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2024.07.22

レスとは? 意味や言葉の由来、レスが早いと得られるメリットも紹介

ネットの掲示板・SNSでよく使われる「レス」とは、どのような意味を持つのでしょうか。近年ネット上だけでなくビジネスシーンでも使われる「レス」の使い方・関連語を、シーンに応じた例文とともに紹介します。レスが早いメリットもチェックしましょう。

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レスとは? 意味と由来を知ろう

ネットの掲示板などでよく見かける「レス」とは、どのような意味を持っているのでしょうか。ネット用語として使われるレスの意味と、由来になった言葉を紹介します。

タイピングしている手元の写真

(c) Adobe Stock

返事・反応を意味するネット用語

レスはネット上でよく使われる用語の一種であり、送信したメールなどの文章に対する反応・返信のことをいいます。メールだけでなく、ネット上での書き込みへの返信もレスというのが特徴です。

近年ではネット上だけでなく、ビジネス用語としても使われる機会が多くなっています。使われるシーンによって微妙に意味が異なるため、実際に使う際には注意が必要です。

また、ネットの掲示板における書き込みのことをレスというケースもあります。この場合、意見や文章を書き込むこと自体を「レスする」と表現するのが一般的です。

レス
《語源未詳。レスポンス(response)の略ともいわれるが英語圏などでは通用しない》インターネット上で、メールやSNS、掲示板(BBS)の書き込みなどに対する返信やコメントのこと。
引用:小学館 デジタル大辞泉

英語の「response」が由来

ネット用語のレスは、レスポンス(response)の略語にあたると考えられています。レスポンスは「反応」「応答」「返答」など、幅広い意味を持っている英単語です。

そのため、レスは単に「返信する」という意味だけでなく、自分のメールや連絡に対するリアクション全般を表します。何か反応があった場合に「レスがあった」と表現するのも特徴です。

ただし、レスポンスをレスと略して使うのは日本だけ、ということに注意する必要があります。海外の人には伝わらない可能性が高いため、略さずに「レスポンス」といったり、別の言葉に言い換えたりするのが賢明でしょう。

レスとリプの違い

リプとは「返信」「応答する」を意味する英単語のリプライ(reply)を略したものです。X(旧Twitter)では誰かのポストにコメントすることをリプライと呼んでいるため、返信という意味で「リプ」を使う人が多く存在します。

レスと近い意味を持った言葉ですが、リプはあくまで特定のSNSで使われている用語の一つといえます。Xを使う人にはなじみ深い言葉かもしれませんが、通じない場合もあるでしょう。

基本的にレスとリプはどちらも返信という意味で使われますが、レスの場合はメールや掲示板など幅広い場面で使いやすいのがポイントです。

レスの使い方と例文を解説

レスはインターネット上だけでなく、ビジネス用語として使われるケースも。それぞれの場面での使い方を、例文を交えて解説します。

メッセージが表示された携帯電話を持っている手のイラスト

(c)Adobe Stock

場面を意識して使い分けるのがポイント

ネット上では、返信することや掲示板に書き込むことを「レスする」と表現します。相手のレスに対してコメントすることを「レスを付ける」ということも。

一方ビジネス用語としてのレスは、主に連絡を取るときに使われる傾向にあります。相手からの連絡がほしいときは「レスがほしい」、反応があれば「レスがあった」などと使うのが一般的です。

ビジネスシーンで耳にする機会も多い言葉ではあるものの、ネット上で使われているレスをスラングの一種と捉える人も存在します。フォーマルな場面では、返信、もしくは略さずにレスポンスと表現する方が賢明でしょう。

レスを使った例文を紹介

ビジネスシーンでは、すぐに連絡が返ってくることを「レスが早い」と表現します。たとえば「あの人はいつもレスが早くて助かる」のように使うのが一般的です。

また、レスポンスは反応という意味を持つことから、顧客からのリアクションを表す言葉としても使われます。たとえば「この商品には幅広い層からのレスがあった」などと表現します。

相手からの連絡がほしいときは「できれば早めにレスください」などと呼びかけ、返信がいらない場面では「レス不要です」のように使われる言葉です。

レスが早いと得られるメリット

ビジネスシーンでは、すぐに連絡が取れる人に対して「レスが早い人」という場合があります。レスを早くすることには、どのようなメリットがあると考えられるのでしょうか。

スマートフォンでメッセージのやり取りをする人の手元 イラスト

(c) Adobe Stock

レスが早いと得られるメリット
  1. 信頼関係を築きやすい
  2. スケジュール管理しやすい

信頼関係を築きやすい

ビジネスシーンでは何かと確認を取ることが多いため、レスが遅いと相手の回答を待っている間、作業が停滞してしまいがちです。そのため、早めにレスを返すことで相手方の作業がスムーズに進み、好印象を持たれやすくなりやすいのです。

常に早めのレスを心掛けていれば、コミュニケーションが取りやすい人として、相手からの信頼を得られやすくなるでしょう。作業が滞りにくくなるほか、仕事相手との信頼関係を築きやすくなるのがポイントです。

互いにレスが早ければ、何か疑問が生まれる度にすぐに確認できます。こまめにやりとりができるのも、レスが早い人ならではです。

スケジュール管理しやすい

ビジネスシーンで相手からのレスが遅いと、必要な情報を確認するのに時間がかかるもの。やりとりにいちいち手間取るのも、当初の予定より作業が遅れてしまう原因の一つといえます。

互いに早めのレスを心掛けることで、全体的な作業の予定も立てやすくなります。レスを早く返そうとする意識は、スケジュール管理にも役立つのです。

ただし、早く反応しようと考えるあまり、大事なことを見落としたりケアレスミスをしてしまったりする可能性も考えられます。相手に伝える情報が間違っていては意味がないため、丁寧なチェックを怠らないよう注意する必要があります。

レスを使った言葉をチェック

SNSなどでは、レスとほかの言葉を組み合わせた言葉も散見されます。レスに関連する用語の意味と、その使い方をみていきましょう。

スマホに映る人のイラスト

(c) Adobe Stock

すぐに返信する「即レス」

即レスとは、即座にレスすることを指しており、文字通り反応が早いことを表す言葉です。送ったばかりのメールに返信があったり、自分の書き込みにすぐコメントが付いたりしたときに使われます。

ビジネスシーンでは、連絡や重要なやりとりなど即レスが求められる場面が多いのも特徴です。「レスが早い」は即レスとほとんど同じ意味を持っているため、カジュアルなビジネスシーンではこちらの表現も言い換えとして使えるでしょう。

一方で、相手の反応が遅い場合は「亀レス」「遅レス」などの表現も。友人間でメールの返事が遅くなってしまったときなど、「遅レスでごめん」のように使います。

ネット上で言い合いする「レスバ」

レスバとは「レスバトル」を略した言葉として知られるネットスラングの一つです。ネットの掲示板などで、次第に議論がヒートアップしていき、激しい言い合いになったときに使われます。

相手を言い負かすことを「レスバに勝つ」といい、急に始まった口論を「レスバ芸」と冷やかすなど、レスバはネット上でよく見る光景といえます。「論破する」に近い意味合いなので、「レスバに強い」といわれるケースも。

近年では、SNSなどで特定のアカウントと言い争いになったときにも、レスバと表現されることがあるようです。Xでは「リプライバトル」を略した「リプバ」という言葉も生まれています。

真面目に返信する「マジレス」

マジレスとは、その話題に対して本気(マジ)になってレスすることを意味する言葉です。「真面目にレスポンスする」ことを略して、マジレスという表現になったともいわれています。「冗談にマジになってる」と相手を冷やかす意味合いで空気が読めないというニュアンスも含まれるため、ネガティブな意味で使われる傾向も。

また「マジレスするけど~」のように前置きして自ら使う場合もあります。ネタと分かっていても真面目な返信をしたい場面があれば、あえてマジレスするのも一つの方法かもしれません。

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

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