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BEAUTY ヘアケア

2022.11.28

シャンプーの洗浄成分って?美髪を育てるために知っておくべき選び方の基本

さまざまな種類がある「シャンプー」。原材料や成分もいろんなものが販売されていますよね。髪によい成分もあれば、あまりよくない成分もあるので、成分までしっかり覚えておけばシャンプー選びの参考になりますよ。そこで今回は、髪と頭皮に良いシャンプーの成分やおすすめのアミノ酸シャンプー、正しいシャンプー方法をご紹介します。

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シャンプーは主に6種類の成分が使われている

高級アルコール系

一般的な市販シャンプーの多くは「高級アルコール系シャンプー」に分類されます。洗浄成分は、鉱物油や動植物油脂をもとに作った合成界面活性剤で、低価格で使い心地がよいのが特徴です。

石けん系

天然由来の「石けん系シャンプー」は、環境にやさしく洗浄力が高いのが特徴で、安全志向の人からも評価されています。髪がきしみやすいので、クエン酸系のコンディショナーを併用するのがポイントです。

アミノ酸系

「アミノ酸系シャンプー」の洗浄成分は、アミノ酸から作られた合成界面活性剤です。肌と同じ弱酸性のため、肌や髪にやさしいのが特徴といえます。他のシャンプーと比べて高価ではありますが、安心して使いたい人におすすめです。

洗浄成分表には「ココイルグルタミン酸やグリシン」「メチルアラニン」「メチルタウリン」「ヤシ油脂肪酸」「ミリスチン酸」「サルコシングルタミン酸」などと記載されているはず。

また、子どもとシャンプーを共有する場合も、肌と同じ弱酸性の洗浄成分を含んだ「アミノ酸系シャンプー」が向いています。デリケートな子どもの肌や髪にも安心です。できるだけ時短でシャンプーを終えたいなら、リンスインシャンプーやアミノ酸系シャンプーなど、リンスやコンディショナーが不要なタイプのシャンプーが向いています。

ベタイン系

とにかく地肌や髪に優しい洗浄成分を重視したいという人におすすめなのが「ベタイン系」です。ベタイン系シャンプーは泡立ちがきめ細かく、使用感にも優れています。敏感肌の方でも使いやすいと言われているようです。

オレフィン系

オレフィン系シャンプーは、泡立ちが良く、洗浄力も高いことで知られています。

頭皮がベタつきやすい方におすすめされていますが、敏感肌の方には少々刺激が強すぎることも。

タウリン系

タウリン系のシャンプーは洗浄力が強すぎず、刺激が少ないと言われています。泡立ち良好で洗い上がりスッキリなのが特徴です。

成分表には「ココイルメチルタウリンNa」「ラウロイルメチルタウリンNa」「ココイルメチルタウリンタウリンNa」などと記載されているようです。

結局どの成分を選んでどの成分を避ければいい?

「硫酸」が付く界面活性剤は注意が必要

「硫酸」が付く界面活性剤は注意が必要

(C)Shutterstock.com

界面活性剤に何が使われているかは最低限チェックしたいところ。

刺激が気になる方や子供に使うシャンプーを選びたいという方には、アミノ酸系の界面活性剤を使用したアイテムが推奨されています。成分表には水の次に「コカミドプロビルベタイン」「ラウロイルプロビルスベタイン」「ココアンホ酢酸」などという記載があります。

逆に注意したい成分は「石油系合成界面活性剤」と「高級アルコール系」と呼ばれるもの。

例えば「ラウリル硫酸Na」「ラウリル硫酸カリウム」「ラウレス硫酸Na」「ラウレス硫酸TEA」「ラウレス硫酸Na」「ラウレス硫酸TEA」「ラウレス-3硫酸アンモニウム」「ラウリルエーテル硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」など。

よく見るとすべて“硫酸”という言葉が。これらは子供だけでなく大人の髪にも避けたいものだと言われています。

「もちろん、界面活性剤がすべてというわけではないし、その他の水や油や保湿成分などがどーでもいいわけでもないんです。でも、シャンプーやボディソープといった落としものは、洗浄剤が一番のポイント。そして、なぜ界面活性剤にこだわるかといえば、それがアブラを溶かして肌から汚れを引きはがすときに、肌にもともとあるうるおいのもとともいえる皮脂までも溶かして取り除いてしまうおそれがあるから。それが、子どもに使うものであれば、特に注意したいところ。子どもは大人のようにスキンケアしませんから」(美容ライター・エディター木更 容子さん)

シリコンは必ずしも悪ではない

ノンシリコンシャンプーが注目を集める今、シリコンは避けるべき成分のひとつなのでは?と思っている方も多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

シリコンとは、髪の表面を覆うキューティクルをダメージから守るのに効果的な成分。髪の表面を覆うキューティクルは、ダメージを受けるとはがれてしまいます。髪のツヤやなめらかな指通りのもとであるキューティクルがはがれてしまうと、髪はパサつき、枝毛・切れ毛などさまざまなトラブルが起きてしまうのです。

そのため、シリコンで髪の表面をコーティングし、キューティクルが受けるダメージを抑えることで、髪トラブルを予防します。メチコン・シロキサン・シリル・シランといった成分の表記があれば、それはシリコンシャンプーです。

シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーのどちらを使用するかは、あなたの髪質や理想の仕上がりによって選びましょう。

カラーやパーマによる髪へのダメージが気になる場合には、ダメージを保護するシリコンシャンプーが向いています。髪をしっとり、まとまりある状態に仕上げたいときにも、シリコンシャンプーがおすすめです。一方、ノンシリコンシャンプーは、さらりとした洗い上がりが特徴です。ふんわりした髪に仕上げたいときや、サラサラの髪に仕上げたいとき、またトップにボリュームを出したいときなどに向いています。

頭皮や髪のダメージに合わせた成分もチェック

洗浄成分だけでなく、保湿成分にも注目してみましょう。

例えば「オイル系」「コラーゲン系」「ヒアルロン酸系」。これらの成分は、髪の水分保有率を高めてくれるとされている成分です。

他にも「ケラチン」や「ヘマチン」といった補修成分もあります。これは髪のダメージにお悩みの方におすすめされている成分。

頭皮や髪の乾燥に悩んでいる方、枝毛や切れ毛など髪の傷みが気になる方は、洗浄成分の他にこれら保湿成分や補修成分もぜひチェックしてみましょう。

地肌に優しく保湿力もある市販のアミノ酸系シャンプー

N organic|マイルド&リファイニング シャンプー

N organic|マイルド&リファイニング シャンプー
▲300mL ¥3,300

ノンシリコンとは思えない泡立ちのよさを実現した「アミノ酸界面活性剤」を6割使用しているアミノ酸系シャンプー。その欠点であった泡立ちの悪さを、独自処方で解決しているから、頭皮をやさしくケアしながら気持ちよくシャンプーできます。

女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きをするといわれている「イソフラボン」を配合しており、頭皮環境を整え、美しい髪へと導きます。透明感とフレッシュさを持ち合わせた「グリーンシトラス」の香りが心地いい♡

ネオメディック|セルキュレイト スカルプ&ヘアシャンプー

ネオメディック|セルキュレイト スカルプ&ヘアシャンプー
▲500mL ¥4,950

漢植物エキスを贅沢に配合した無添加シャンプー。頭皮を健やかに保ちながら、毛穴の汚れもオフ。

VINTORTE (ヴァントルテ)|ボタニカルリペアシャンプー

VINTORTE (ヴァントルテ)|ボタニカルリペアシャンプー
▲250mL ¥3,080

京都生まれのナチュラルコスメブランドから敏感肌の人の頭皮を守るノンシリコンシャンプー。頭皮にやさしい11の無添加処方で、ツバキ種子油、バオバブ種子油、ホホバ種子油など13種のボタニカルエキスが贅沢に配合され、まるで美容液のよう♡ べたつきやかゆみ、雑菌から頭皮を守ります。洗浄成分の中でも髪や頭皮に負担がかからない、シルク由来のアミノ酸系洗浄成分を配合。

HANA ORGANIC|リセットシャンプー

HANA ORGANIC|リセットシャンプー
▲280mL ¥4,070

紫外線や乾燥、大気汚染など生活環境ストレスによる慢性的な頭皮ダメージをその日のうちにリセットして、正常なヘアサイクルへ戻すデイリー使いのシャンプーに注目。和漢植物やオーガニックハーブなどの伝承成分と、最先端の植物研究から生まれた高機能植物成分を取り入れた天然の美容成分たっぷりの泡が、髪と頭皮を優しく包み込みます。頭皮環境を整えて、自ら潤う豊かな美髪を育む理想的なヘアサイクルへと導くアイテム。アミノ酸系の洗浄成分を採用しているので、肌に優しく指通りも抜群。

ファンケル|マイルドクレンジングシャンプー

ファンケル|マイルドクレンジングシャンプー
▲通信販売限定 250mL ¥1,570

美容成分を贅沢に配合したスキンケア発想のヘアケア。健康な髪が育つストレスのない頭皮環境に整える。

hair supplement by LUX(ラックス ヘアサプリ)|サプリジェルシャンプー


▲左から/LUX ヘアサプリ スムースナー サプリジェルシャンプー・サプリジェルシャンプー&サプリトリートメント 450g 

たんぱく質の構成成分であるアミノ酸を”補給する”シャンプー。髪が抱えるダメージタイプ別に、細くて絡まるダメージヘア向きの「スムースナー」、太くてごわつくドライヘア向きの「モイスチャライザー」の2タイプ。髪に必要な成分にこだわっているからこそ、香り成分は最小限に控えた微香性、爽やかなウォーターグリーンの香り。

髪や地肌の健康を考えたシャンプーの正しい方法も

美髪を育てる6のポイント

人気ヘアサロン「GARDEN Tokyo」のトップスタイリスト、本木亜美さんに正しい髪の洗い方を教えてもらいました。

美髪を育てる6のポイント

Point1:髪を洗うのは夜!

「洗髪は夜にすることが鉄則。1日の活動で出た皮脂が酸化して、毛穴を詰まらせてしまうことがあるためです。また、髪のアンチエイジングにも関わる成長ホルモンは22時〜2時に多く分泌されると言われていますので、そのときに頭皮が清潔になっていると髪の健やかな成長につながることも考えられます。朝の洗髪で必要な皮脂を落としてしまうと、日中、頭皮への紫外線によるダメージが増えるという観点からも、できるだけ夜に!」(本木さん)

Point2:シャンプーの量は髪の長さに合わせて調整

「ショート〜ボブは1プッシュ、ミディアムは2プッシュ、ロングは3プッシュが基本。髪の多さや硬さで、半プッシュ程度ずつ調整してください。シャンプー前のお湯洗いをしっかりしておくと汚れが半減しているため、シャンプーの量が少なめでも泡立ちがよくなります。シャンプーを多く使うと泡立ちはいいですが、すすぎ残しが出てくるので注意してくださいね」(本木さん)

Point3:髪というより頭皮を意識して洗う

「シャンプーの目的は、頭皮の洗浄です。頭皮にたまった老廃物や皮脂汚れを落とすためと考えてください。まずシャンプー液を手のひらになじませてから、髪でなく頭皮につけます。前髪の生えぎわから頭頂部、耳の後ろから後頭部、襟足の3つのブロックを、順番に3回洗います。パーツごとに洗うことで、洗い残しを防ぎます。洗い方は、指先で頭皮をしっかりとらえて揉むように。何度も言いますが、頭皮を意識して洗ってください」(本木さん)

Point4:すすぎはシャンプーの倍の時間をかける

「洗うときよりも長く時間をとります。例えば2分かけてシャンプーしたら、すすぎには4分かける。すすぎ残しがあると髪や頭皮の負担になり、頭皮の炎症の原因になることも。完全にぬめりがなくなるまで、よーくすすいで。すすぐ前に、髪についている泡を手で落としておくとすすぎ残しが減ります」(本木さん)

Point5:トリートメントをつけたらコーミング

「髪に悩みを抱えている場合は、トリートメントがおすすめです。すすいだあとの髪の水分をギュギュッと絞ったら、トリートメントを毛先→中間の順につけます。油分の多いトリートメントは、残ると頭皮トラブルの原因になるので頭皮にはなるべくつかないように注意を。なじませたあとは目の粗いコームでザッととかすと、液が全体に行き渡るのでおすすめです。目の細かいコームを使うと髪に力がかかりすぎてダメージにつながる場合があるため、避けて。そのまま、湯船に入りながら5〜10分ほど放置します」(本木さん)

Point6:最後のすすぎはぬめりがなくなるまでしっかりと!

「トリートメントの油分のぬめりがなくなるまで、丁寧にすすぎます。毛先には少しトリートメント成分が残っている方がいい?と聞かれることもありますが、絶対によくありません。頭皮から毛先まで、十分にすすいでください」(本木さん)

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