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誰かを羨ましいと思うことはある?
日常生活では、さまざまな人と接します。佇まいの美しい人や笑顔の人を見ると「素敵だな」「楽しそうだな」などと思うこともあるものです。このような感情が時には「羨ましい」という気持ちに変化することも。誰かを見て羨ましく感じるのはなぜなのでしょうか?
どうしても他人と比べてしまう
人間はみな、異なる境遇・環境で生きています。素敵な人がいたら、我が身と比較してしまうのは仕方ありません。誰かのことを「いいな」と感じるのは、とても自然なことです。「羨ましい」とは、他人の状況や美点などを見て「自分もそうだったらよいのに」と思う気持ちです。別の見方をすれば「憧れ」ともとれますから、必ずしも悪いものではありません。ただし、羨ましい気持ちが過ぎて、「嫉妬」に変わることがあります。こちらは、できれば避けたいところです。他人を羨ましく感じたとき、大切なのはその気持ちをどのように処理するかです。気の持ち方ひとつで、「羨ましい」という感情はポジティブにもネガティブにも変化するもの。
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【質問】誰かを「羨ましい」と思うことはありますか?
みなさんは、誰かを羨ましいと思うことはありますか?女性100人にリサーチしてみました。
・よくある…17.5%
・たまにある…36.7%
・あまりない…26.7%
・ほとんどない…19.2%
※アンケートは30〜45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
「よくある」が17.5%、「たまにある」が36.7%で、あわせると54.2%の人が、誰かを「羨ましい」と思うことがあると回答。どんなときに羨ましく思うのでしょうか。体験談もご紹介します。
どんなときに誰かを羨ましいと思うことが多い?
・自分らしく楽しそうに生きているとき (40代・長崎県)
・自分より優れてる人がいる時 (30代・北海道)
・毎月のように旅行に行ったり欲しいと思ったものをたくさん買ったりしているのを見るといいな。と思う (40代・千葉県)
・お金の心配をしなくていい人を見たとき (40代・兵庫県)
・自分にないものをもっているとき (30代・宮崎県)
「羨ましいなぁ」と思われる人の特徴
人は、他人が自分より優れている、恵まれていると感じたとき、相手を羨ましいと感じるものです。一般的に、どのような人が「羨ましい」と思われがちなのでしょうか?羨ましがられる人の特徴を紹介します。
交友関係が広い
知り合いや友人が多い人は、日常生活が充実している印象を与えます。イベントを大勢で楽しんだり、休日ごとに出かけたりする様子をSNSから知れば、「楽しそうで羨ましい」と感じる人もいるのではないでしょうか。また、交友関係が広ければ、いざというときのヘルプも期待できます。「困ったことがあったけれど、知り合いに助けられた」などと聞けば、「そんな知り合いがいて羨ましい」と感じます。人付き合いが苦手だったり、信頼できる友人がいなかったりする人は、知り合いが多い人を羨ましいと感じがちです。その人と比較すると自身の状況が孤独に思え、「自分もあんな風であればよいのに」と感じることがあります。
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仕事・趣味が充実している
仕事や趣味が充実している人は、生き生きとして見えます。まず、仕事をバリバリこなしている人は「デキる人」というイメージを持たれることが多いです。周りからも頼りにされますし、一目置かれます。同じ職場にいれば、素直に「すごいな」と思うものです。一方、趣味を満喫している人はストレスが少なく、精神的に安定している印象があります。「仕事は仕事」と割り切るのがうまく、オンとオフのメリハリが利いている印象です。日々の生活に味気なさを感じている人は、エネルギッシュな毎日を過ごしている人を羨ましいと感じるものです。生きがいや達成感を感じない毎日が、虚しくなってしまうこともあるかもしれません。
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いつでも明るい
いつも明るく振る舞っている人は、多くの人に好かれます。話題の中心になることも多く、周囲にも笑顔が絶えません。また、前向きな思考ができることも、明るい人の特徴です。失敗したときは反省しますが、いつまでも引きずったりはしません。次に生かしていこう、とポジティブに考えられます。ついついネガティブ思考になるときは、そんな明るい人が羨ましく見えてしまいます。時に「明るい人の持つ自信やポジティブさがあればよいのに」と思うこともあるのではないでしょうか。
自分とタイプが異なる
日常生活では、自分と正反対のタイプを羨ましいと感じることが多々あります。相手にまったく共感できないと感じていても、共感できない部分さえ羨んでしまう場合があるのです。これは、いわゆるないものねだりかもしれません。人間は、自分にないものを強く欲する傾向があります。自分に足りない部分を持つ人の方が、理由もなく幸せそうに見えてしまうことがあるのです。たとえば、結婚している人が独身の人の身軽さを羨む一方で、独身の人はパートナーと家庭を持つ人を羨ましく思う…というように。「自分と違う」という部分に羨ましさを覚えるのは、自分の環境や状況に満足できずにいるためかもしれません。
羨ましいと感じる瞬間とは?
羨ましい気持ちは、自分より恵まれていると感じる相手を見ると生じます。それでは、実際にどのようなときに湧き上がってくるものなのでしょうか? 日常のシーンから、羨ましい気持ちが生まれる瞬間について考えてみましょう。
成功した人を見たとき
人が成功しているのを見れば、羨ましい気持ちが湧いてきます。多くの人は、多かれ少なかれ成功したい気持ちを持っているでしょう。しかし、すべての人が成功できるわけではありません。それなりの努力が必要ですし、運やタイミングも重要です。大きなチャレンジをしたことのない人でも、成功することの難しさは想像できます。成功した人は、こうしたさまざまな困難を克服し、運などにも味方された、ということです。その姿には、成功できた自分への自信が感じられます。自分は成功していないと感じている人は、その様子に「羨ましい」という気持ちを刺激されることがあるのです。
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容姿が美しいと思ったとき
一般的に美しいという印象を持たれる人は一目置かれます。あからさまにチヤホヤされたり、かわいがられたりしているように見えることも少なくありません。目につきやすいぶん、理屈なしに羨ましい気持ちが湧き上がってしまうこともあるでしょう。
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生活スタイルが違うとき
他人の生活に華やかさや裕福さを感じたとき、羨ましく感じることはあるものです。値段を気にせずに買い物しているような友人や、休みのたびに海外に出かける知人などがいれば、自分と比較してしまうということも。生活スタイルは自分次第でも変えられますが、生まれた環境や家族の経済力によるところも大きいものです。努力だけではどうにもならないところだけに注目し、「苦労もなくよい生活を手にしている」と感じれば、その人を羨ましく感じます。
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他人を羨ましいと思う気持ち
他人を羨ましいと思うのは、ごく自然なことです。しかし、あまりに頻繁だったり深刻だったりする場合は、「羨ましい」と感じる原因と向き合ってみるとよいかもしれません。羨ましいという気持ちには、どのような心情が影響しているのでしょうか。
日々に満足していない
自分の日常に満足できない人ほど、他人を羨ましいと感じがちです。常に自分と他人を比較しては、「自分は恵まれていない」と嘆いてしまうことはありませんか? このようなタイプの人は、基本的に何事にも「満足しにくい人」である可能性があります。本当は恵まれていても、何かにつけて誰かと比べ、不平不満を感じてしまうのです。これでは、たとえ望む生活が手に入っても、他人を羨む気持ちから離れられません。まずは自分の状況を正しく認識し、自己肯定感を持つ必要があります。自分と誰かと比較し続ける限り、羨ましい気持ちは常につきまとうのです。