4:動作の主体を主語にする
主語を受け身にする場合も同様に、内容がぼけてしまいがちです。例えば「私はこの間、Aさんに助けられました」というよりも、「Aさんが、私を助けてくれました」と発言した方が、理解しやすいですよね。話し言葉であることを意識しながら、わかりやすさを追及しましょう。
朝礼のスピーチのネタにはどのようなものがある?
いざ、スピーチをするとなると、ネタ探しは大変です。ここではヒントとなるようなネタ元を紹介します。
1:古典から引用する
長い歴史を経てもなお読み継がれている作品は、歴史的に価値があることもさることながら、今を生きる人間にも多くの学びや教訓が含まれています。自分の好きな古典作品の一節を引用して話せば、朝礼のスピーチも格調高くなります。
2:偉人からのエピソードを交える
誰もが知る偉人たちは、私たちの心に響く多くのエピソードや名言を残しています。その中から自分の好きな偉人やその人物のエピソードを交えて話せば、自然と朝礼のスピーチにも熱が込もるでしょう。もしくは、自分の話したい内容に即した名言を選ぶのも◎
3:ことわざを交えて話す
ことわざも古典と同じく、長い時を経て残っている言葉。そこには人が生きる上での知恵や教訓、風刺が込められています。例えば朝礼で小言を伝えたいとき、そのままズバリを言ってしまうと、反感を買う可能性も。そういうときこそ、現代人の私たちも身につまされるような、ことわざを交えることで、嫌味なくあなたの想いを伝えることができるかもしれません。
最後に
「朝礼」と聞くと、「面倒くさい」「時代遅れ」などといった言葉がついて出る方も多いかもしれません。しかし、「限られた時間内で、何を話すのか」というのをまとめることは、ビジネスシーンにおいて必要な能力です。要点を絞って話すことで、伝えたいコアのメッセージがまとまります。
朝礼でのスピーチは、そうした能力を鍛えるための絶好の場所ではないでしょうか? 「時間の無駄だ」などと頭ごなしに否定せずに、自己啓発の一環として意識を変えて取り組んでみてください。続けることで、きっと人に伝える力が向上していくはずです。
あわせて読みたい