【目次】
・ストレスフルとは
・ストレスフルな職場の特徴
・ストレスフルになりやすい人の特徴
・ストレスフルな状況を抜け出すには
そもそもストレスフルとは
女性の社会進出が進む一方、家庭・子育て・仕事と多忙な生活の中でストレスフルな状態に陥っている人がたくさんいます。ストレスは心身に悪影響を及ぼすこともあるため、できるだけストレスフリーな生活を目指したいものです。
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ストレスフルの意味を知ろう
ストレスフルとは、強いストレスを感じていることを表す言葉です。「ストレス」は外部からの刺激によって心身に負荷がかかった状態を指します。その状態でさらに強い負荷を感じたときがストレスフルな状態です。よいストレスはモチベーションを高めてくれたり元気を与えてくれたりして、ハツラツと生きるためのスパイスのような役割を果たすこともあります。一方、悪いストレスは心身の不調を招き、つらい思いをしている人も少なくありません。ストレスフルはよいストレスではなく悪いストレスを強く感じている状態であり、長期間続くと心身への悪影響が心配です。
反対語はストレスフリー?
ストレスフルとは真逆の状態が「ストレスフリー」です。ストレスフリーは精神的な緊張や体の不調がなく、穏やかな状態のことを指します。ストレスフリーな人はポジティブ思考です。物事を悪い方向ではなく前向きにとらえる習慣があるため、ストレスがたまりません。不安に支配されないことから心に余裕があり、どんなときも落ち着いています。仕事などでストレスを感じることもありますが、趣味や運動など自分に合った方法でストレスを発散して、精神を良好な状態に保つ工夫も欠かしません。
ストレスフルな職場の特徴
強いストレスを感じる主な原因の一つに、職場への不満や悩みがあげられます。表面的には魅力的な会社に見えても、いざ働いてみると人間関係や労働環境などの問題に頭を抱えるケースもめずらしくありません。
人間関係のトラブルがある
職場には性格や価値観が異なる人がいるのがあたりまえで、トラブルが起こることもしばしばです。派閥があったり、嫌な上司や同僚がいたりすると、出勤するたびに強いストレスを感じてしまいます。状況を打破するために改善策を提案しても、上司や職場の風土によっては聞き入れてもらえません。昔からのやり方に固執して、新しい意見が採用されないのもよくあるパターンです。仕事によっては上司と部下または顧客と職人といった立場が異なる人の意見をすり合わせる必要があり、板挟みの状態に陥ってストレスが蓄積されるケースもあります。
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勤務時間があまりにも長い
ストレスフルな職場は残業や休日出勤が多く、心身ともに疲弊しやすい環境であることも多いもの。ワーママの場合は子どもとの時間が減り、家事をする体力や気力もなくなって無気力状態に陥ることもあります。保育園や学童保育などが開いている日時も決まっているため、残業や休日出勤を断ったことで肩身の狭い思いをする人も後を絶ちません。どんなに仕事が好きでも、心身をしっかり休める時間も必要です。休みなく働き続ければストレスや疲れがたまって、仕事と子育ての両立が難しくなる原因にもなります。
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厳しい社内規定やノルマがある
社内規定は職場の環境をよくするために必要なものではありますが、あまりにも厳しいと息苦しさを感じます。職場によっては「女性社員が男性社員のお茶を入れる」「ボーナスが入ったら部下に奢る」などの暗黙のルールにストレスを感じることもあるようです。特に営業職についている人は、高いノルマを課せられてストレスフルな状態に陥ることもあります。ノルマが高いほど、職場でも家でも仕事のことが頭から離れず、気が休まりません。ノルマをクリアするために残業を余儀なくされるケースもあり、ストレスがたまる一方です。
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ストレスフルになりやすい人の特徴
ストレスフルになりやすい人は、性格や考え方などに共通点があります。よく見られるのが、筋を通したい真面目な性格がゆえに自分で自分を追い込んでしまい、ストレスをため込んでしまうケースです。
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責任感が強く完璧主義
責任感が強い人は、頼まれた仕事を断るのが苦手です。本当はやりたくない残業や休日出勤も、責任感に駆られて誰よりも積極的に引き受けてしまうこともあります。責任感が強い人の中には完璧主義の人も多く「失敗は許されない」と自分で自分を追い込んで、ストレスフルな状況をつくってしまいがちです。完璧を追い求めるほど考え方が凝り固まって、柔軟性や適応力も低下します。物事が円滑に進められず、さらにストレスがたまるという悪循環に陥るのも難点です。
気持ちの切り替えができない
ストレスフルになりやすい人は、1度イライラしたり落ち込んだりすると、いつまでも引きずってしまいます。家庭内で何かあったときは職場でもモヤモヤが続き、家に帰ってからも職場での失敗や不満が頭の中をぐるぐる巡って、常にストレスフルな状態です。気持ちの切り替えが苦手な人は、言いたいことが言えない性格でもあります。「言ったら嫌われるかも」「どう言えばいいかな」と悩んでいるうちに、伝える機会を逃しがちです。結局気持ちを消化できないまま悶々と過ごし、どんどん気が滅入ってしまうこともあります。
断ることができず一人で抱え込む
頼まれごとを断れないタイプの人は、悩みを一人で抱え込んでストレスをため込みやすい性格です。本当はいっぱいいっぱいでも、頼まれると「期待に応えなきゃ」と何でも引き受けてしまいます。途中で「やっぱり無理かも…」と思っても、誰かに助けを求めるのが苦手です。結局求められた仕事をこなせなければ、自分の評価が下がり、強いストレスに見舞われてしまいます。よく言えば我慢強い性格ですが、要領よくこなせないと裏目に出てしまうのが悩みの種です。
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ストレスフルな状況を抜け出すには
ストレスフルにならないためにも、ストレスをため込まない習慣を身につけることが大切です。自己管理に気をつければ、時間にも心にも余裕ができてストレスフリーな状態に大きく近づきます。ストレスを発散するための息抜きも仕事のうちと思って、意識的に取り入れましょう。
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困ったときは周囲の人に頼る
自分の能力では対処できない仕事は、最初から引き受けないようにするのが、自分だけでなく周囲のためにもなります。引き受けてみたもののやっぱり無理だと感じたら、周囲に助けを求めることも必要です。できるだけ周囲に迷惑をかけないためにも、自分の抱えている仕事量とペース配分を常に把握しておきましょう。曖昧では、頼まれたときに「できるかも」と勘違いしてしまいます。きちんと把握していれば「今は忙しいから無理」とはっきり断ることができる上、無理なく仕事をこなせるようになり、ストレスがたまりません。
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ストレス解消方法を身につける
ストレスをため込まないようにするためにも、日ごろから心身の状態に目を向けるクセをつけましょう。ストレスフルになりやすい人ほど、心のSOSを見て見ぬふりしてキャパオーバーに陥りがちです。少しでも疲れていると感じたら、趣味や運動など自分に合った方法でストレスを発散してはいかがでしょうか。仕事の合間に甘いものを食べて息抜きを図るのも手です。コンビニのちょっと贅沢なスイーツをコーヒーと一緒に食べるだけも気分が晴れるかもしれません。ストレスが軽減されることで集中力が高まり、仕事もはかどって一石二鳥です。
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