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LIFESTYLE 職場の悩み

2023.07.25

無責任な人の特徴とは? 責任感を持った大人として行動するポイント

無責任な人は、周囲からの信頼を得にくく、人間関係でもトラブルを抱えがちです。無責任という印象を与えるのを防ぐヒントとして、よく見られる特徴や、無責任になってしまう心理への理解を深めましょう。一緒に仕事をする際に役立つ対処法も紹介します。

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無責任な人に見られる特徴

「無責任な人になりたくない」と思ったら、まずは無責任とはどんなことなのかについて詳しく知ることが大切です。以下、無責任な人に見られる主な特徴から紹介します。

デスクの上に山積みされた書類やファイル、その後ろに座っているビジネスパーソンのイラスト

何でも引き受けてしまう

人からの頼みを断らず、求められるまま何でも引き受けてしまう人は、一見よい人に思えるものの、無責任な人という見方も。

キャパシティーの差こそあれ、人一人が抱えられる作業量には限界があります。それにもかかわらず、何でも引き受けてしまうというのは、対応しきれなかった場合に生じる迷惑やトラブルへの配慮が足りません。

なお、何でも引き受けてしまう人には、断ることが苦手な八方美人タイプの人をはじめ、何ごとにも受け身な人・自分の能力を過信している人などが挙げられます。

いずれにせよ、自分で引き受けておきながら、「やっぱり無理でした」というのは、やはり社会人として無責任といわれても無理のない振る舞いでしょう。

すぐに言い訳をする

不測の事態に際し、謝るよりも先にすぐ言い訳をしてしまうのも、特徴として挙げられます。

このタイプの人は、そもそも「約束は守らなければならない」「任された仕事はきっちり遂行しなければならない」といった意識が低めであることがほとんど。ミスで人に迷惑をかけたとしても罪悪感に苦しむことはなく、その場しのぎの言い逃れをする傾向がみられます。

遅刻をしたら「目覚ましアラームが鳴らなかった」、仕事でミスをしたら「体調が悪かった」など、見え見えの嘘をついて人の信頼を失うケースもあります。

ミスや失敗を責任転嫁する

何らかのミスをしてしまったとき、あれこれと理由をつけて誰かに責任転嫁しようとする一面も。

「○○さんがきちんと教えてくれなかったから」「それは□□さんのほうが得意だから」と、ほかの誰かのせいにすることで自分の非をうやむやにしようとするケースも少なくありません。

当然ながら、責任転嫁された側の人は、無責任な人に対して大きな不満や怒りを抱きます。責任転嫁を繰り返すと、学校や職場など、あらゆる集団の中で「自分は何も悪くないはずなのに、みんながだんだん冷たくなっていく」といったシチュエーションも生みやすくなるでしょう。

無責任になってしまう人の性格・心理

無責任な人は、いったいどういう理由から無責任な振る舞いをするのでしょうか。考えられる性格や心理を見ていきましょう。

デスクで悩んだ表情をしている人のイラスト

プライドが高い

無責任な人が、何かと言い訳や責任転嫁に走る背景には、人から責められたり馬鹿にされたりすることを嫌悪するプライドの高さがあります。

プライドが高い人は、自分自身が他人よりも優れているかどうかを人一倍気にします。人から評価される自分でいることを何よりも重視するために、何があろうとも自分の非を認められません。

このプライドの高さゆえに、明らかに自分に非がある場面でも、認めるよりはなかったことにする道を選ぶ傾向にあります。結果として、周囲から「無責任だ」と思われる言動に走ってしまうのです。

楽天的で失敗を反省しない

楽天的な性格が関係している場合もあります。どんな失敗をしてもあまり深刻にとらえようとせず、「やっちゃった」という程度の認識になりがちです。

通常、人は失敗への反省から改善点を探り、同じ過ちを犯さないようにするものですが、無責任な人はそもそも反省をあまりしません。失敗の原因や対処法について考えることがないために、同じ失敗を何度も繰り返してしまうのです。

こうした傾向が強く出た場合、周囲の人へ迷惑をかけては「あの人の無責任さのせいで尻拭いばかりさせられる」と反感を買いやすくなります。

責任を負いたくない

無責任な人とは、つまり「責任を負いたくない人」とも言い換えられます。背負う責任の重圧に耐えられない自分を守るため、責任を負わされそうな環境を避けたり、あえて受け身の姿勢を選んだりしがちです。

中には、失敗することへの恐怖が極度に強いタイプの人や、過去の大きな失敗がトラウマになり、「二度とあんな経験はしたくない」と責任を回避するようになる人もいます。

「責任ある立場にならなければ責任を負うこともない」「人の指示だけ聞いていれば安心」といった心理が、はたから見ると無責任な行動へとつながってしまうのでしょう。

反対に責任感がある人はどんな人?

無責任な人への理解が進んだら、あわせて知っておきたいのが責任感がある人の特徴です。責任感がある人に多く見られる特徴を紹介します。

チェックマークを持っている人、丸の中にチェックマークが置かれたイラスト タスク達成のコンセプト

基本的に真面目

責任感がある人にとって、責任は決して避けるべきものではありません。というのも、責任感がある人は「一人の大人として、自分の言動に責任を持つのは当然」と考えるからです。責任があるからこそ全力で取り組み、成果をあげられるというのが、このタイプの人の基本的なスタンスといえます。

見る人によっては、「真面目すぎて堅苦しい」と感じるかもしれませんが、この真面目さがあるからこそ、責任感のある人はどんなことでも途中で投げ出さず、最後までやりきることができるのです。「あの人に任せれば安心」との評価が得やすく、周囲からの信頼も厚い人物といえます。

自他共に厳しい面も

責任感が強い人は、どんなささいなことに対しても常にベストを尽くそうとします。この傾向が高じた場合、周囲にも自分と同程度の責任感や能力を求めてしまうケースが珍しくありません。

周囲の人も、同程度の責任感を持つタイプであれば問題ありませんが、そうでない場合、「面倒な人」との印象を与えてしまうことも。

とはいえ、自他共に向けた厳しさは、上に立つ人にとって欠かせない素養です。組織を円滑に運営する上で欠かせない人材として、高い評価を得る人といえます。

無責任な人にならないための方法

「無責任な人にはなりたくない」と思ったら、どのような点に気をつければよいのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

ノートパソコンを膝に置き、スマートウォッチを確認している人

ミスや失敗を認める

無責任な人にならないようにする上で、まず心がけたいのが「ミスや失敗を素直に認める」ことです。

無責任な振る舞いは、その大部分が自分の非を認められない心理にあります。自分自身を客観的に振り返るようになるだけでも、周囲に与える印象は大きく変わるでしょう。

具体的には、何かしらミスや失敗をしてしまったとき、自分の責任として受け止めることからはじめるのがおすすめです。自分自身のミスと認められれば、反省や罪悪感も自然と生まれます。周囲との関係も、いずれ目に見えて改善することになるはずです。

時間や約束は厳守

時間や約束に対する姿勢は、その人の本質的な責任感をありのまま反映します。時間や約束を守る人は比較的責任感が強く、反対に、時間や約束を軽視する人の責任感は低い傾向にあるといえます。

こうした点を踏まえると、「責任感のある人になりたい」と望むのであれば、まず時間や約束を厳守するのがよいでしょう。待ち合わせの5分前には到着する・できない約束はしないなど、自分の中でルールを決めることで、普段の振る舞いにもおのずと責任感が生まれます。

すぐに結果が出るものではありませんが、その場しのぎではなく、根本から責任感がある人になるためのおすすめの方法です。

中途半端にしない

何ごとも中途半端にせず、最後までしっかりと取り組むことも、大切なポイントです。

無責任な人は、自分のキャパシティーを超えてあれこれと手を出すケースもしばしば。頼まれたらつい安請け合いしてしまい、何一つ結果を残せずに終わることも少なくありません。

そんな事態を防ぐためには、確実にこなせる以上のことには手を出さず、一つひとつに真剣に向き合う必要があります。最後までやり遂げる経験は自信の源となり、逃げることなく困難に立ち向かう責任感を自然と身に付けられることになるはずです。

無責任な人と仕事をする場合の対処法

中には「仕事で無責任な人に振り回されてどうしたらよいか分からない」との悩みを抱える人もいるのではないでしょうか。そんな人におすすめな対処法を紹介します。

グラフが載った資料を用いて話し合いをしている人々の手元

記録を取る

無責任な人は、保身のためにその場しのぎの嘘を重ねがちです。仮に相手の言い分が通ってしまった場合、周囲の人が悪者にされたり、仕事上の信頼を失ったりしかねません。

そんな万が一のトラブルを防ぐためにも、無責任な人とのやりとりは、明確に、かつ記録に残る形で行いましょう。具体的には、あいまいな表現はせず細かいところまでつめる・チャットなどの残る形でやりとりをするといった方法がおすすめです。

こうした点を踏まえたやりとりをしておけば、いざ言った言わないになってもあなたに非がないことを証明できます。無責任な人と仕事をするデメリットを最小限に留められるでしょう。

情報の共有・コミュニケーションを図る

無責任な人に振り回されるのを防ぐためには、組織内で情報の共有やコミュニケーションを図ることも大切です。

特に意識したいのが、組織内で個人の役割を明確にすること。業務ごとに責任の所在を明確にすることで、無責任な人に組織の一員としての自覚を促せます。仮に無責任な振る舞いに走ったとしても、根拠をもとに指導できるので、黙って尻拭いをしたりストレスを溜めたりする必要がありません。

「あの人は無責任だから」と疎外するのではなく、情報の共有・コミュニケーションを推進することが、お互いに気持ちよく仕事をするための秘訣といえそうです。

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