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2023.11.08

「紫電一閃」とは? 意味やゲームでの使い方、例文、類語を簡単に解説

「紫電一閃」とは、事態の急激な変化のことなどです。今回は、紫電一閃の詳しい意味や由来、使い方・例文、にゃんこ大戦争などでの使われ方を簡単にご紹介します。あわせて、類語・言い換え表現や対義語も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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「紫電一閃」とは?基礎知識を解説

「紫電一閃」とは、事態の急激な変化を形容する言葉です。「紫電一閃、なんとか衝突をまぬがれた」などと表現します。また、研ぎ澄ました刀に関する意味もあります。

紫色の雷

はじめに、紫電一閃の詳しい意味や「紫電」と「一閃」それぞれの意味と由来、使い方・例文をそれぞれ確認しましょう。にゃんこ大戦争などでの紫電一閃の使い方も、あわせて解説します。

「紫電一閃」の意味は事態の急激な変化のこと

【しでん‐いっせん 紫電一閃】
研ぎ澄ました刀をひと振りするときにひらめく鋭い光。転じて、事の火急なこと。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

紫電一閃とは、「よく研ぎ澄まされた刀をひと振りするときにひらめく鋭い光」のことです。その意味が転じて、「事態の急激な変化のこと」「事の火急なこと」「事態が非常に切迫している状況」を表現するようになりました。また、「あっという間」や「鋭い眼光」という意味でも使われます。

なお、紫電一閃の読み方は「しでんいっせん」です。

「紫電」と「一閃」それぞれの意味と由来

「紫電」と「一閃」のそれぞれの意味と由来も確認しましょう。紫電と一閃の意味は、それぞれ以下のとおりです。

「紫電」
……紫色の稲妻のこと。また、よく研ぎ澄まされた刀剣がきらりと反射させる鋭い光。鋭い目つき。

「一閃」
……光のような早さで何かをひらめくこと。きらっと何かが光ったこと。

紫電一閃の由来は、海野十三の「雷」という本だといわれています。紫電と一閃をあわせることで、刀を振ったときの一瞬の光のような早さで出来事が勢いよく変わる様子を表します。

「紫電一閃」の使い方・例文

紫電一閃の使い方を、簡単な例文で確認しましょう。

・もう駄目だと覚悟を決めたそのとき、紫電一閃、救世主が現れた。

・あわや大事故かと思ったが、紫電一閃、衝突をまぬがれたようだ。

・宝くじに当たり、紫電一閃、億万長者になった。

・経営トップが入れ替わり、仕事の内容が一気に変化した。まさに紫電一閃だ。

 

これらのように、紫電一閃は急激な変化を表現する際に用いられることがよくある言葉です。

また、「突如、長い腕がブウンとしなって、紫電一閃!」というように、意味が転じる前の「よく研ぎ澄まされた刀をひと振りするときにひらめく鋭い光」自体を表現する場合もあります。

「紫電一閃」はにゃんこ大戦争などで用いられている

紫電一閃は、にゃんこ大戦争などのゲームでも用いられている言葉です。火曜に開催されるステージである「進化の紫マタタビ」で、「紫電一閃 上級」などと難易度が表現されています。

火曜に開催されるステージの難易度は、「紫電一閃 上級」「紫電一閃 激ムズ」「紫電一閃 超激ムズ」の3種類です。ステージごとの難易度の高さに応じて、素材のドロップ率が変化します。

紫電一閃の類語・言い換えと対義語表現

紫電一閃の類語・言い換え表現と対義語表現は、以下のとおりです。

さまざまな色の光線

<紫電一閃の類語・言い換え表現>
・電光石火(でんこうせっか)
・疾風迅雷(しっぷうじんらい)

<紫電一閃の対義語表現>
・遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)

また、「光芒一閃(こうぼういっせん)」も、紫電一閃の類語・言い換え表現だといえます。光芒一閃とは、物事や状況、事態が急激に、または瞬時に大きく変化することを意味する言葉です。光芒一閃の「光芒」とは光や光の放射のことで、「一閃」とは、瞬間的にきらめくことを指します。

それでは、それぞれの言葉の意味などを確認していきましょう。

類語・言い換え表現1:「電光石火」

「電光石火(でんこうせっか)」とは、「非常に短い時間」や「動きが非常に速いことのたとえ」を指しています。「事態の急激な変化のこと」を意味する紫電一閃と意味が近く、言い換えができる表現です。

電光石火は、「電光」と「石火」という2つの熟語からできています。電光の「電」とは、稲妻のことです。そして、稲妻の光が見られるのはごく一瞬です。

石火とは火打ち石のことで、火打ち石を打ち付けて火花が飛び散る様子を表現しています。電光と石火はどちらもごく一瞬の出来事を表す言葉です。あわせることで、大変短い時間の出来事だったことを表現しています。

電光石火は、電光と石火ほどに本当にごく一瞬の出来事でなくても、「動きが非常に速かったことを強調したいとき」に使えます。

類語・言い換え表現2:「疾風迅雷」

「疾風迅雷(しっぷうじんらい)」とは、「変化や動きが非常に速い様子」を指す表現です。疾風迅雷は、「疾風」と「迅雷」から成り立っています。

これらのうち、疾風とは非常に速い風のことで、迅雷とは激しい雷を表す言葉です。たとえば、以下のように表現します。

・監督の指示によって、選手たちの動きが驚くほど速くなった。まさに疾風迅雷だ。

 

対義語表現:「遅疑逡巡」

一方、紫電一閃の対義語表現の例は、「遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)」です。遅疑逡巡とは、疑ってばかりで決断が遅くなり、ぐずぐずしている様子を指します。

非常に短い時間や一瞬の光のような早さで出来事が勢いよく変わる様子を表している電光石火とは、対照的だといえるでしょう。

また、のんびりと落ち着いている様子を表す「悠々閑々(ゆうゆうかんかん)」も、紫電一閃の対義語表現の例だといえそうです。

「紫電一閃」という言葉の意味を理解しよう

紫電一閃とは、「よく研ぎ澄まされた刀をひと振りするときにひらめく鋭い光」「事態の急激な変化のこと」「事態が非常に切迫している状況」などを表現する言葉です。また、「あっという間」や「鋭い眼光」という意味でも使われます。

上に向かう光の矢印

このなかでも、紫電一閃を使う際は、急激な変化を表現するために用いられることがよくあります。たとえば、「紫電一閃、衝突をまぬがれた」などです。

紫電一閃と似た意味を持つ類語・言い換え表現は、電光石火や疾風迅雷などがあります。どちらも、動きが非常に速い様子などを表現できる言葉です。

言葉の表す意味や由来、使い方・例文、言い換えが可能な表現などを確認し、正しく理解できるようになりましょう。

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