朝にバナナを食べるメリットって?
豊富な栄養素が取れる
日本バナナ輸入組合の「バナナ・果物消費動向調査」にて、16~70歳以上の1,442名に調査を行ったところ、バナナに含まれている栄養素でよく知られているトップ3は、「糖質」(41.3%)、「食物繊維」(37.0%)、「カリウム」(31.7%)でした。
知名度が10%未満ながら、「ビタミン」、「ポリフェノール」、「セロトニン」などの栄養素も知られています。
熱中症や夏バテ対策に効果的
日本バナナ輸入組合によると、栄養満点のバナナは健康にいいだけでなく、熱中症や夏バテ対策にも効果的な果物なんだそう。
バナナには主要ミネラルのひとつであるカリウムが多く含まれていて、これが熱中症や夏バテに効果的なんだとか。カリウムは調理によって失われやすいという特徴がありますが、バナナは生で食べられるが故、そのような心配が必要ないのだそう。
さらにバナナには、紫外線が強まる夏に肌の健康を整えてくれる「ビタミンB群」も含まれているそう。美容のために食べるのも良さそうですね。
睡眠を促してくれる
日本バナナ輸入組合によると、バナナには「セロトニン(トリプトファン)」が含まれていて、夜の睡眠を促すのにも効果的なんだそう。
調査によると、バナナの効果・効能として、「セロトニンの効果により精神を落ち着かせてくれる」ということを知っている人は5.8%とかなり少数派だったようですが、この効果・効能を知ってバナナを食べたいと思うか?という質問には、約4割の人が「今まで以上に食べたいと思う」と回答したそうです。
睡眠や精神を安定な状態にもたらしてくれるバナナへの期待がわかりますね。
気になる足のむくみにも◎
予防医療/栄養コンサルタントの細川モモさんによれば、塩分の摂りすぎで起こるむくみには、バナナなどのカリウムを豊富に含む食品がおすすめだそう。
「背景に腎臓機能の低下などが隠れている場合もありますので、軽く見ることはできませんが、食事面の要因ではナトリウムの過剰摂取があげられます。外食や加工食品は腐敗防止と旨味アップのために、どうしても塩分が濃くなりがち。
現代女性の1日の摂取エネルギーは終戦直後以下で、ほとんどの栄養素がマイナス状態なのですが、塩分だけは例外です。塩分対策に有効なのは、体内の過剰な塩分を体外に排出するカリウムをとることです。働く女性のカリウムの不足率は51%、ふたりにひとりというデータもあります(※1)。
原因は、カリウムを豊富に含む海藻・野菜・果物の摂取不足。メニューでは塩分をチェックしつつ、トマトジュース・豆乳・グレープフルーツジュース・ドライイチヂク・ドライバナナ・アーモンドなどでカリウムを摂取することがおすすめです。ただし、過剰な塩分を尿で排出するため、こまめにお手洗いに行くことも大切です。」
※1「「Will Conscious Marunouchi「まるのうち保健室」調査」Copyright© 2015 三菱地所株式会社・一般社団法人ラフデリAll Rights Reserved. 」
バナナはいつ食べると効果的?
朝が良いとは限らない
トップアスリートやアーティストのカラダをメンテネンス・コンディショニングしている岩井隆彰先生によると、
「朝はしっかりと食べましょう!」。おなじみのフレーズですが、実はこれが大きな落とし穴なんだそう。なんでも、朝は前夜の夕食から8時間以上何も食べていない状態。
つまり、1日のうちでもっとも胃腸の吸収率が高い時間帯だからこそ、塩分の高いお味噌汁や糖質の高いパンやご飯をたくさん食べてしまえば、そのぶん、すぐに吸収力も高いと言われています。つまり、痩せるカラダをつくりたいのであれば、「朝食は胃に負担がかからないもの(ビタミンと水分)を効率よく、摂るのがポイント」と岩井先生。
忙しい朝の朝食代わりに
内科医の山下あきこ先生によると、人は朝太陽の光を浴びることでセロトニンを分泌し、入眠後はじめ90分の深い睡眠に導かれるのだそう。
このセロトニンはトリプトファンから作られ、トリプトファンは体内では生成できないので、朝起きたら太陽を浴びることがすすめられているのですが、実は食べ物から摂取することもできるのだとか。
例えばバナナ。バナナにはトリプトファンが含まれています。
ただし、トリプトファンが睡眠ホルモンであるメラトニンに合成されるまでには時間がかかるそう。そのためトリプトファンを含むバナナは、朝食べるのが有効なんだとか。
熟してから食べるとより効果的
日本バナナ組合によると、バナナの皮に黒い斑点ができるのは、「シュガースポット」というバナナが熟して甘くなっている証拠で、このシュガースポットが出ているバナナほど免疫力を高める効果が高いのだそう。
また、バナナは新聞紙などで包んで冷蔵庫に保存するといいのだとか。本来バナナの保存は15~20℃くらいの常温で風通しの良いところが適しているそうですが、夏の暑い時期などはこうした保存方法が最適だそうです。
バナナだけに飽きたら、こんな食べ方も
焼きバナナのきな粉がけ
バナナは焼くととろみがでて食べやすくなり、甘みが増すという特徴があります。そんなバナナに合わせるなら、たんぱく質と食物繊維を豊富に含む「きな粉」がぴったりです。一振りするだけで、栄養バランスがアップします。バナナは皮ごとアルミホイルで包み、オーブントースターで15分ほど焼きます。焼けたら一口大にカットして皿に盛り、きな粉をかけましょう。バナナの水分を吸収して、きな粉がしっとりしたら食べ頃です。アルミホイルがなければ、輪切りにしてフライパンで焼いてもOKです。
腸活にも!バナナをスムージーにして飲む
満腹感しっかりイヌリン入り さわやかグリーンスムージー
◆ 材料(1人前)◆
・バナナ…60g
・小松菜…40g
・レモン汁…15cc
・冷水…50cc
・イヌリア…10g
◆ 作り方 ◆
1. バナナは皮をむき2~3cmに切り、小松菜はざく切りにする。
2. ミキサーにバナナ、小松菜、レモン汁、冷水、イヌリアをいれて攪拌する。
3. グラスに注ぎ、レモンの輪切りを飾ってできあがり。
▲レシピ使用商品『発酵するナチュラルイヌリン』 [3g/1包×30包入り]
スタバで朝食!ヨーグルト&バナナグラノーラ
朝ごはんにぴったりなメニュー
低脂肪ですっきりとした味わいのヨーグルトに、メイプル風味のグラノーラを合わせてあります。
ゴロゴロ入ったバナナチップも甘さが控えめ。さらに、カボチャの種や、アーモンドの食感も楽しめて、様々な素材の味がいっきに口に広がります。