秘密主義とはどんな人?
あなたの周りにいる秘密主義な人はどんな人でしょうか。女性100人に、周囲にいる秘密主義な人についてリサーチしました。エピソードをご紹介します。
周囲にいる秘密主義な人のエピソード
・人の話は聞きたがるけど、自分の話はしない。聞いてもはぐらかすことが多い。 (30代・群馬県)
・人の話は聞きだそうとするのに、こちらが質問すると言葉を濁して話さない (40代・大分県)
・母親だが、自分のことはあまり人に話さない。隠し事が多いと感じる。 (40代・和歌山県)
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
人の話は聞きたがるのに自分の話はしない、こちらの質問をはぐらかされる、隠し事が多いと感じるなどの声が聞こえてきました。秘密主義な人はなぜそのような対応をするのでしょうか。次の章では心理や特徴を解説します。
秘密主義な人に共通する心理や特徴とは?
シャイな性格
秘密主義者は、シャイで恥ずかしがり屋な人も多いよう。周りからどう見られているか、どう思われているかを気にしてしまうので、自分らしく振る舞うことが苦手な傾向があるよう。目を見て話すのが苦手ですぐに視線をそらしてしまったり、目が合っただけで緊張してしまい、思うように話続けられなくなったりすることもあるようです。感情表現が苦手なので、自分の意見や気持ちを伝えることを避けてしまいがち。自分の中に悩みや不安を抱えていても、人に話すことなく自己完結してしまうことが多いでしょう。
人を信用できない
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秘密主義者の中には、過去にトラウマがあったり自分に自信がなかったりすることで、人を信用できずにいるケースも。他人と関わったり自分のことを話したりすることで、自分が傷つくことを過度に恐れてしまうのです。
過去の人間関係で傷ついた経験が根深く残っている可能性もあり、どんなに良い人と巡り合っても「この人も私を傷つけるかもしれない」と信用しきれない部分があるのかもしれません。表面上は平穏に接していても、実は心の奥底では強い警戒心を持っていて、なかなか自分をさらけ出さないのです。
プライドが高く負けず嫌い
秘密主義者は、プライドが高く負けず嫌いな人も多いよう。プライドを持つことは決して悪いことではありませんが、高くなりすぎると自分を過大評価したり周りが見えなくなったりする原因に。さらに「自分は優れた人間ではない」と気づかされることを恐れるようにもなってしまいます。
自分をさらけ出すことでそのプライドを傷つけられる可能性があるので、リスクを避けるため人との距離を保とうとするのかもしれません。
一人が好き
人と群れることが好きでなく、一人でいることが好きな人にも秘密主義者は多いと言われています。常に一人で行動し、世間話を楽しむこともほとんどなし。誘ってもなかなか誘いに乗って来ず、会話をしても話を早めに切り上げたりします。自由でマイペース、必要最低限の会話だけで不要な絡みを好まないので、周りからは「秘密主義者」に見えるのかもしれません。
秘密主義な人との上手な付き合い方
秘密主義であることを否定的に思わない
秘密主義であることを否定的に思うのではなく、相手にとってはこれがちょうどいい距離感なんだとその人の考えを尊重してあげることで、お互い心地のいい距離感で付き合っていくことができるのではないでしょうか。
自分の考えを押し付けず、この人はこういう人だと認識して付き合えば、相手の言動や行動に疑問を抱くことも少なくなるはずです。
無理に距離を詰めない
自分のことを話さない、適度な距離感が心地いいと感じていて、本人にとってはこの関係性が「ちょうどよい」のかもしれません。それをこちらで勝手に心配をしたり距離を詰めようとしたりするのは、かえって迷惑になってしまう可能性も。秘密主義者だからといって、コミュニケーションがとれないとか、協調性がないとかいうわけではないので、無理に距離を詰めたり、話を深掘りしようとしたりしないのが得策です。
こちらから心を開いていく
いきなり深入りしようとしても逆に警戒されてしまうので、まずは笑顔であいさつを心がけるなど、比較的簡単にできるコミュニケーションからはじめてみてはいかがでしょうか。
「おはよう」や「お疲れさま」など、少し口角をあげて笑顔を作るだけで、親しみやすく話しやすい雰囲気を作ることができるはず。こちらから心を開いていることをアピールできれば、秘密主義な人でも少しずつあなたに心を開いてくれることでしょう。