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BEAUTY ベースメイク

2024.07.11

透明感を引き出すメイク術! 徹底した肌作りとこだわりのパーツでピュアフェイスを作る

「透明感がある人」はいつの時代も素敵ですよね。姿勢や服装、立ち居振る舞いなどを総合して「透明感がある人」と判断されるものではありますが、メイクも大事な要素のひとつといえます。実はメイクで透明感を演出したいなら、いくつかの仕込みが必要です。その方法をパーツ別でこっそり伝授します。

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「透明感」の有無、その差ってなに?

くすみのないツヤ肌

モデル・樋場早紀さんの写真

透明感がある肌は、くすみがなくツヤがあります。それでいて厚塗り感がないのが特徴。

くすみをカバーしようと下地やファンデーションを厚塗りしたり、ツヤを出そうとハイライトを足しすぎてテカリになったりするのは△です。

程よい血色感

モデル・近藤千尋さんの血色感メイク写真

血色感は肌のくすみを払拭するのに不可欠。でも、顔から浮いて見えるくらいの濃い色は、透明感を出したいなら避けるのが賢明です。

大人におすすめなのはベージュみを帯びたさりげない血色カラー。肌に溶け込みながらもふわっとした明るさが出るような血色感です。

リップはお疲れ感が出ないよう、ツヤのあるタイプをセレクトすると元気に見えます。

肌なじみのいいカラーメイク

似合わない色をメイクに無理に取り入れるより、その人に似合う色を取り入れたほうが、肌がきれいに見えたり透明感が増したりすると言われています。

たとえば、パーソナルカラーを参考にしてみるとよいかもしれません。

パーソナルカラーとは、その人の肌や目の色など生まれ持ったボディカラーを元に、それをより美しく見せることが可能な似合う色を診断する方法です。

好みの色、きれいだと思う色とは違い、その人の肌をくすませない色、痩せて見える色など、見た目の欠点をカバーしてくれる色です。

なじみいい色のアイテムを使い、自分の肌色を生かした透明感メイクを目指しましょう。

【ベースメイク】スキンケアも重要! 透明感はツヤで仕込む

うるおいをキープするスキンケアで土台を作る

透明うるおい肌を作るベースメイク前のスキンケア方法について、ヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさんに伺いました。

\How to/

STEP1:オイルを仕込む

モデル・樋場早紀さんが両手で顔にオイルを塗っている写真

「洗顔後、スキンケアの最初に美容オイルをつけることで次に使う化粧水が深く浸透しやすくなり、潤いの持続力もアップします。メイク前なのでスクワランなどのサラッと軽いオイルを使うのがおすすめです。オイリー肌や混合肌の場合は乾燥しやすい部分のみでOKで、Tゾーンや鼻下、あごは避けましょう」(佐伯さん)

STEP2:化粧水でコットンパックする

樋場早紀さんがコットンを両手で持っている写真

「化粧水を深く浸透させるためにはコットンパックが最適。頰、額、鼻、あごはもちろん、こめかみや鼻下など、できるだけ隙間なくパックします。化粧水の量が足りないとしっかり補水できないので、コットンにたっぷり含ませましょう。顔全体にコットンをのせたら2分程度パックします。この間にステップ3と4のマッサージをします」(佐伯さん)

STEP3:耳まわりをマッサージする

樋場早紀さんが耳の上に両手首をあててマッサージしている写真

「こめかみや耳まわりは血管やリンパが集まっている部分で、ここをマッサージすると血行がよくなり、老廃物が流れやすくなります。手のひらの下側の厚みのある部分をこめかみにあて、肌に垂直に圧をかけながら小さく円を描くようにマッサージします。こめかみを15秒ほどマッサージしたら、耳上→耳後ろ→耳下も同様に行います」(佐伯さん)

STEP4:目のまわりをマッサージする

樋場早紀さんが眉毛に両指先をあてている写真

「繊細な目まわりはツボ押しでめぐりを高めます。ひとさし指、中指、薬指の3本を眉にあて、やさしくプッシュします。プッシュ→指を離す→プッシュを20秒ほど繰り返したら目尻側、目の下も同様にプッシュします。眼窩と呼ばれる目まわりの骨に沿って、眼球を押さないように気をつけましょう」(佐伯さん)

STEP5:美容液・乳液・クリームをつける

樋場早紀さんが両手で乳液を顔になじませている写真

「コットンパックのあとは、いつも通りのスキンケアを行います。アイテムのパッケージなどに記載されている使用量の通りにつけるのがおすすめです。肌全体につけたら、ハンドプレスでしっかりなじませます。ハンドプレスは美容液、乳液、クリームのそれぞれをつけるたびに行います。手の甲で肌に触れてヌルつきや水っぽさがなければ、なじんだサインです」(佐伯さん)

STEP6:ミストをしてティッシュオフする

樋場早紀さんが顔の右側をティッシュオフしている写真

「最後は、肌表面に残っている余分な油分などをオフするため、ミスト化粧水を顔全体にふきかけます。顔に直接かけるのではなく、顔の少し上にふきかけて落ちてくるミストを浴びます。そのあと、すぐにティッシュをやさしく肌にあて、ミストとともに余分な油分をオフ。こうすると下地やファンデーションの密着力が高まります」(佐伯さん)

みずみずしい下地を肌に塗布する

大人のベースメイクで試してほしいのは、やっぱり透明肌。クリアで艶のある肌はなんといっても若々しく見えるし、抜け感カラーのアイメイクやセミマットなリップなど今どきのポイントが映える顔に! とはいえ、大人だからある程度カバー力も欲しい。そのあたりのさじ加減が絶妙なベースメイクに注目です。

モデル・近藤千尋さんの透明肌メイク・アップ写真

\How to/

クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールルミヌの商品写真

▲【クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールルミヌ [医薬部外品] 】SPF38・PA+++ 30ml ¥7,700

紫外線や乾燥などのダメージから肌を守り、明るく澄んだ肌に仕上げる、大人にこそ使ってほしい美白化粧下地。美容液のようなみずみずしい感触で、肌を柔らかくなめらかに整える。

近藤千尋さんが下地を塗り込んでいる写真

下地は、フェイスラインを避けて中央部分にのみ薄く広げる。「白くなりすぎ?」と思っても大丈夫!

「ブルー」を仕込んで透明感を出す

手持ちの下地を塗ったら、重ねて下地を塗っていきます。大人が白浮きさせずに自然な透明感を出すなら「ブルー」がおすすめ。トーンアップ下地もありますが、40代はとくに黄ぐすみが出やすく、それが透明感を邪魔してしまうことがあります。黄ぐすみを打ち消して、抜けるような明るさを引き出すのが「ブルー」なのです。

\How to/

STEP1:ブルー下地を顔の中心にのせる

ジバンシイ プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ブルーの商品写真

▲【ジバンシイ プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ブルー】 ¥5,060

スキンケア成分90%配合のみずみずしくフレッシュな使い心地。肌に透明感を与えつつ、青白くなるのを防ぐ。光のオーラをまとったような状態に。

モデル・樋場早紀さんがブルーの下地を塗っている写真

ブルーの下地を、透明感がもっとも欲しい頬、くすみがちな口角下、眉上にちょんちょんと置く。顔の中心を意識して。

STEP2:ブルー下地を手早くなじませる

すぐに伸ばし広げます。ここはとにかく手早く。時間が経つとブルーの下地が乾き、ムラになりやすいので注意して。塗る範囲は顔の中心で、生え際・シェーディングゾーンは避けましょう。全体に塗ると立体感が失われ、顔が膨張して見えてしまう恐れがあります。

クッションファンデーションを肌に押し込む

軽く内側から輝きをもたらすようなファンデーションを肌へと塗布していきます。ここではクッションファンデーションを使用。

\How to/

クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ナチュレルの商品写真▲【クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ナチュレル】 SPF25・PA+++ 全6色 ¥11,550

ダイヤモンドの輝きに着目して開発された、新機構メッシュネット採用のクッションファンデーション。内側から輝くようなツヤをもたらすことで、透明感もアップ。肌に潤いを与えるのにベタつかない使い心地。

モデル・近藤千尋さんがファンデーションをスポンジで塗っている写真
スポンジで押し込むようにクッションファンデーションを重ねる。下地で明るくなった肌も、これで自然なトーンに。

こちらもおすすめ! 透明肌ファンデーション

アルマーニビューティ デザイナー リフト ファンデーションの商品写真

▲【アルマーニビューティ デザイナー リフト ファンデーション 1】SPF20・PA+++ 30ml ¥9,790

ツヤとカバー力を両立したリキッドファンデーション。ブルーのピグメントの効果で、肌にくすみのない透明感を引き出し健康的なみずみずしさを演出。

ラベンダーパウダーで黄ぐすみを抑える

ファンデーションで肌を整えたら、最後はラベンダーカラーのパウダーを使って柔らかな発光感を利かせましょう。黄ぐすみを抑えながらふんわりとした発光感で清潔な印象をアップさせます。色ムラが気になりがちな目の下や目尻は、コンシーラーを使ってカバーしようとすると透明感が失われる原因に。色で塗り隠すより、こうした光を放つようなパウダーで目立たなくするのが得策です。

\How to/

STEP1:ブラシにパウダーをとる

Hince セカンドスキンエアリーパウダー AP001の商品写真▲【Hince セカンドスキンエアリーパウダー AP001】 ¥3,190

空気のように軽い微細なパウダー。乾燥感なくさらりと上質な肌へ。明るく輝く肌トーンを演出するラベンダーカラー。

ラベンダーカラーのパウダーを、小さめのブラシにとる。つけすぎを防ぐため、手の甲で一度なじませ余分な粉をオフして。

STEP2:部分的にパウダーをのせる

モデル・樋場早紀さんがブラシでパウダーを顔に乗せている写真

パウダーは顔全体ではなく、部分的にオン。目の下、目尻の下、鼻筋、鼻の下、あご先にサッと重ねて。ハイライトのような際立ったツヤ感は出ないものの、くすみが払われ透明感を呼び込むと同時に、柔らかな発光感もプラスされ、品格ある透明肌が叶う。

【アイメイク】ヌーディカラーで光を集めるのがポイント

透明感を邪魔しないために眉は「薄め」を意識

濃さや密度がある眉より、きちんと感と抜け感のバランスがいい「薄眉」が、透明感メイクとの相性◎ 目元に軽やかさが出て、透明感ある明るいベースメイクにもぴったり。シアーなアイシャドウにもなじみつつ、きちんとした印象を与えてくれます。

樋場早紀さんの薄眉メイク・アップ写真

\How to/

STEP1:コンシーラーで眉毛の色をオフ

眉毛にスティックコンシーラーを塗っている写真

最大のポイントは、コンシーラーで眉の存在感を薄めること。スティックタイプのコンシーラーを、眉尻から眉頭へと毛流れに逆らうようにして直塗りする。

STEP2:スクリューブラシで余分なコンシーラーを落とす

眉毛にブラシをあてる写真

このままではコンシーラーがムラづきしているので、スクリューブラシで毛流れを整えながら余分なコンシーラーを落とす。このひと手間がダマっぽさをとり、眉マスカラの色をきれいに出しやすくなる。

STEP3:グレージュの眉マスカラを塗布する

眉マスカラを塗っている写真

眉マスカラは必ずティッシュオフし、余分な液を落とす。密度の多い中央部分から毛流れに沿って塗布し、そこから眉尻へと流していく。その後眉頭に色づけ。眉尻のような毛が足りない部分は、グレージュ系のアイブロウペンシルやリキッドで毛を描き足す。 

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