嫌なことを先送りにしてしまう
仕事が遅い人の中には、本来の性格がマイペースでのんびり屋なタイプも珍しくありません。自分の気分や時間感覚で作業を進めていくため、ついだらけてしまい、時間がかかるというケースもありえます。面倒なことを先送りにした結果、苦手な作業だけが残ってしまうことで、最終的にすべての仕事を終えるのが遅れてしまうのです。書類の提出期限に間に合わなくなってしまったり、就業時間ギリギリまで作業を終えられなかったりと、自身の性格が災いして「仕事が遅い人」になっている可能性も考えられます。
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仕事が早い人の特徴
同じ時間に出社して、同じような作業をしているのに「どうしてあの人は仕事が早いのだろう?」と疑問に思うことがあるかもしれません。仕事が早い人は、なぜ人よりも早く作業を終えられるのでしょうか?
優先順位をつけるのが上手
仕事が早い人には、「作業の優先順位をつけるのがうまい」という傾向があります。出社してから退社するまでの時間の中で、何から手をつけていけばよいのか、自分の中でしっかりとスケジュールを立てられるのです。優先的にこなすべき作業を集中して行い、一つずつ終えてから次の作業に取り掛かるため、効率がアップして仕事のスピードが早くなります。どの作業をすればよいのか迷う時間がないため、無駄な時間がなく、テキパキと動けるのです。
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常にゆとりがある
書類作成や上司の確認をもらう必要がある仕事など、締め切りが決められているような作業があります。仕事が早い人は、このような作業を行うときも締め切りギリギリに提出するのではなく、余裕をもって締め切り前に終わらせていることが多いでしょう。仕事の遅い人の場合、完璧を目指すあまり期日までじっくり作業をしたり、締め切り日まで先延ばしにしたりする場合があります。しかし、仕事が早い人はスピードも重視して、余裕をもって締め切り前に提出するため、常にゆとりがあるのです。
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仕事が早い人と言われるために
同じ仕事をするのであれば、仕事が早い人だと評価されたいものです。上司や同僚から仕事が早いと褒められるためには、どのようなポイントに気を付けて作業を進めればよいのでしょうか?仕事が早い人の特徴を参考にしながら、仕事をこなすうえで実践できることを紹介します。参考にして、作業のスピードアップを図りましょう。
まずは仕事の早い先輩や同僚を真似てみる
仕事のスピードアップをしたいのであれば、まずは仕事の早い先輩や同僚の真似をするところから始めてみてください。仕事が早い人はどのような順番で作業をしているのか、1日の仕事の割り振り方を観察してみることもおすすめです。仕事が早い人は、自分の中で作業の進め方を計画し、進捗状況をしっかりと把握しています。真似することで、自分自身でも同じようにスケジュールを立てられるようになるかもしれません。早い人の仕事ぶりで気になる点があればメモをとったり、作業の進め方自体を教わって実践したりすることも大切です。
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効率を高めるテクニックを覚える
仕事のスピードアップを図りたいのであれば、効率をあげるテクニックを覚えることも重要です。とくに、パソコンを使う仕事の場合は、とにかく無駄な時間や作業を減らすための工夫を。タイピングミスをなくす、メールチェックの時間を減らす、エクセルのマクロ機能を使って自動処理をできるようにするなどの方法を身に付けましょう。また、仕事効率化のためのツールを導入することもポイントです。チェックや送信が簡単になるメールソフトや、タスクの登録や進捗管理ができるツールなどを利用してみるのもおすすめです。
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1人で抱え込まない
仕事を進めていると、どうしても自分1人では進められない作業が出てくることもあります。無理だと感じたときは自分だけで解決しようとせず、同僚や上司を頼ることも大切です。誰でも得意・不得意があるのは当然のこと。苦手な分野を誰かに協力してもらい、自分の得意な分野を積極的に手伝うようにして、チームで仕事をこなしていくとよいでしょう。自分1人で問題を抱え込まないようにすることは、仕事を早く終えるための重要なポイントです。
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