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WORK 挨拶・マナー

2025.08.17

「大変失礼いたしました」は目上の人に使って大丈夫?正しい使い方を解説

「ご無礼をお許しください」

「失礼いたしました」をより丁寧な表現にしたものが「ご無礼をお許しください」です。「失礼」よりも「無礼」のほうが、より礼儀を欠いた状態を指します。「突然ご連絡を差し上げるご無礼をお許しください」のように、メールや文書で使われることも多いフレーズです。

「すみませんでした」

こちらは「失礼いたしました」よりもカジュアルな表現です。また、「すみませんでした」は謝罪の言葉のひとつですので、距離の近い相手に対して、自分のミスを謝罪する際にも使えます。

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「お詫び申し上げます」

「お詫び申し上げます」は丁寧な謝罪の言葉です。自分のミスや不手際で相手に迷惑をかけた際など、「失礼いたしました」が使えないシーンでも使うことができます。

より謝罪の気持ちを強調したいときは「心より」や「深く」を頭につけるとよいでしょう。取引先やお客様など、目上の人に謝罪する際にも使えます。

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「大変失礼いたしました」の英語表現とは?

海外の方とお仕事をする際、「大変失礼いたしました」と伝えたいシーンもあるのではないでしょうか。「大変失礼いたしました」の英語表現について見ていきましょう。

「大変失礼いたしました」の英語表現
  1. 「sorry」
  2. 「apologize」
  3. 「apologies」

アルファベット型のマカロニで作られた「ENGLISH」の文字列
(c)Adobe Stock

「sorry」

お詫びの気持ちを伝える英語表現として、いちばんに浮かぶのが“sorry” ではないでしょうか。 ただし、“sorry“ はカジュアルな表現ですのでビジネスシーンにはあまり向きません。親しい人や後輩など、相手を選んで使いましょう。また、“very” “really” “terribly” などをつけることで、謝罪の気持ちを強調することができます。

例文

・I’m very sorry for my mistake.
(間違えてしまい、大変失礼いたしました)

「apologize」

「謝罪する」という意味を持つ“apologize” を使うと、ビジネスでも使える丁寧な言い回しになります。“apologize for~” や“apologize about~” とすれば、何についての謝罪か説明することができます。

例文

・I apologize for being late.
(遅くなってしまい、大変失礼いたしました)

「apologies」

こちらは「謝罪」を意味する名詞の複数形“apologies” を使った表現方法です。“accept one’s apologies” は「お詫びを受け入れる」という意味。したがって、例文は「どうかお許しください」というニュアンスで使われます。

例文

・Please accept my sincere apologies.
(大変失礼いたしました)

よくある質問

ここでは「大変失礼いたしました」に関する質問を紹介していきます。

Q. 「大変申し訳ございません」との違いは?

「大変失礼いたしました」は自分の言動が相手を不快にさせたり些細なミスをした際に、「大変申し訳ございません」は自分の責任や過失で相手に損害や手間・迷惑をかけてしまった際に使用します。具体例として「大変申し訳ございません」は資料にミスがあった、納期に間に合わなかったといったシーンに適しています。

Q. 「大変失礼ながら」の使用シーンは?

「大変失礼ながら」は、相手に何かを尋ねたり自分の意見を述べたりする際のクッション言葉として使用されます。使うシーンを挙げるなら、相手のプライベートやデリケートな情報に踏み込む場面、相手の意見や認識に異を唱える場面などです。

最後に

  1. 「大変失礼いたしました」は自分の言動・行動が相手に不快感を与えた際の謝罪の言葉
  2. 自分のミスで相手に迷惑や損害をかけた場合は「大変申し訳ございません」を使用する
  3. 「大変失礼いたしました」には「お気になさらないでください」「恐縮です」などと返事する

「大変失礼いたしました」について、改めて使い方や注意点を確認しました。同じく謝罪の言葉である「大変申し訳ございません」と混同されやすいですが、それぞれ使用すべきシーンが異なります。

日常的に使われる言葉だからこそ、どこに注意して使うべきか意識することは少ないかもしれません。ビジネスパーソンとして、言葉ひとつひとつに注意し、場面に適した表現を使っていきたいものです。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。https://domani.shogakukan.co.jp/

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