントに
カットの前には、前髪部分をブロッキングし濡らしておきましょう。はさみを縦に入れながら、全体の長さを調節します。その後、ゆるやかな角度で斜めにカットしていきましょう。少量の髪をねじり、すきばさみを何度か入れます。最後は全体感を見て、なじませれば完成です。少し重めにして、巻きを入れるとかわいくなります。
斜め流し前髪でエレガントに
\前髪のスタイリングの仕方/ 前髪を2段に分けてカーラーを巻き、熱を加える
前髪は、上下2段に分けて、細めのカーラーを巻き、5秒ほどドライヤーをあてて形をフィックスさせる。冷ましてから外して。
\完成/
トップに空気感があるとグンとフレッシュな印象に! 分け目のふんわり感を際立たせることで、パッと華やいで見える。