塩分を摂りすぎない
味付けによってさまざまなバリエーションを楽しめる鍋ですが、味付けが濃いものは塩分を摂りすぎてしまったり、ご飯や麺類の食べ過ぎに繋がってしまったりするので注意しましょう。
市販の鍋の素も手軽ですが、食品添加物や化学調味料などが使用されていることが多いため、注意が必要です。
鍋ダイエットにおすすめの具材
豆腐
豆腐のスペシャリスト、〝相模屋〟の広報、片岡玲子さんにうかがうと…
100g当たりのカロリーは「木綿72kcal」「絹56kcal」
「圧力を加えて固める際に水分や油分が抽出されることから、木綿は絹に比べて、同じ重量当たりのカロリーが少し高くなります。※100g当たりのカロリー 木綿72kcal 絹56kcal(出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂))また、つくり方の違いによって、同じ重量あたりの栄養素の量も異なり、たんぱく質やカルシウムなどは木綿の方が多く含まれています」(片岡さん)
「木綿とうふは、固めてから一度崩し、押し固めているため味しみがよく、また崩れにくいのが特徴。煮物や炒め物、豆腐ハンバーグにおすすめです。絹とうふは、なめらかでつるっとした食感が楽しめる、冷や奴やサラダ、汁物の具などのメニューによく合いますよ」(片岡さん)
えのき
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると、生のえのきたけ100g中の栄養は以下。
カロリー:22キロカロリー
タンパク質:2.7g
脂質:0.2g
炭水化物:7.6g
不溶性食物繊維3.5g
カリウム:340mg
ビタミンD:0.9mg
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンB2:0.17mg
ナイアシン:6.8mg
非常に低カロリーで食物繊維やビタミンBが豊富なので、ダイエットや美容に効果的な食材と言えそうですね。
中でもビタミンB1が豊富なえのきは、他のきのこよりも疲労回復に効果的だと言われています。体をリラックスさせたり、安眠を促進したりと、ストレスを和らげる効果も期待されているようです。
野菜
■白菜
白菜はお鍋のど定番とも言える野菜! 鍋のボリュームがグンとアップする上、煮込んでいくと次第にクタクタになり味が染みるのもまたいい、と人気があるようです。
■長ネギ
ネギも鍋の定番人気食材! 少し太めに切って入れるもよし、細かく切って入れるもよし。中には、フライパンで焦げ目をつけてから鍋に投入する、というこだわりを持っている人もいるようです。
■春菊
春菊も鍋の材料として人気があるそう。独特な香りと食感が好きだという人が多いようで、普段は食べなくても鍋のときはたっぷり入れる! という人が多いようです。
■大根
大根も鍋の定番材料。しっかり煮込むことで鍋のスープをたっぷり吸うので、味が染みて美味しい! と必ず入れる人が多いようです。
鶏もも肉
鶏もも肉も鍋の具材で人気がある材料のひとつ。他のお肉に比べてヘルシーだと言われ、どんな鍋にも相性がよく、旨味が滲み出たスープも美味しいと頻繁に使われるようです。
おすすめの鍋ダイエットレシピ
キノコ鍋
エノキやしめじなどのキノコと、小さく刻んだ豚肉を出汁に入れてコトコト。腹持ちをアップさせたいときは、ワンタンを入れて。薬味もいくつか用意しておくと飽きずに食べられます!
餃子鍋
手羽元、ネギの青い部分、生姜を、塩と醬油で味付けしたら、鍋でしばらく煮込みます。さらに、好みの具材や冷凍餃子を入れて、火が通ったら完成。簡単でおいしい満足レシピ!
サバ缶キャベツ蒸し鍋
スライスしたニンニクと、ざく切りしたキャベツ、サバの水煮缶をスープごと鍋に入れ、お酒を加えて弱火で煮込むだけ! 野菜やお肉、魚など入れてもOKな無水鍋。
梅味ミルフィーユ
白菜と豚バラ肉を交互に鍋に入れたら、お酒を少量プラスして蒸すだけの簡単レシピ。薬味に梅干しをたたいたものと醤油、みりんを混ぜたものを。材料を決め打ちしているので、手間がかからず素材の美味しさを味わえます。
レタスとカニカマコーン鍋
鍋に、レタス、カニカマ、コーンを入れたら、お湯、コンソメ、こしょう、醤油で味付けして。食べる前にオリーブオイルまたはごま油を垂らすと、ヘルシーな鍋に違うアクセントが加わってGOOD!
鶏肉ときのこのスープ鍋
鶏ムネ肉とエリンギ、玉ねぎ、トマトを水とともに鍋に入れ、火が通るまで煮込み、仕上げに味噌をとくだけの簡単スープ鍋。低脂肪、高タンパクで、疲労回復を助けるアミノ酸が豊富。発酵調味料で味付けすれば腸の育菌にも! 彩りのあるスプラウトをのせて食べて。
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